10月22日 前夜
明日からスクーリングが始まる。私は、スクーリングに必要な主要5教科の教科書などをリュックにつめこんでいた。体調は、万全とまでは言わないけど、だいぶ回復してきた。行って授業を受けるほどまではできるんじゃないかと思った。
スクーリングは、全部で3日間。体力がもつかどうかという不安はあった。それでも、何かあったら舞美と南に頼ることに決めていた。
お母さん「明日、何時に行くの?」
私 「明日は、8時に家出るかな」
明日は、私を送るために休みをとってくれた。嬉しいけど、
お母さん「どこまで送った方がいい?」
私 「駅までで大丈夫だよ」
驚いた表情で私を見てくる。ホントに大丈夫か?と言わんばかりだ。
お母さん「ホント?」
想像通りの返答が返ってくる。
私 「うん。途中から、舞美とかも来るしね」
お母さん「無理しないようにね」
30分ぐらい過ぎたところから、舞美や南も電車にのってやってくる。どこで集合するかは決めてない。しかし、舞美のことだから、私の車両までやってきそうだ。
私 「わかったよ」
お母さん「たしか、3日間だよね?」
スクーリングは、3日ある。スクーリング場所まで1時間かかる。これが、往復となると、私の体力もいつまでもつか心配だった。
私 「そうなのよ。大変そうね」
お母さん「3日いったら、もう単位はとれそうなの?」
そうだ。お母さんの言うことが最も大事。私の場合、今回スクーリング受けても、まだ単位は完全に取れない。
私 「他の人は、もう取れると思うけど。私は、年明けにもう一回行かないといけないかな」
少しガッカリした表情を思い浮かべた。
お母さん「わかった。今日は、ゆっくりしなさいよ」
今日も私に優しくしてくれた。
私 「できるだけ疲れ溜めないようにするよ」
私ができることがあるとすれば、それは毎日調子よく生きること。それが唯一のお母さんへの恩返しになると思っていた。
お母さん「じゃあ、明日は8時に車出すから、それまでに降りて来なさい」
明日8時。私は、スマホに時間をメモした。いつもと同じくらいの時間だから気にはしてないけど、朝起きた時の体調だけはわからなかった。
私 「はーい」
どこか、私のことが心配なお母さんがいることが気がかりだった。




