9月23日 陸上競技大会
今日は、朝から、病院に向かっていた。みんなで集まってから早くも3日が経過しようとしていた。
ー9月20日ー
時刻は、7時20分を過ぎようとしていた。
私 「優衣がキレた時、どうしたの?」
真波「そこなんだよね。優衣が怒ったのが、球技大会の試合中でさ、私も謝れる状態じゃなくて。言い返してしまったんだよね」
私 「そりゃあ、そうだよね」
真波「後々、こうなるんだったら、言い返さなきゃよかったなぁ。ハハハ」
当時は、真波も冷静さに欠けていたようだった。
私 「今日、結構話すの?」
真波「あー。何も考えてなかったかな。話した方がいい?」
真波にとって、優衣はそこまで、気にする対象ではないのだろう。
私 「うーん。どっちでもいいんじゃない」
真波「優衣は、なんか言ってなかったの?」
私 「えっ?そこは、聞いてないよ」
真波「そうなんだ。てっきり、優衣は、明日花に言ってるのかと思ってた」
私 「後で言っておこうか?」
真波「別に大丈夫だよ。頃合い見て、話してみるし」
私は、優衣の冷静さに少し愕然としていた。
私 「わかった。でも、なんで、優衣はそこまでして怒ったんだろうね」
真波「たぶん、私がみんなに興味もってないように思ったんじゃない?」
私 「みんな?」
真波「今日集まったメンバーに」
私 「そういうことなの?」
私は、何となく気づいていたが、知らない程で話していた。
真波「たぶんねぇ」
私 「何か心あたりあるの?」
真波「うん。私、2年生の時、仲良くなった子がいて」
私 「あっ。もしかして、噂のBIG3?」
真波「知ってるの?」
私 「うん。優衣からも聞いたし、那奈からも聞いたし」
真波「那奈?」
私 「これ言っちゃいけないんだった。ハハ」
私は、つい、下田那奈のことを話してしまっていた。
真波「那奈って、下田」
私 「うん。同じクラスでしょ?」
真波「うん、うん。その話、聞きたい」
興味津々で、私の顔を見てきた。
私 「いや、その話は、おいといて。BIG3と仲良くなったらダメなの?」
真波「いや、那奈の話聞きたいんだけど‥‥。ダメじゃないけど。たぶん、優衣からしたらさ、私たちと仲良くせずに、なんで他の人と仲良くするのよって感じなのかな」
真波は、那奈の話を聞きたそうにしていたが、私の話に応答してくれた。
私 「ちょっと嫉妬してる感じ?」
真波「わからないけど、たぶん、そんな気がする」
私 「そっかぁ。でも、真波なら、上手に優衣の相手もしそうなのにね。わざと、しなかったの?」
真波「まぁ、そうかな」
私 「どうして?」
真波「中学校の陸上競技大会の時のこと覚えてる?」
私 「あぁ。あったね」
私は、この後、衝撃の事実を聞かされたのだった。
 




