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隣の芝生は青く見える
ドライブで海沿いの町へ行く。
お目当ての海鮮やカフェに向かう道すがら、目に飛び込んでくるのは、成功者が建てたような豪華な別荘です。
さらに目を凝らしてみると、サーファーたちの家がそこかしこに建っていることに気づきます。
思えば、サーフィンほど人生を丸ごと注ぎ込むスポーツも珍しい気がします。
サーファーと呼ばれる人たちは、家族まで巻き込み、家まで建てて、サーフィンにのめり込んでいます。
サーフィンのためなら長距離通勤も苦にならないのでしょう。
会社へ行く前にひと波乗ってから出勤する人も少なくないらしいです。
たぶん「ひと波」が生活の一部なんでしょう。
別にサーフィンがしたいわけじゃありません。
うらやましいのは、あんなふうに迷いなく人生を賭けられることです。
私も同じように働き、なんとなくオシャレっぽいマンションを買い、ローンをコツコツ払い続ける一人でした。
でも、彼らほどの幸福感を得られている気はしませんでした。
ちなみに「だった」と書いたのは、完済したからじゃありません。
マンションを売っぱらってしまったからです。
その話は、また機会があれば書きたいと思います。
隣の芝生が青く見えているだけなのかもしれませんが、とてもうらやましく思う今日この頃です。




