表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正社員を逃げ出したいんですよ  作者: そきおこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
13/25

ep13.使えない社員は体が弱いだけかもしれない

ある程度のレベルの会社に入るには、それなりに厳しい壁を突破する必要があります。


就職氷河期のまっただ中に就活期を迎えた私でしたが、本当に運良く、誰もが知る企業に入社することができました。


とは言え、内定をもらうまでに何度も試験を受け、ようやく手にした内定です。


かつての同僚たちも同じように厳しい壁を乗り越えて入社しています。


それにもかかわらず、「使えない」と言われる社員が出てきます。


もしかしたら、私もその一人だったかもしれません。


面と向かって言われたことはないので分かりませんが……。


ただ、自分自身、仕事がうまくいかないという思いはずっとありました。


いろいろ理由はありますが、大きな理由の一つに、私は体が弱いということがあります。


少し無理をすると、すぐ風邪をひきます。


かつての職場は、「寝てない自慢」が飲み会の話題になるような環境でした。


優秀な社員とは、とにかく働きまくる人でした。


そういう人が評価されていました。


私も同じように働こうとするんですが、定期的に風邪をひいて、パフォーマンスがガタ落ちします。


休みの日は体を休めることを優先して寝て過ごします。


すると運動不足になり、さらに体が弱くなります。


完全に悪循環です。


大企業だったこともあり、仕事のシステムはかなり洗練されていました。


だから普通に働いても、そこまで大きな差は出ません。


その結果なのか、たくさん働くことが優秀、みたいな空気がありました。


同じアウトプットしか出ないなら、量を出すしかない。


そんな超体育会系の働き方でした。


当時は、「自分は体が弱いんです」なんて言えませんでした。


人事考課面談では、努力が足りないと説教されました。


仕事のアウトプットが少なく、どんどん太っていく部下を見たとき、


「こいつ、実は体が弱いんじゃないか?」


そう想像したほうがいいですよ、と何度も言いたくなりました。


そんな猛烈会社で課長になるような人は、そもそも体が強いので、おそらく想像できないんだと思います。


でも、時代は変わりました。


働き方にはいろいろあります。


猛烈な働き方でダメになった社員が、コロナで在宅勤務になったら急に成果を出した、なんて話も聞きます。


ただ、私は転職後も、けっきょく染み付いた猛烈な働き方を続けていました。


夜中まで働き、土日にも働きました。


その結果、メンタルがダメになりかけました。


健康診断でも、血液検査で次々とひっかかるようになりました。


見かねた会社からは一線を外されました。


あんなにも仕事に打ち込んだのに無残なものです。


この出来事は、私に心身の健康以上に大切なものはないと実感させるものであり、それからはがんばって定時に帰っています。


どれだけ後ろ指をさされようと帰っています。


血液検査の結果はだいぶ良くなりました。


そして不思議なことに、アウトプットの量はあまり変わりません。


むしろ増えていますし、なぜか評価も上がっています。


健康なメンタルで集中すると仕事が捗ります。


いままでずいぶん無駄な時間を過ごしていたんだとよく分かりました。


余裕そうなので揶揄してくる人もいます。


でも、じゃあどうぞ代わりましょうか?


そんな心持ちであると同時に。


そんな同僚たちと一緒にやる仕事は、つまらないなぁとも思っています。


これからのAI時代に埋もれないよう、本気で前時代の働き方から脱却しないといけません。


正社員を逃げ出したいのも、こういう働き方への違和感が消えないからなんでしょうね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


このエッセイは、その日に考えたことだけでなく、昔の出来事や、ふと思い出したこと、将来の妄想などを気ままに書いています。


なので、ときどき20年前に戻ったり、未来へ飛んだりします。


もし共感したことや、「それは違うんじゃない?」「私はこう思う」ということがあれば、ぜひ感想を聞かせてください。


「小説家になろう」にアカウント登録すると、ページ下部の「感想を書く」からコメントできます。


また、「面白かった」「続きを読みたい」と思っていただけたら、評価やブックマークもしていただけると、とても励みになります。


みなさんの感想や評価を励みに、これからも妄想を膨らませながら書き続けていこうと思っています。


また次のエッセイでお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ