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匿名Aはロリコンである  作者: 匿名A
第二章『神の代理人』
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2章第4話:『成神善』

匿名Kが匿名Aに事件を話す4日前で一夏太が怪しい男に会ってから1日後。


一夏太がいつも通り席に座ろうとすると、


「うぇーい、そらっ!」


歩いている時に足を引っ掛けられ、盛大に転んだ。


「おいおいおいおい。なーにドジかましてんだよ〜?」


周りで笑いが起きる。


「…………」


「なんだよ、だんまりか?ひなたくーん?」


「耳でも悪いんじゃないの〜、きゃははは!」


周りの声を耳に入れまいと体を強張れせて立ち上がり席に座る。


いやでも昨日のあの男の話が思い出される。


あの時力が欲しいといえばあの男の化け物じみた力が自分のものに。


(いやいや!そんなこと考えちゃダメだ)


一夏太は杉田達3人のグループとあの男のことを意識しないように学校生活を送った。




2日後。


一夏太に対するいじめはどんどんエスカレートしていった。


物もなくなり、机に落書きなどもされた。


先生にも相談しに行った。


しかし、


「いやー、うん。そうだな、たしかにあいつらの行動はよろしくないが外部からのお前を気遣ってちょっと強めのスキンシップをしているだけだ。いずれしなくなる」


そういって取り合ってもらえなかった。


あとから聞いた話だと杉田の両親が学校に多大な寄付を送っており、それなしだと学校の運営が怪しくなるほどらしい。


そして、今日は今まで一番ひどいいじめだった。


午前中に完成間近の漫画が描かれたノートを取られ、返して欲しければ放課後に屋上にこいと言われた。


指示通りに一夏太は屋上に行った。


「おっ!きたきた、そんなにこれを返して欲しいのか?」


杉田が一夏太のノートを片手でぷらぷらと持ちながら話す。


「来てやってんだから返せよ!」


「そんなつらねぇーこといってないであそぼーぜぇ?一夏太くん」


ノートを取りに来た一夏太を杉田達3人は殴ったり、蹴ったりし暴行を加えた。


「おらっ!おらっ!」


「ははっ!きもちぃ〜」


「うっ!ぐっ、いっ!?」


暴力に苦しめられながらノートに手を伸ばす。


「あ?なんだ、そんなのこいつが欲しいのか?ほれ、ほれ」


杉田が微妙に届かない距離でノートをぷらつかせる。


「はーい、届きませーん。ざんね〜ん」


「ははっ!杉田煽りすぎ!」


「もう破いちまうか?このノート」


「え、それめちゃいいんじゃん。やろやろ〜」


「は!?やめっ、やめろ!」


「やめろって言われてやめる馬鹿がどこにいんだよ」


そして杉田がノートに手をかける。


「はーい、びりびり行きま〜す!」


杉田がノートを破ろうとしたその瞬間、


「ビシャッ…………ボトッ!」


杉田の体が突然破裂し、屋上に杉田の肉片が飛び散る。


「は?」


「ひゃ、ひやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


杉田が突然破裂し、真っ先に取り巻きの女子生徒が逃げようとした。


「まっ、まてよ!逃げんなよ!」


咄嗟に一夏太が逃げるなと叫ぶ。


その瞬間女子生徒の体も杉田と同じように破裂した。


「あっ!ああっ!あ、ああああ!どうなってんだよぉ!誰か、誰か助けてくれぇぇぇ!」


残りの一人も逃げようとした瞬間破裂した。


そして、一夏太の周りにはぐちゃぐちゃになった生徒3人だけになってしまった。


「うっ!おぇ、」


周りの惨状に思わず吐き出す。


「はぁ、はぁ。どう、なってんだよ…」


胃液を拭きながら立ち尽くす。


「わけわかんねーよ、どうなってんだよ!」


「どうなるも何もあなたが望んだことですよ」


後ろには気配もなくあの男が立っていた。


「お前はっ……!」


「ああ、そういえば名乗っていませんでしたね。」


男が綺麗なお辞儀をし、名乗る。


「私は神の代理人、成神善と申します。どうぞご贔屓に」


そういって満面の笑みで笑った。


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