解剖記録87番目 怒声
私たちは廊下を歩いていたが、どこかから怒号が聞こえてきた、
カスミ「……どこからなのよ……」
伏黒「これ廊下なのか……?」
廊下を歩いていたら、すごい音量で怒声が聞こえてきた。
カスミ「……ここだよね?」
そしてドアを開けた先には、人が二人いた。
カスミ「……これ、大丈夫だよね?」
警官「あんたら……もういい、なにか飯とかないか?」
伏黒「……おめー、ここで会うとはな、どうだ?サツに捕まるってのは」
警官「それで?面倒ごとを起こしてないか?」
伏黒「いいや、この世界になってからな」
カスミ「これ、よければ」
そして缶詰を渡した。
警官「ありがとう、それで、なんの目的があってここに来た?」
カスミ「ああ、少し武器を拝借しようと思って」
警官「それはできないな」
カスミ「どうしてですか?」
警官「……ちょっと待った、君ってラジオで叫んでた子?」
カスミ「そうですけど」
警官「……そうか、今の時代、上とも連絡着かない、だからもう世界の機能は停止している可能性が高い、自由に持っていけ」
伏黒「どうして捕まってたんだ?」
そして手足が拘束されてる人について聞いた。
カスミ「あれって……どういうことですか?」
警官「……ああ、この施設に収容してたやつだ、だがな、あいつらが出てから、解放できなかったんだ」
カスミ「そうですか……」
警官「それで、どうして大和組の構成員を連れてるんだ?」
カスミ「ボディーガード兼旦那です♡」
警官「……は?」
伏黒「こら、そんなこと言わないの」
囚人「ふごぉふごぉ!!!」
伏黒「お前は喋るな」
警官「まぁね……それで?どうするんだ?」
カスミ「まぁ……戦力が今のところあんまりないんだけどね」
警官「なら、俺も同行しようか」
囚人「ふにゃふぁい」
伏黒「お前はだめだ」
警官「よし、お前は今日付で解放だ」
囚人「おめぇいい加減に外せよ!?!?」
警官「ゾンビの餌にはなりたくないだろう」
カスミ「楽しそうだな……まったく」
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