解剖記録28番目 思考
もしも、私たちの生活が壊れたら…私も鬼にならないとな…
カスミ「…寝れないな…」
私はみんなが寝静まったころに起きた。
カスミ「……冷蔵庫…何があるかな…」
ふと冷蔵庫を見た……トマトいつこんなため込んでたっけな…」
カスミ「…トマトまるかじりするか…」
…最近、自分の生活が情けないことにひどいところまで堕ちた。
カスミ「未だ電気生きてるのか…」
なんで電気が生きてるのか、わからなかった。
カスミ「水も…なんでだろ…」
私はその水を飲もうとしたが…刺激臭がした。
カスミ「この水…腐ってるな…」
私は自室で水を見てみた。
カスミ「…なんだこの動いてるやつは…」
動いてるものを見たら、なにやらゾンビウイルスだった。
カスミ「…なんでここに…」
水道にゾンビウイルスが蔓延してるのか…?
カスミ「でも私はその水を飲んでたから…あれ…?」
もしかして…私、感染してる?
カスミ「…まずいな…でもなんともない…」
どうしてだろう、水を飲んでたけど…なんともない。
カスミ「潜伏期間なのかな…」
それにしても、数日前に飲んで、症状が出ないのは、少し変だ。
カスミ「…まさか…」
私の血を抜いて、その血にウイルスを入れた。
カスミ「……ウイルスが…消えていってる…」
…なんだ…?免疫は働いてないけど…ある物質に当たると…消えていく…
カスミ「…なんでだろ」
ウイルスの免疫は…あるかもしれないし、ないかもしれない、だから確定じゃない…
カスミ「まぁ、いいか」
その後、水を煮沸してウイルスが死滅しるか、いろいろと実験した。
カスミ「…熱を加えたり冷凍したら…大丈夫なのか…」
私はもうかれこれ2時に起きて、今は…5時か…
カスミ「…寝れるかな…」
私はベッドに入った。
カスミ「……寝れないな…」
どうしてだろう…将来の事よりも…不安の方がいっぱいだ。
カスミ「…親に一回だけでも会いたいな…」
親に聞きたいこともあるし…
カスミ「…寝ないでおこうかな…」
私はそのまま、ベランダを見た。
カスミ「……やっぱり…人が消えた空は綺麗だな…」
空は全く汚染されてない、朝日が見えた。
カスミ「…新しい一日が…始まるんだ…」
私は、起きてくる野獣に対して、朝ごはんを用意した。
カスミ「…卵買ってこないとな…」
そもそも、生存者のキャンプがあるのかな…
カスミ「……ホームセンターになにか通信機あるかな…」
健次郎「おはよー」
カスミ「おはよ…」
健次郎「寝れてないのか?」
カスミ「うん…まったく…」
健次郎「やっぱり、あの話で…」
カスミ「そう…だと思う」
私はそのはなしで、不安を抱いてると感じていた。
カスミ「…さて、あいつら、起こしてきて」
健次郎「はーい」
そして、今日の献立は目玉焼きだ。
カスミ「…上谷、今日はスーパーに行ってきて」
上谷「おつかい?」
カスミ「そう、腐ってない卵だぞ?」
上谷「あるのかな…」
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