第六十一話『(処刑のテーマ)』
「見せろ!もっと見せろ百合営業をよぉ!」
「ぐぬぬ……これ以上好きにされてたまるか!しかし一体どうすれば……」
「ちょっと気になったんだけどよ……。俺狼なんだよ」
「……あ」
しばらくして色々と考えた後、ギンは普通に匂いでどこにいるか把握できるぞと一言。ナラとクマは、そう言えば狼だったな……。と思い出した。と言う訳で、早速どの部屋にいるのかを見つけてもらう事に。
「この部屋だな」
「えっと……。地下室……?」
「そうだな。よし行くぞ」
そして、地下室に二人がいると匂いで嗅ぎつけたギンは、早速ナラとクマとギンの三人で地下に向かう。地下では、なんかもうしょんぼりしているミルと、必死に抵抗しているコノオの姿が。ただどっちもミノムシのようにブラブラ揺れているだけであるが。ちなみに、キングは頭にポンと乗せられていた。
「……辛い」
「ミル!助けに来たよ!」
「ふん。ようやく我の居場所が分かったか……。速くない?なんかもうちょっと用意してたよ?」
「うるさい!」
早速助け出そうとするナラだが、アッサリ捕まってしまう。考えてみれば、キングがいない状態のナラは本当にクソザコなので、こうなるのもそりゃそうと言う話。そしてミルと一緒のミノに突っ込まれるナラ。
「ふぎゃぁ!」
「あっナラ」
「はーっはっはっは!どうだぁ!コレが我の力だ!」
「クソッ!よしクマ、行け!」
「うおーっ!」
ユリレズに掴みかかるクマ。霊体が掴めるかと調子に乗っているユリレズだが、なんとここでクマに体を掴まれそのままバックドロップを食らわされる。堅い地面に脳天から突き落とされた結果、一発KO!
「しゃぁっ!」
「何っ」
気絶しそのまま拘束を解いてしまう。そして次に目が覚めた時、ユリレズはナラ達に囲まれていた。もはやボコボコにされるのは決まっているが、そもそもこいつは何なのかという疑問が出てくる。
「殺す……」
「ま、待て!俺を殺してなんになる!それよりも、もっと良い感じの百合行為をだな!」
「『♡・21』」
「グワーッ!」
が、そんな事はどうでもいい。一撃で燃やし尽くされてしまうユリレズ。しかし普通に復活してくる。流石に幽霊な奴を殺すことは出来ないようだ。
「悪かったよぉ……。そりゃ百合百合行為大好き人間でさぁ俺。そう言うのが見たいからってこの辺に住んでいる奴、この家に捕まえてこういう事やらせてきたけどさぁ……」
「ゲスが……」
「まぁまぁまぁ。実際問題、実害はそんな少ないからさぁ!たまに百合百合してっとこ見せてもらえりゃそれでいいから!な!?」
「おいこいつ殺そうぜ」
そんな訳だが、とりあえず話だけは聞くことにしてみた。




