第四十八話『愛し愛され旅日記』
『拝啓、自分へ。
いやまぁなんでこんな手紙に書いてるの?って自分でも思うかもしれないが、最近自分の名前が思い出せないのだ。……若干怖くなってきたので、忘れない為にこうして、手紙を書いている。最近三か月以上?半年以下?くらいの出来事だが、まずミルと言う可愛い猫娘に出会った。
彼女はいい人だとは思うのだが……スキンシップが多い。この前尻尾をモフモフされながらケツを掴まれたのは、流石に貞操の危機を感じた。……と言うか、僕の貞操はもう存在しないのだが……。いや、それはいいや。気持ちよかったし……。
その後ミルの師匠、タマさんに出会った。変な人ではあるが、悪い人ではない。変な人だが。それで、その後どこかに行ってしまった。そう言えばどこに行ったのだろうか?あれ以来音沙汰がない……。ミルのところに出没しているようではあるが、何をしているのだろうか……。
そして島を出た後、船でカウラさんと出会った。おっぱいが大きい人だった。そしてそこで、スゥと言うなんか良く分からないが敵らしい相手と、キングと出会った。スゥって人は多分、僕が戦った魔王より強い。……間違いなく。あそこで逃げてくれたのは、きっと幸運なのだろう。
キングは僕の武器として、今まさにその辺に立てかけている。なんか良く分かんないけどとにかく凄い武器であるらしい。……僕が倒した魔王と同じ名前だと言うのが、少し気になるポイントではあるが……。今は大人しいので、このままでいいと思う。
島を出て、その後確かギンと出会った。ぶっちゃけ出会いは最悪って感じだけど、それ以降はかなり大人しい。お姉さんがいたらこんな感じかなぁって。……。まぁいきなり襲ってきたのはどうかと思うよ。正直……。今じゃいい思い出って感じだけど。
あとカジノでいっぱいお金稼いだ事もあったっけ……。なんか骸が窓からこっちを見て来ているので、突き落としてみた。落っこちて行った。コイツと出会ったのも大体そんな時だったっけ……。なんかもうコイツに関しては関わりたくないよね正直。……何かを知ってる様子ではあるけど、関わり合いになりたいタイプではない。
で、ギンが槍を手にした。アレ凄い強いらしいんだけど、正直見た限りだとなんかもう、デメリットデカすぎてまともに扱えそうにない武器だと思った。僕には扱えないかなって……。
その後、コノオって子に出会った。悪い子じゃないんだけど、なんかもう押しが凄い……。ちょっと気おされちゃうくらいに凄いよ。色々言いたい事はあるけどね。ただまぁ、きっと分かり合う事が出来るはずなので、これからって感じ。
こんな感じだぞ、僕。忘れるなよ』




