第二十八話『久しぶりの休み。……と、イチャイチャ』
「……その槍は持ってって良いっすよ……。まぁ仕方ないっすから……ね」
「そうか。んじゃァ俺の槍って事にするわ」
Gとの戦闘から一晩明け、カンロはカジノへ帰り、ギンはそこそこボロボロになったので病院に行く事に。その間、キングとクイーンは喋りあいたいとの事なので、銀に手渡すことにした。さて、今宿にはミルとナラの二人。
「……久々だね、二人きりって」
「だね。……ねぇ」
「なんんっ!?」
何か言おうとした瞬間、即で口を塞がれる。舌をねじ込むキスでナラを黙らせた後、ベッドにナラを投げ、ミルも一緒にベッドに入る。目が座っていた。
「この二週間……、ギンとかのせいでイチャイチャ出来なかった。今日一日は……私のモノだ」
「み、ミル……?そ。その……お手柔らかに……」
それがスイッチを入れる一言になった。頭を掴んで逃げられないようにすると、さらに激しいキスをする。呼吸が出来なくなるギリギリまで舌を絡めあい、そして舌を外す。だがこれで満足するようなミルではない。尻尾に抱き着きながら、耳元で囁いてくる。
「今日は……眠らせないから……。絶対」
「み、ミル……」
囁いた後で、耳の中まで舌を入れてくる。ザラザラの舌に、耳を犯される感覚。未だに女子の体に慣れていないナラにとって、どれ程気持ちがいい事かは想像に出来ない。だが何とかしようと、ナラはミルの尻尾を掴む。
「にゃっ!」
慣れてはいるとはいえ、このタイミングで反撃されるとは思っていなかったミル。耳をピンと立て、尻尾を拘束する手が緩む。とりあえず抜け出したナラだが、今度は胸を鷲掴みにされる。……。まぁ、無い物は掴めないのだが。
「……壁かぁ……」
「お?今から喧嘩する?」
「……文字通り、キャットファイトだ」
なんか意味違くない?と思っただろうが、そのくらいミルも分かっている。分かって言っているのだ。そんな事。更にヒートアップしようとしたところで、階段を上がってくる音が聞こえる。誰なのかは分かっている。
「……」
なんにせよ、このままでは二人共終われない。そう思っていると、もう一人の足音が聞こえてくる。
「あ、ギンとか言う女!」
「なんだお前は……いや誰だよ?!ホントに!」
「俺ちゃんは骸!おい俺が奢ってやるから下行こうぜ」
なんか分からんが、下に戻ったらしい。何とかなったところで、結局最期までやる事を決めた二人。
「……じゃ、やろうか」
「……うん……」
そして、ギンが最終的に帰ってくるまで六時間、たっぷりしっぽりヤリまくりしていた。性の八時間ってか百合の六時間?的な奴だ(適当)。




