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黒い洪水(Black flood)〜地獄の世界線へようこそ〜  作者: ライヒさん
1933年 混沌から地獄への道
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レフ・トロツキーの失脚と死

趣味で書いているので温かい目で見守ってください。

中央アメリカコミューン連邦首都「メキシコシティ」

コミューン評議会議事堂にて(第三者視点)


「だから言ってるであろう!同志トロツキー、人民の繁栄こそが我々コミューン政府が最初に取り組むべき問題であるということを!今のメキシコシティを見ていないのか!人民の多くは配給されてる食事で飢えを凌いでいるが、仕事が少なく、あるとしたら軍、もしくは低賃金な仕事、これでは資本主義だったメキシコ合衆国となんの変わりがないではないか!!!」

「そうだ!そうだ!同志サンディーノの言うとおりだ!」

「何を言う同志トロツキーは世界革命という偉大なる目標に向かって邁進しているのであるぞ!今は軍に金を、軍需産業に金を突っ込まねばならない!!!」

「それでは軍が肥大化するだけで、そして軍需産業で儲ける会社にしか富が得られぬではないか!」

「そうゆうことがないように我々が監視し、そして高い給料を渡すことを確約させる必要が…」

「それではそいつが腐敗してたらちゃんとできぬであろう!同志サンディーノの言うとおり、民需に金を投資しなければならない!」


中央アメリカコミューン連邦での政治対立はこうゆうことになっている


与党側 世界革命主義(指導者はレフ・トロツキー)


野党側 一国組合主義(指導者はアウグスト・セサル・サンディーノ)


与党側の政策 軍需産業に対する投資と軍の拡大、そして内戦状態のアメリカ合衆国と南アメリカ連邦に侵攻し、南北アメリカ大陸を統一して【世界革命政府】の樹立を宣言する。


野党側の政策 軍需産業にも多少投資し、軍も国が守れるぐらいに拡大する、だがそれ以上に民需産業に大規模投資をし、現在の不景気を好景気に変え、人民を平等にそして公平に裕福にする。


人民からの人気


レフ・トロツキー 外国人なため、人気は芳しくない。


アウグスト・セサル・サンディーノ もう日本の有田権士並に人気があり、容姿も良いため人気が高い。(ていうかカッコいい)(人民も人間だね……)



コミューン評議会議事堂にて

(世界革命派の議員視点)


今の評議会には世界革命派が多数を占めてはいるが、人民からの人気は同志サンディーノが高く、今ここで「誰がこの国の指導者に相応しいか人民投票をしよう」と声があって、それが実現すれば、同志サンディーノが確実に勝利することになる。

そうなれば軍需産業の会社と癒着してる議員は粛清不可避であり、今もここでその声を出させないために抵抗している。だから自分も心配している、私個人では企業と癒着はしてないつもりだが、まぁ金を寄付してもらったことは何回かある、それで粛清されるのはまぁ心配しすぎかもしれぬが、この際同志サンディーノがあらゆる膿を吐き出すならやるであろうな………


同志トロツキーには悪いが私も家族が殺されるのは嫌だ、なので寝返る準備をしよう。


「同志トロツキー!今ここで私の勢力とあなたの勢力が言いたいことを言い終わった!そしてそれが終わってもまだ決着がつかない、なれば人民投票をしようではないか!誰がこの国にとって相応しいか人民に託そうではないか!」

「そうだ!そうだ!同志サンディーノの言うとおり人民投票を行おう!」

「何を言っている、今のお前らは同志トロツキーのおかげで重役をやっておるのだぞ!恩を忘れたのか!」

「国の問題に恩もクソもあるか!ていうかお前らは企業と癒着してるから抵抗してるだけだろう腐った膿共が!!!」

「何を………お前表出るぞ!!糞野郎が!!!」

「は?やるが腐った豚が!」

「それはブルジョアジーの悪口だアホ!」ブン!


おいおいおい殴り合いが起き始めたぞ……


「みんなやめろ!殴り合いをここでやるな!………………………………同志サンディーノ、個室で話し合おう」

「わかった、同志トロツキー」


この二人の個室での話し合い次第ではこの国の未来が変わるな。



コミューン評議会議事堂にて

(第三者視点)


この日、世界革命派にとっては悲劇として、一国組合派にとって喜劇が訪れた、それは………………


「わたしレフ・トロツキーはこの問題を人民に託すこと宣言する!」そう、事実上の負け宣言がくだされたのである。

「人民投票によって誰が相応しい指導者か決めよう!」



中央アメリカコミューン連邦の新聞より引用


レフ・トロツキー連邦評議会臨時議長閣下(大統領に相当)はアウグスト・セサル・サンディーノ連邦評議会臨時副議長閣下(首相に相当)の提案である「指導者投票」を行うことを決断、そして先日の人民投票によって初代連邦評議会議長に就任するのは………………………………………………………………………………………



同志アウグスト・セサル・サンディーノ氏であります!!!



中央アメリカコミューン連邦のある港

(レフ・トロツキー視点)


は………まぁ〜た負けたと言っていいのか、最初はロシアで、そして今度はこの中央アメリカで権力闘争に負けた、まぁ私が外国人であることと、私が唱えた思想が受け入れられなかっただけか、まぁ人生挫折の連続だ、次の亡命先は中央アジア社会主義共和国連邦、そこなら私の思想を受け入れてくれる人々がいるといいが……


ドン!……………………ゑ?



中央アメリカコミューン連邦の官邸にて

(第三者視点)


「同志サンディーノ、トロツキーが船に乗る途中階段に滑り、あたりどころが丁度悪く頭だったのでお亡くなりになりました」

「なるほど、事故死した、ということか」

「ええ、事故死です、あと同志」

「ん?」

「トロツキーには家族の身の安全を約束させていましたが……」

「ああ、あの密約か………『トロツキー自身に関すること』は何も結んでないからな、大丈夫だ」

「了解です、では予定通り家族は中央アジア社会主義共和国連邦に送ります」

「それでいい、あとだがこの国の国名も変える」

「変えるというと?」

「『中央アメリカコミューン連邦』から【中央アメリカ合衆国連邦】に変える」

「なるほど…………右派に配慮と政権に入りやすいようにする感じですか……それでは政権奪われる可能性が高まりませんか?」

「逆にそれでいい、長く政権の座につくと腐敗するからな、水は循環するに限る」

「なるほど、了解しました」



中央アメリカ合衆国連邦の政党


与党 中央アメリカ組合党(組合主義)

野党 中央アメリカ社会党(社会民主主義) 中央アメリカ革命党(社会主義) 中央アメリカ統一民主党(旧メキシコなどの右派グループの大連立)

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― 新着の感想 ―
[一言] どこの世界線でもトロツキーは暗殺される。 中央アメリカは、右派と左派の共存を目指す感じかな。アメリカ大陸も戦国してきたね~。
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