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黒い洪水(Black flood)〜地獄の世界線へようこそ〜  作者: ライヒさん
1933年 混沌から地獄への道
95/118

エジプト内戦

趣味で書いているので温かい目で見守ってください。


エジプト王国王都カイロ(当時首都機能をアレクサンドリアに移したのでここでは「名目上の首都」)

(第三者視点)


この日エジプトは悲劇を襲った、後にエジプトに多くの被害を被り、多くが死んだ内戦の引き金が今引かれてしまった。


パン!


「国王陛下が撃たれたぞ!!!」

「撃ったやつを取り押さえろう!!!」

「確保!!!」


「新たなるイスラム世界実現のために!アッラーフ・アクバル!」パン!

「犯人が自殺したぞ」

「糞が遅かったか」



エジプト王国アレクサンドリア(首都機能がある「事実上の首都」)

(王太子ファールーク)


「父上が死んだ?」

「そうです王太子殿下、そのため王太子殿下は国内の安定と秩序のために一刻も早く国王に即位を……」

「王太子殿下と首相!ご報告があります!」

「なんだこんなときに……入れ!」

「カイロにて起きました国王陛下暗殺事件を引き金にムスリム同胞団が突如として蜂起しました!それとともに復古運動も蜂起しています」


これは………


「軍はどうしてる?!」

「はい首相、軍に関してはムハンマド・ナギーブ中将(史実では大尉だったがカイロ革命での反政府組織の弾圧による活躍、将校などの多くが戦死したこともあり大尉を飛び越えてアンド王太子のお気に入りということで中将に昇進)がアレクサンドリアの軍と民兵、予備役などを集めており、現在アレクサンドリアだけの軍だけで3万います」

「他のは?」

「カイロは政府軍とムスリム同胞団、復古運動の三つ巴で戦っており、混沌とした状況であります!」


とんでもないことになった……



エジプト王国王都カイロ

(第三者視点)


「軍はどうした?!」

「今軍が民兵やらなにやらを動員して対処してますが、カイロまで手をのばすことはできないと連絡が……」

「わかった、望みが薄いなら、やれることをやるまでだ、おい!警官にも協力を頼め、協力してくれたら武器を配布しろ、あの旧式のライフルじゃ、反乱軍に負けるからな。」

「わかりました、早急に行きます」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「誰かいるか?!」

「あ、軍か?」

「ええ、軍です、ここの署長はどこに?」

「あ、俺だ」

「あなたですか、ですが…」

「私服てことだろう?暗殺事件のときたまたま休暇していてな、事件が起きたとき舞い戻ったは良いが、なんか戦場と化してて制服着る暇がなくてな」

「は…なるほど大変ですね、おっと協力の要請を忘れてました」

「協力の要請?」

「反乱を起こしたムスリム同胞団と復古運動の鎮圧をするために軍は警察と共同で鎮圧することを望んでます」

「なるほど…………だがこちらの銃火器は旧式のライフルと拳銃しかないぞ」

「それに関してはご安心を、ライフルも最新式のものを軍が支給しますし、あとそれ以外の重火器も配布する予定です」

「ならわかった協力しよう、この内戦で多くの警官が犠牲になった、その原因は銃火器が貧弱だったからな……」

「ではこのことを司令官に報告していきます、では」

「ああ」



カイロ、ムスリム同胞団の拠点にて

(第三者視点)


「今宵我々ムスリム同胞団はこのエジプトを欧米列強から解放し!イスラムの教えに法った国家建国を宣言する!アッラーアクバル!」

「「「「「アッラーアクバル!!!」」」」」

「そしてその教えを捨て、古代エジプトに回帰しようとする『復古運動』を打破せよ!この打破はアッラーの教えの名の下正義である!」

「「「「「アッラーアクバル!!!正義は我らにあり!!!」」」」」



一方復古運動では…

(第三者視点)


「エジプトに太陽神ラーを復活させよ!さすればこのエジプトは繁栄を謳歌している日本の如く成長するであろう!」

「太陽神ラーに万歳!」

(『補足』日本が繁栄歯ているのは天照大御神を祀っているからであり、であれば同じ太陽神のラーを崇めれば我々も富を得られると思っている)


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― 新着の感想 ―
[一言] エジプトは内戦で火がつきはじめましたか。 国王派は徹底抗戦、回顧派は日本みたいに太陽神を崇めて戦う、ムスリム同胞団はアッラーフ・アクバルを胸にと。 エジプトは三国志の展開ですね。
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