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黒い洪水(Black flood)〜地獄の世界線へようこそ〜  作者: ライヒさん
1933年 混沌から地獄への道
82/118

イタリア国王とドゥーチェ

趣味で書いているので温かい目で見守ってください。

イタリア王国王都『ローマ』

(ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世視点)


「ムッソリーニはどこだ?」

「国王陛下、ドゥーチェはもうすぐつきますのでお待ちしてください」

「ああわかった、ドゥーチェが来るまで余を一人にさせろ」

「で、ですが…………は!」

ドン!(ドアが閉まる音)


「は〜」


余が国王になって30年ぐらい経つか、初めの頃は父上の言うとおり、立憲君主として議会がまとめた内容を一通り見てから問題が無ければ了承していたが、時が経つに連れイタリア王国議会の質が低下していった。

これも腐敗した政治を寿長させたマフィアのおかげであり、そしてそのマフィアを通じて我が王国の民を搾取する政治屋どもだ。

どいつもこいつもろくでもないと思ったが、最初の頃は議会がなんとかしてくれるだろうという他力本願を願ってたな……


だが大戦ですべて変わってしまった、私は首相がフランス側で参戦するほうがいいと言われ、了承したが、まさかドイツがフランスに目もくれず、ロシアをはっ倒すとは思いもしなかった、で痺れを切らし、永世中立国だったベルギーに侵攻したもんだからイギリスが敵に、それと一緒に日本もやってきてしまった。


私はあのときを後悔した、『あの首相の言葉どおりにしなかったほうがよかった』と


でだ、私は信頼できる人物とともにその首相を失脚させ、一時的ではあるが軍事独裁政権を発足させた。(と言うなの専制政治だがな)


それで早期講話をしたことでリビアを取られずに済んだが、賠償金もあってなんやかんやイタリアは貧乏くじを引いた感じとなった。


これに対して国民の中から不満が続出し、あわや隣国のフランスが第二革命が発生したように我々が殺されると思ったが偶然なのか都合がいいのかもしくは奇跡なのかそいつらの不満をまさか失脚させた首相が治めるとはな……


まぁその首相も亡くなってしまったがな


そんなさなかあの男が現れた「ベニート・ムッソリーニ」だ。私は最初のころ「ガブリエーレ・ダンヌンツィオ」よりマシと聞いてたが、そんなにマシな訳がねぇと思いながら話をしたが……


まさか自分の軍隊を率いて、「私を首相に指名してくれ」と言うとはな……ダンヌンツィオよりマシと聞いてたがそれ以上の傑物だ。その時私はそう思っただから私の返事は「ベニート・ムッソリーニを首相に指名する」だった。


ベニート・ムッソリーニが首相、いやドゥーチェになってからは大きな改革が起こされた、マフィアに対しての弾圧、公共事業による積極財政などなど、あらゆる意味でイタリアに良いことをしてくれたが、その代わり独裁的な手法で中央集権化してるため(ていうかローマに進軍し、実力でクーデターを起こしたからな)多くの従来からいる政治家や政治屋の反発が半端なかった。


そして私はこれは利用できると思い、汚職など汚いことをやってない政治家を私が保護し、そしてベニート・ムッソリーニに対して「太った豚どもを殺せ、財産は任せる」と保護した政治家に対しての目溢し、そして腐敗の一掃を手伝ってあげた、これにムッソリーニは私の目の前で大喜びするから私は「喜んでる場合か?!早く仕事をせよ!」と叱咤したら、ムッソリーニは驚きながら「すいません興奮しすぎました、では国王陛下のお望みどおり豚どもを殺してまいります」と言って出てったあと、その豚どもは行方不明となり、そしてその財産はムッソリーニとファシスト党などが押収した、汚職をしないからって、豚どもが搾取した金を闇に放り込むのは無駄だろう?だからあいつらに『ボーナス』を差し上げた訳だ。


金は何処でも使う、あらゆるところでもだ、だから私の望む政治をしてくれるムッソリーニやその党に経費などの負担にそれを差し上げてもそんな悪いことはないだろう?そうゆうことだ。


これにより腐敗は現在より少なくなったが、組織は腐敗するものだ、だからファシスト党も腐敗がどんどん進んでる。

こうなることは鼻っからわかってたが、これに対してムッソリーニもそいつらのを切り捨てて、豚と同じ目に合わせてる。


私はいい臣下を持ったと思ったが、それがムッソリーニを疑うところまでに行くとは思わなかった。


ムッソリーニのやり方に気に食わないコミー共は反乱を起こし、私が生まれたナポリを奪いやがった、これに対してもムッソリーニも私と同じく怒り、軍を差し向けた。


ナポリを早急に取り戻すのに成功したはいいがコミーがシチリア島でガン待ちスタイルで待っており、一度軍を差し向けたら、ナポリを奪還するよりクソ難しいほど奪還が難しく、そしてほとんどの戦いで負けた事で休戦する羽目になった。


これにより私は…余はムッソリーニの力を疑うようになった。いつものごとく食事やスポーツなどで両者で絆を深めたが、それをブッ壊すほどあの憎憎しいコミーどものせいでムッソリーニを疑うことになった。


でだ、調べた感じでは(もちろん信頼できる臣下に調べさせた)ムッソリーニは尊敬はされてるが、飽きられてる感じがあるらしく、そこでムッソリーニにらローマ帝国の再興という「は?余が皇帝になるのか!?」と取り乱して臣下を困らせる失態を起こしたがんなことは閑話休題


余を利用して、国民からの支持を永続的に得ようとしていたもちろんこれは私利私欲のためではないと余は思いたい、だって人間は何日か経てば飽きる種族だ、だから興味がそそられるものを永続的に出し、そしてそれで権力を盤石にする。


ムッソリーニならそれぐらいやる男だ。そんななら余を利用してもいい、だが………


この『フランスと同盟』とはなんだ?ドゥーチェもまた過ちを起こす気か?それを問い出さないとな、でなければお前を大戦と同じく失(・)脚(・)させる羽目になる。それをさせないでくれよドゥーチェ。



同地

(ベニート・ムッソリーニ視点)


なんで呼ばれたんだ?重要なことはすべて国王陛下に隠さず話してるはずだが………


まさかダンヌンツィオ関連か?まさかな……あの話はもとからやらない予定であるし…………は?!まさかあいつ


「ドゥーチェ到着しましたよ」

「ああ、わかったありがとう、ここで待ってくれ」

「は!」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「国王陛下、ドゥーチェが来ました」

「おお、来たかここへ来てくれ」

「は!」

「余とドゥーチェ二人だけにしてくれ」

「わかりました」ドン!(ドアの閉まる音)


「……………………」

「……………………」


なんだこの無言の時間、なんか言ったほうがいいな


「…………国王陛下、私をお呼びになさったご理由は何でしょうか?」

「…………フランスとの同盟の話だ」


やっぱりだ!


「…………ですがその話はやめる予定ですが……」あと言うとどうやってそれを知ったかは言わない。

「…………ダンヌンツィオがフランスの大総統と秘密に会談したらしい」あのくそったれのじじ…いや老害野郎がぁ!なんてことをしてくれた。


「なるほど、それは大(・)変(・)なことになりましたね」

「ああ、大(・)変(・)なことになるのは確実だ、でだ提案がある」


提案?


「国家を賭けて一(・)芝(・)居(・)をやらないか?」


は???はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?














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― 新着の感想 ―
[良い点] 国王が食わせ者とは。 [一言] やっぱり太った豚の有効活用は分かってますね。フランスの厄病神に対して一芝居を打つ大博打。 ムッソリーニ、史実よりも周辺の状況が悪化しているけど、生き残れるか…
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