エピローグ:新しい命
結婚式から約五か月が経ち、ついに子供が生まれた。
双子の可愛らしい女の子だ。俺は生まれたばかりの赤子を抱きしめる。
「リア、よく頑張ったな」
「アレルがずっと隣にいてくれたから」
俺は陣痛でリアが苦しんでいる間、ずっと隣で彼女を見守っていた。俺にできることは何もなかったはずなのに、リアははにかんだ。
「私とアレルの子供……なのね」
「ああ」
「この子たちを幸せにしないとね」
「当然だな」
俺は赤子の頭をそっと優しく撫でた。
~七年後~
俺たちの子供は、それぞれリナとエマと名付けた。
二人ともひいき目を抜きにしても可愛らしく育っている。
三歳から剣の技を叩き込み、トレーニングをさせた甲斐あって、二人はめちゃくちゃ強くなっていた。そこらにいる大人の冒険者よりも強い。
「リナ、エマ。世界を冒険したら、またこの村に帰ってこような」
「リナ、おとーさんとおかーさん守る。また帰ってくるよ」
「エマもこの村大好き。またいつか戻ってくる」
俺たち家族は、ついに村を出て、冒険の旅に出かけた。
旅の途中は、苦難の連続だった。魔王の幹部を順番に倒して、魔王との決戦も乗り越えた。
数えきれないほどの魔物を倒して、この村に再び帰ってくるのはそれから十年後のことになる。
リアとリナ、エマは神様からそれぞれ優秀なスキルをもらった。
俺みたいに青天井のスキルではないのだが、すぐに使える高威力のスキルだった。
俺だけじゃなく、嫁と娘が二人いたから、魔王も倒せたのだ。
それから一年後にはリナとエマも結婚することになり、俺たち夫婦のもとから去っていった。
俺は平和になったこの世界で、リアと一緒にスローライフを送ろうと思う。
最終話までお付き合いいただきありがとうございました。
本作での反省点を洗い出し、新作を書いてみましたので、よろしければこちらも読んでみてください。
『転生社畜の隷属無双 ~異世界転生したら最弱職のテイマーだったけど、強制隷属で世界最強~』
【あらすじ】
ブラック企業で社畜として働いていた瀬戸和也は、デスマーチ中に見慣れないウィンドウを確認する。
【あなたは異世界に転生することができます】
「馬鹿げてる」
和也はそう思いながらも、転生することを望んだ。
和也は強烈な睡魔に襲われ、気がつくと――異世界にいた。
転生直後に遭遇した巨大なドラゴンは、和也を本気で殺そうとしていた。
和也はたった一つだけ与えられたスキル【強制隷属】を使ってドラゴンを隷属する。
これが、楽しい異世界生活の始まりだった――。
↓のリンクからすぐに読めます。




