高等部。もっと上手く行かない
この作品はAIを使用しています。ストーリーの構成と下書きは自分でやっていますが、読みやすい文章にしてもらうためにAIを使用しております。ほとんどの文章力はAIのものです。ご了承ください。
中等部でのあの「勘違い大爆死事件」から数年。俺――ユウキは、辛うじて高等部へと進学していた。
しかし、そこに溢れるような青春の光などあるはずもない。
中等部での悪評を引きずったまま、俺の性格はさらに歪み、今や不登校気味の引きこもり一歩手前。モテるために運動部に入ることすら放棄したツケが回り、鏡に映る自分の体型は、締まりのない、なんともだらしないものに成り果てていた。
クラスでは当然のように避けられ、話しかけてくる奴どころか、目を合わせてくれる奴すら一人もいない。
タイヨウとは同じ高校になったが、俺が徹底的に避けたため、今や完全に疎遠だ。幼馴染のローズも同じ学校にいるらしいが、俺があまりに学校を休むものだから、一度も見かけたことすらなかった。
「……クソが。なんで俺だけ、こんな目に遭わなきゃいけないんだよ」
薄暗い教室の片隅で、俺はいつも通り、世界への呪詛をブツブツと吐き出していた。
前世で見たラノベの主人公たちは、みんなもっと楽に、格好よく無双して、女の子たちに囲まれていたはずなのに。なぜ俺だけがこんなに惨めなんだ。
そんな風に、すべての原因を環境や他人のせいにしていた、その時だった。
――ドガァァァァァン!!!
校舎を激しく揺るがす爆音と共に、悲鳴が響き渡る。
窓の外、いや、廊下の向こうから迫ってくるのは、どす黒い殺気を放つ巨大な魔物だった。
「みんな、落ち着いて教室の奥へ! 私が食い止めます!」
担任の先生が前に出て魔法を展開するが、突如現れた凶悪な魔物にはまるで歯が立たない。吹き飛ばされる先生。一瞬で教室はパニックに陥り、生徒たちが我先にと逃げ惑う。
その混沌の渦中、ドサリと床にへたり込んだ一人の女子生徒がいた。
彼女のすぐ目の前で、魔物が鋭い爪を振り上げる。
(あ……あいつ、殺される……!)
俺の脳裏に、激しい衝動が走った。
『助けなければ』。強く、強くそう思った。
前世の記憶がある。男としてのプライドだってある。ここで助ければ、それこそ物語の主人公になれるんじゃないか。
だが――。
「動け……動けよ、俺の足……っ!」
動かない。一歩も足が前に出ない。
膝がガタガタと笑い、呼吸の仕方がわからなくなるほどの恐怖が、俺の全身を縛り付けていた。
脳内では「どうしたらいい」「魔法はどう使う」「洗浄の魔法なんて何の意味がある」と言い訳ばかりが溢れ出て、視界が恐怖で白く染まっていく。
誰か、誰か助けてくれ。そう心の中で情けなく叫んだ、その瞬間。
「――『烈風斬』!!」
後ろから放たれた鋭い風の刃が、魔物の腕を切り裂いた。
凄まじい風圧と共に現れたのは、金髪を振り乱したタイヨウだった。
彼は怯える女子生徒を背に庇い、必死に魔法を連発して魔物を圧倒していく。完璧超人の彼なら、これくらい朝飯前なのだろう――そう思った。
だが、見てしまった。
魔物を倒し、ふぅ、と息を吐いたタイヨウの右手が、見たこともないほど激しく震えているのを。
タイヨウだって、怖かったのだ。死ぬかもしれない恐怖と戦いながら、それでも彼は足を進め、誰かを守るために剣を、魔法を振るったのだ。
タイヨウは乱れた息を整えながら、こちらに気づくと、いつも通りの優しい笑みを浮かべて声をかけてきた。
「ユウキ……! 無事か? 怪我はないか!?」
「あ……」
その言葉が、その優しさが、今の俺には鋭利なナイフとなって突き刺さった。
恥ずかしい。
あまりにも、自分が恥ずかしすぎる。
俺はタイヨウの声を振り切るように、その場から夢中で走り出した。
クラスメイトたちの視線も、倒れた魔物も、タイヨウの顔も、何もかもから逃げ出したかった。
息を切らし、誰もいない旧校舎の裏庭にたどり着いた時、俺は崩れるように膝をついた。
分かっていた。本当は、ずっと分かっていたんだ。
俺がモテないのも、チート能力を持てなかったのも、周りから孤立したのも、世界のせいじゃない。
きついことから、泥臭いことから、ずっと俺自身が逃げ続けていただけだ。
大した努力もせず、鼻先にぶら下がった下心だけで動き、上手くいかなければ他人のせいにする。口先だけで、中身なんて何もない空っぽの人間。
それは、この異世界に来てからだけじゃない。
前世の、あの退屈で平凡だった高校生活から、俺はずっと同じことを繰り返していたんだ。
「……ちくしょう、ちくしょう……っ!」
地面に拳を叩きつける。
だらしなく膨らんだ自分の腹が、逃げ続けた歳月の証拠のようで、たまらなく惨めだった。
視界が歪み、ボトボトと地面の土を濡らす。
異世界に転生すれば、魔法があれば、何か変わると思ってた。
だけど、中身が「逃げ癖のついた非モテの俺」のままじゃ、どこへ行ったって、何をしたって同じなんだ。
とめどなく溢れる涙の中で、俺は生まれて初めて、自分の本当の「最低さ」と正面から向き合っていた。
この話も全部AIです。終わるまでAI使いまくります。




