記憶するならインターネットを利用しなくちゃね?
記憶シリーズやっていきましょう。みなさんはインターネットをうまく活用できているでしょうか?
今日も今日とて『記憶シリーズ』やっていきましょう。本日のテーマは『インターネット』。情報が飽和するネットの世界だからこそ活用したい様々な検索術や活用法を、毎度おなじみ精神科医の『樺沢紫苑』氏著作『学び効率が最大化する インプット大全』並びに『学びを結果に変える アウトプット大全』を参照してご紹介していきましょう。
インターネットの"闇"というわけではありませんが、ネットは正しい情報、正しくない情報のどちらも存在する混沌のツールです。そこにはたくさんの悪意が、また悪意がなくとも曖昧な内容を記述されており、そのくせタイトルや引き込みの技術だけは素晴らしい、なんてサイトも少なくありません。では、そういったウソかホントかわからない情報が飽和している世界において、どういったポジショニングで学んでいけば良いのでしょうか?
インターネットから得られるモノは主に『情報』です。あるスポーツ選手が別のチームに移籍したとか、ある芸能人カップルが破局したとか、そういうリアルタイムの"生鮮食品"が広く扱われています。みなさんはそういった『情報』をどのように利用しますか? そう訊かれた時、学生だったら「友達との会話のタネになる」とか「スキなジャンルの"今"がわかる」といった思いが浮かぶかもしれません。しかし、こういった情報は先程も書いたように"生鮮食品"です。1日2日と日が経つほどに新鮮さは劣化していき、1月もすればほとんどの人が忘れ去られる。それは"知識"とは言えず、その場だけ盛り上がった後はすぐに消えてなくなる着火剤のようなものです。
記憶という意味において、頭に残しておきたいのはそういった情報などではなく『知識』のはずです。インターネットの世界ではそういった知識が網羅されている場所が限られているので、なかなかそれらを活用することは難しいでしょう。新しい物事を学習したいという場合は、まずは『本』で知識を蓄え、ある程度のレベルになったら"情報"を集めて知識をさらに発展させるようにしましょう。情報はあくまでも知識という土台を作った上で得ていきましょう。
さて、インターネットで知識を集める、ということを念頭にするとまずみなさんの頭に浮かぶのは『ウィキペディア』ではないでしょうか? ウィキペディアは非営利団体が運営している百科事典のようなサイトで、誰もが自由に作成、加筆、修正できるのが特徴です。この誰でも、というところが肝で、ウィキペディアに書かれている内容が誤りである可能性だって普通の存在するのです。いちおう編集を頻繁に行っている方々はたくさんの著書を参考にしていたりするようですが、出典元が確認できない、個人の主張が入っているなどどうしても正しい知識を記すには問題が絶えない空間でもあります。
キャンベル大学の調査では、疾患について書かれたページの実に90%に誤りが認められたのです。とはいえ、ウィキペディアは豊富な知識を蓄えているので使わない手はないでしょう。ではこういったサイトはどう活用すればよいのでしょうか?
よく使われている機能は『出典元』です。ウィキペディアには<要出典>という、出典元を教えてくれと訴えるような機能が存在します。それらに応えて出典元が記されていたのならそちらを確認するのが吉です。最低限『どのサイトで紹介されているか、信憑性の高いサイトか』、『誰が記事を書いているか』、『情報源の本や人は誰で、どのような組織の所属か』といった要点はおさえるようにしてください。とくにソース元の人物や大学などの組織は、その名前で検索すればかなりの数ヒットするはずです。ヒットすれば口コミや評判などでそれらの信ぴょう性も計ることができるでしょう。
気をつけなくてはいけないのは『科学的根拠のある事実』なのか、それとも『その人の主義主張からなる意見』なのかを見極めることです。たとえば野球の『本塁打』というのがあります。選手が放った打球がオーバーフェンスする様はいつ見ても気持ちいいものです。この本塁打は打球が"インフライト"という、要はフライのままオーバーフェンスした時に起こり得る他、記録上『打者が自らの打撃だけで得ることができた塁』がホームだった場合でも『本塁打』が記録されますので、つまり『ランニングホームラン』もホームランとして記録されます。
ところが、このルールを認めずに個人の主観で『ランニングホームランはフェンスを超えなかった打球だから本塁打としては認められないだろう』なんて書かれている記事があったらみなさん勘違いしちゃいますよね? こういった情報を取捨選択できるようにするためには、野球のルールであれば子どものころから少年野球を経験してルールをある程度知っているとか、経験者でなくともルールブックなどの本を購入して読んでみるなどの事前準備が必要です。
もちろん、わたしが日々書いている『つれづれグサッ』だって、読書で得た情報を基に書いているわけですがわたしの理解力不足のために違う表現になってしまったり、そもそもその本に書いてあった知識が近年の研究によって覆されたかもしれない、なんて可能性も拭えません。科学は日々知識を更新していくものです。気になった場合は『その知識が書かれている年月日』を確認するようにしましょう。最新科学の記事なのに、参照されている書物が1900年代のものだったらすこし慎重になったほうが良いかもしれません。
これら上記の問題を一気に解決してくれるポテンシャルを秘めているのが『専門家が情報発信するSNS』です。他にも『キュレーター』と言いますか、専門的な知識を網羅的に保存しておいてくれるサイトなどをお気に入り登録しておくと良いでしょう。応援席にいるオッサンが『アウトローのコントロールが投手の生命線』とつぶやくよりも、現役で活躍されてきたプロ野球選手が実感の伴った顔で同じ言葉を放ったほうが説得力や深みが違うでしょう? この"深み"というのは、経験に裏付けされた『きちんと説明できる』ロジックのある言葉だという意味です。
わたしはツイッターを嗜んでいるのですが、キュレーターとして数人の人物をフォローしていたりします(まあ知識のアウトプットで記憶することを念頭に置いているので適当なのですが)。まあざっくばらんに言ってしまえば、インターネットでの知識収集においては『有象無象の情報をフィルターにかけてくれる存在を見つけて、それらが選別した情報を取得する』というのがひとつのカギになるでしょうね。
ここでひとつ、インターネットを利用するのに便利な方法をご紹介しましょう。例えば"検索ワード"。ちょっと工夫を凝らすだけでかなりの精度で必要な情報を抽出することができます。
たとえばあるジャンルの検索において「近くにレストランないかなぁ……中華の気分じゃないからそれ以外で」なんて気分になったら、とりあえず"Google検索"で――、
『レストラン -中華』
――と検索してみてください。この"-"の記号をつけることで『このキーワードは検索結果から排除しておいてね』というお願いを検索システムにすることができます。ほかにも「あのことわざ、最後の方は覚えてるんだけど……なんだっけ?」というときは――
『*に念仏』
――と検索しましょう。ほかにもたくさんの検索に使える技がありますがそれらは『Google検索 コマンド』で検索してみてください。すぐに一覧が出てきますよ。他にも、もし自分の『Googleアカウント』をお持ちならば『Googleアラート』という機能を利用してみましょう。これは『キーワードを登録しておくだけで、それに関する記事をすべてメールで送ってくれる』というわりと便利な機能です。それらに併せて『プリントスクリーン(キーボードのPrt Scを押すとパソコン画面が画像としてコピーされる)』後に『ペイント(Windows標準搭載)』に貼り付けで記事を保存する、なんて小技をしてみたり、それらをまとめてフォルダ分けしてみたり、まあイロイロな使いみちがありますね。それらをかならずやらなければならないというわけではありませんが、使わないよりもとりあえずやってみたほうが良いのではないでしょうか?
本日は記憶術というよりも『インターネット活用術』みたいな感じになってしまいましたが、これらのツールを最大限活用すれば、もっと効率的に情報を収集できるでしょう。そのなかにはアナタが求めていた珠玉の知識が潜んでいるに違いありません。日々の検索に疲れてしまったアナタにちょっとでも役立つ知識を提供できたのなら幸いです。
まとめサイトに入り浸ってしまう生活にサヨナラしましょう。で、必要な情報だけまとめましょうかね。




