初心者にオススメの"大型犬"
犬ってすばらしいよね? 犬ってかわいいよね? そう思うでしょ? じゃあ飼っちゃおう! ちゃんと犬飼いのノウハウを頭に詰め込んでからな!!
さて、本日はわたしが個人的に大好きな『犬』についての話をしましょう。世の中には犬を飼ってない方が多いと思います。
なんと嘆かわしい!!
犬は人間にとって最高のパートナーです。朝は目覚まし時計が鳴る前に起こしてくれて、かまってくれないと目の前にしゃしゃり出て顔を舐めまくり、お散歩中はお構いなしに引っ張り回し、有り余る体力でご主人の体をギチギチにしてくれて、"ごはん"というキーワードには敏感に反応しステンバーイし、ひとたびお皿が降ろされれば一瞬で平らげ、眠る時は主人の寝床を奪う……なんてステキな毎日でしょうか!!
今回はそんな頼もしいパートナーの魅力をたっぷりお伝えすべく、日本でも代表的ないくつかの犬種をご紹介するコーナーを設けたいと思います。初心者も上級者も、犬を飼ったことある方もない方も、いや、むしろ経験の無い方にこそオススメしたいわんこたちをご紹介しましょう! っよ、いきなり犬種を適当にご紹介するのもアレですから、今回はひとつテーマを決めたいと思います。
今回のテーマは『大型犬』でいきましょうか。ちなみに、ここにある知識は私が犬との生活を過ごしていく上で学んだことと、『若山正之』氏監修『まるごとわかる 犬種大図鑑』をはじめとした複数の本、さらにワンちゃんのお世話、躾、知識などを題材として活動しているYoutuberの皆様方などの知識をもとに、私が独自にまとめて書いているものです。
さて、そもそも初心者に対して大型犬をオススメするのはよろしくないでしょう(オイ)。体が大きいということはそれだけでもお世話がタイヘンということで、食事やペットシートなどの費用も大きくなりますし、散歩の時間だって大きくなります。しかし、それでも私は大型犬を飼いたい! という初心者の方にご提案する、初心者にもオススメできる犬種をご紹介してみましょう。
犬種名を紹介する前に、私が実際に大型犬と暮らしていく中で感じた「タイヘンだな!」と思われる要素をいくつかご紹介しましょう。そんなのいいんだ! はやく犬の紹介をしろ! という方はすっ飛ばしてもらっても構いませんが、いや、やっぱり見てちょうだい。後学のためよ?
えーまず大型犬との生活のなかで頻繁に感じたのは『尻尾の凶悪さ』ですね。犬はよく尻尾をフリフリします。そりゃあそうでしょ、ご主人たちと一緒に暮らるのは幸せだもんね! で、その尻尾、小型犬なら小さいし力も強くないのでしょうが、大型犬はもうアレ立派な『ムチ』です。みなさんの想像事情にビシバシきます。テーブルの水が満タンに入ったコップでさえ落とします。顔にぶち当たったら軽く痛いです。こたつ付きテーブルなんかはその高さが丁度良く、尻尾を振る高さがテーブルを薙ぐような形になりますので、テーブルの上にある物は全て掻っ攫われてしまいます。こういった経緯もありまして、大型犬の飼い主さんは、テーブルに物を置いて立てておく習慣がなくなるでしょうね。
次に感じるのは『噛み跡』です。はい、アチコチ噛みます。とくに子犬時代は。おかげでうちの犬にとって、ちょうど目の前にあるよ、というったような段差はすべて噛み跡だらけになっておりまして、角があったはずの家具はすっかりガリガリしたウェーブがかかっているということになります。尻尾も同じことが言えますが、犬はこの噛んだり引っ掻いたり尻尾を振り回したりということで発生する"被害"が大きく、家の中ではそのような『破壊の跡』がひっきりなしに発生するということを忘れないでください。ケージに入れてるから大丈夫だ? ――ケージもカミカミして破壊して脱走するんだよなぁ。
あとは『抜け毛』でしょうか? レトリーバーの場合『ダブルコート』という、毛が2つの層を形成するタイプですので季節ごとの抜け毛は凄まじいものがあります。というかレトリーバーは通年抜けます。これは小型犬も一緒ですが、大型犬の場合は大きいので量も2次関数ばりに増えていきます。とくに『サモエド』なんかは、もうねぇ……いやぁタイヘンだろうなぁ。『シングルコート』の場合はそうでもないのですが、まあ抜け毛を気にして犬を飼うという方はいないと思われますので、それぞれ好みのワンちゃんを迎えてあげてくださいな。
最後に気をつける注意として『子犬は暴君。そしてすぐデカくなる』という点。えー、子犬は人間もなんでもどんな生き物でも暴君です。犬の場合はなんでもかんでも興味をもってズイズイ! とハナを突っ込んできます。気になる所は足を突っ込み、挑戦し、破壊の跡だけを残して戻ってくるという。まあゴジラみたいなものなので、彼らの体当たりをドンと受け止められる屈強な体を飼い主にも要求されるでしょう。人間は20年かけて成長しますが、犬は1年あればすぐ成犬と同じくらいに成長します。その時点ではまだ子どもなので、成犬の大きさの暴れん坊がそこにいると認識し、しっかり対処する豪胆さを持ちましょう。
対策として、子犬のときにしっかりと『人間の都合』を教えてあげなければなりません。といっても、犬の知能は高くて3歳児並なので、しつこく何度も、徹底的に一貫して物事を躾けていきましょう。そうすれば、犬は「ああ、これは人間にとってやってほしくないことなんだな」と理解してくれます。一貫性としつこさ、これこそが犬の躾の肝となることを覚えておいてください。
さて、まずはこのヘンで良いでしょう。他にもたくさん伝えたいことはありますがひとまず後々に回すとして、今回は宣言通り『大型犬』をご紹介していきます。
『バーニーズ・マウンテン・ドッグ』
――スイス原産。日本で飼われている大型犬の中ではメジャーな方の犬種ではないかな? と思います。四肢が太くがっしりした体型。古くは荷車を引くような用途で作成された経緯があるだけに、その力はかなりものもがある。体の基本色は黒。顔は白を中心として茶色がところどころにポイント高く存在感を表しています。
性格は温厚でやさしく、他の犬から吠えられてもほとんど動じることのない菩薩のような佇まいのワンコです。家族思いで子どもにもやさしく、家庭をもつ方にもオススメ。番犬としても優秀で、敵と判断した存在を発見すると唸り声をあげて家族に知らせることもできます。無駄吠えも少なく室内飼いまで可能というまさに初心者うってつけのワンコでしょう。
お世話をする上での注意点と言えば、この犬種は『ダブルコート』なので抜け毛の処理がタイヘンだということと、たれ耳でムレてしまうことがあること、大型犬の中でも豊富な運動量を要求すること、さらに暑さに弱いということです。散歩のほかに遊ぶ時間を設け、室内温度を適度に保ち、定期的な耳掃除に抜け毛用のゴミ袋を常に用意しておきましょう。小さなブラシひとつで事足りつと思うなよ?
『レトリーバー』
――代表として、ゴールデンはイギリス原産。ラブラドールはカナダ原産です。実は、ゴールデンラブラドールの他にもいくつかの"レトリーバー"が存在します。ただまあ、これらは"だいたい"一緒なのでそういったククリにしてしまおうと思ってレトリーバー、として紹介することにしました。それぞれ盲導犬や警察犬として重宝されている通り、物覚えがよく飼い主に忠実でおとなしい理想的な犬です。人間の心を読み取ろうという思いが強く、また献身的な姿は日本においても高い人気があり、大型犬のなかではトップクラスの飼育数を誇っております。
ゴールデンの体の色は美しい光沢を発する麦色や白。ラブラドールもそれと同色か黒、茶色などがあり、いずれの犬種もほぼ1色に統一されています。
どのレトリーバーも『ダブルコート』なので抜け毛は覚悟してください。とくにゴールデンは抜けるぞぉ? どちらも鳥猟犬という、飼い主が仕留めた鳥を咥えて持ってくるという仕事をしていただけに、物を咥えるという行為が大好きです。散歩の時間は大型犬としての平均でも良いですが、一緒に遊ぶ時間をもつことが大切になるでしょう。さらにレトリーバーは『とくに子犬時代に暴君と化す犬種』でもあります。ダメと言ってもめげない。やめなさいという言葉は聞かない。ムリやり引っ張ってもまたハナを突っ込む。いずれ飼い主が根負けして破壊行動に走るレトを見守るという図ができあがります。まあ、レトリーバーは総じて好奇心旺盛なので、許せる範囲では許してあげてください。逆に、このタイミングで好奇心を満たしてあげたほうが、成犬になった時に落ち着くのが速いのではないかなぁ……と個人で勝手に思っています。根拠はないです。ただ経験的にそう思っただけなのでご注意ください。
『スタンダード・プードル』
――フランス原産。みなさんが知っているのは『トイ・プードル』でしょうが、実はこれ"トイ"なんです。ようは『小さなプードル』とう意味であり、実際のプードルは大型犬なのです。この犬種もレトリーバーと同じく鳥猟犬として活躍してた歴史があり、貴族の愛玩犬として小型化していった経緯があります。
性格はとてもフレンドリーでお利口さん。飼い主の言うことをよく理解し、忠実に守ってくれる賢さがあります。敏感でエネルギッシュな部分がありますが、これを逆に利用してドッグスポーツなどに挑戦させることもできます。
犬にしては抜け毛が人間並に少なく、初心者の方でも楽にお手入れできるワンコでしょう。アレルギーの方も安心できます。ただし毛はどんどん伸びていくのでトリミングは欠かせません。近くにペットサロンがあるかチェックするだけしておきましょうね。また、自分でもカットを楽しんでみるのも一興でしょうか。プードルはとくにトリミング界でたくさんのカットパターンが存在します。これを機にペットのトリミング界に入門してみては?
トリミング、ドッグスポーツ……日本で人気"No1"のプードルって、実はこんなたくさんの可能性を秘めているワンコでもあるのですよ。そしてそれを引き出してあげるのは他ならぬアナタなのです。アナタだったら、大切なワンコの幸せのためにどのようなことをしてあげられるでしょう?
今回は、私が個人的にオススメできる大型犬を紹介しました。もちろん、犬により難易度はモロモロですし、例えば『土佐犬』なんて初心者はもちろん上級者にだって「ちょっと飼ってみない?」なんて軽々しくオススメできるものじゃありません。あいつら国によっちゃ『キケンだよ!』ってお墨付き貰ってるからなぁ……。
とはいえ、犬に罪はありません。あいつらは人間の都合によって交配させられた結果生まれた業のある生き物でもあります。それらと向き合い、生まれた犬の幸せを思ってどう行動するかという課題は、その犬を飼うことに決めたアナタ方それぞれにあります。アナタが迎えた新しい『家族』を大切にしてあげてください。お互いが笑顔になれるような関係を築いていってください。そして、わたしたちよりも早くいってしまうペットたちに、笑顔で"今までありがとう"を言えるような毎日を過ごしていきましょうね。
っべ、最後の文章を書いてた時自分の犬のこと思い出して涙でちまったよこんちくしょう。




