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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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安倍晋三元首相銃撃事件でふと考えたこと

そういやひと月も前の事件だったなぁと振り返ってね。ひとり妄想を膨らませたので書いとこうと思って。

 今回は知識的な話というより、個人的な感想をあれこれ勝手に書き綴っただけのエピソードになります。オッサンの独り言なんざ興味ないって方は今のうちに――慣れてください。




 2022年7月8日、午前11時30分過ぎ。日本中が震撼したであろう大事件が起こりましたね。長らく日本の首相として活躍されてきた安倍晋三氏が銃撃され、懸命の救命も叶わず、その後命を落としてしまいました。被疑者は現行犯として逮捕され、後はみなさんも知る流れですね。わたし自身も非常に驚きましたわ。当時は「こんな平和な日本で!?」的な声が多かったように思えます。


 当初のネット界隈では、警備会社の不備がやたら取り上げられていたように思います。ニュースでも海外の警備会社にインタビューとかしてたようで、安倍氏が銃撃された映像でも、一発目の銃撃音の後、しばらく時が止まったかのような"間"があったような気がします。その後、警備を担当した方を気遣うコメントだったりなんだったりが増えて、容疑者の新情報が報道されるごとに、警備会社についてはフェードアウトしてった感じ。まあ、わたし自身の感想ですが。


 ふと気になって、当時の安倍さんの動向を調べてみたんですよ。そしたら、選挙期間の議員ってメチャクチャ忙しいのね。安倍さんってば当日奈良に京都に埼玉と回る予定だったらしいし、ほかの議員さんもあちこち動き回るでしょ。タイヘンだよねぇ(他人事




 さて、銃撃事件から数日が経ち、ネットやニュースは犯人の動機にスポットが当てられるようになりましたね。犯人は用意周到に――というか周到過ぎるほどに――計画をたて、自作の銃を何度も試作した上で犯行に及びました。当初は政治的な思想での犯行か? なんて説もありましたが、すぐ「政治的じゃなくて宗教関連の問題よ」という旨の供述があったようで、その時から『旧統一教会』というワードが散見されるようになりました。彼のアカウントとされるTwitterアカウントまで見つかりフォロワー急増しましたね(現在はアカウント削除されているはずです)。


 動機的な話については、あまりひとつの動機だけにスポットを当てない方がいい気がするんですけどねぇ……。犯罪って基本的に『割に合わない』ものじゃないですか。で、犯罪心理学的に『原因論・機会論』っていうふたつの理論がある(以前の"つれづれグサッ"に書いた気がする)んですけど、それらでも『犯罪の動機がうんぬん』っていう考え方はあまりしません。


 犯罪はその人の境遇、周囲の環境、メディアから取り入れた情報、その人の気質や性格など、ありとあらゆる要素が複合して起こるものです。そりゃあたしかに最後のひと押し(・・・・・・・)的なアレはありますけど、それをゼッタイの動機としたらそれこそ『ハンガーを投げつけられた』だって立派な動機になります。それで「ああ、あの人はハンガーを投げつけられたから犯行に及んだのね」と納得できる人がいるなら、まあ仕方ないですけど――ないでしょ?


 って感じで、たったひとつの動機だけに注目するのは考えようなんですよね。たしかに旧統一教会のうんぬんは大問題ですけど、それ以外にも彼個人の境遇とか環境とか人間関係とか、ありとあらゆる要素を並べて考えないと『なぜ犯行に及んだのか?』というナゾを解明することはできないのです。


 っというオッサンの妄想でした。




 さてと、本日メインの妄想(・・)を垂れ流しましょうか。えーっと安倍元首相を銃撃した犯人は『旧統一教会(現:世界平和統一家庭連合)への恨み』という根底の想いがあったとされていますね。ただ、旧統一教会側の警備突破は難しいので、かわりに安倍首相を狙ったということらしい。まず『本当に"憎むのは統一教会だけ"ならなぜ安倍首相を銃撃したのか』という疑問が湧きますかね。まあ安倍首相自身旧統一教会とは先祖の代からお世話になってるようですし、犯人も安倍元首相本人に対する供述をしているようですが……ぶっちゃけちゃえば『本人に聞け』という問題なのでこの疑問が解決することはないでしょう。ただねぇ、現在の旧統一教会と国会議員に対する報道を見てると、なんだか複雑な心境にかられたりしますのですよ。


 なんだかんだで、犯人は『旧統一教会への恨み』を訴えたわけです。それを『安倍首相を銃撃した(殺した)』という行為により社会へ主張したわけです。テロというわけじゃないけど、これってば現代社会において歓迎できないことですよね。だって『"力"で物事を解決するのはよくない。話し合いで解決していこう』っていうのが、いちおう世の中の流れじゃん? ――今回の事件がテロ行為に当たるかどうかなんて知らんけど、これってば結局自分の主張を銃撃殺人という"力"で訴えたということですしおすし、この事件がきっかけで犯人の動機とされる旧統一教会へのバッシングが強くなってったら、けっきょく『ある種の"力"で訴えれば社会は変わってくれる』と学習しちゃう方がいるんじゃないかなぁと……ちょっぴり思いました。


 現代社会はストレス社会とも言われてるようですねぇ。




 ああ、勘違いしないでほしいのですが、わたしは旧統一教会のフォローをしてるわけじゃないです。犯人のフォローをしてるわけでもなく、気持ち的には中立です。


 で、2022年8月初旬現行の報道では、もっぱら『旧統一教会と議員の"つながり"』に関する報道がトレンドになっていますね。日本はメディアの独立性などイロイロ加味した『報道の自由度』が低めなことで有名ですが、今回の報道に関してみなさんはどんな感じに眺めていらっしゃいますか?


 これらと並列して、今んとこ『安倍元首相の国葬』に関するアレコレが議論されていますね。財源などの話し合いは継続中のようですが、期日や場所も決定してるしやるでしょう。9月27日、東京の日本武道館かぁ……ちょっと遠いなぁ、栃木県なら行ってたんだけどなぁ(チラッ


 まあ、冗談はよしといて、いかなる理由があったとしても殺人により命の灯火が消されてしまうのは悲しいことです。わたし個人としても、27日当日は東京方面にお辞儀するとかで喪に服しましょうかね。ん、その日は仕事か? まあそういうのは当日のノリで決めましょ。


 さて、本日はダラダラ個人的な感想をお読みいただきありがとうございます。お礼にせいいっぱいの愛を日光市からお送りいたしますので、受け止めてください。


 着払いでお願いします。

ぜんぶ妄想です。

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