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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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ラングリッサーのすすめ_その2

ゲームはこころの癒しです。アナタの心にひとしずくの清涼剤、ラングリッサーシリーズなんていかがでしょうか?

 わたくし事の完全趣味な話題全力でいくこの『ラングリッサー布教コーナー』。知識的な話ってよりかトリビアな話題を提供するって感じなんですけど、ゲームの歴史やらシミュレーションゲームやら裏事情やらのお話を題材にするってことは、やっぱりこれも知識系のお話ってことでいいんじゃないでしょうか? ――ムリか。


 本日も『ラングリッサー』について、わたしの記憶が保てる限りの話を展開していこうと思います。ラングリッサーモバイルは未プレイなのですが、過去作のラングリッサーシリーズはおおむねプレイ済みですので、ゲームの歴史的な話やシミュレーションRPGの話題、ちょっとした裏事情が気になるって方はぜひ読み進めていただければと思います。


 ついでに、わたしは同じ『犬物語』、現在は『DogStory(犬物語)』もしくは『犬物語』の名前で、ニコニコ動画およびYoutubeに『ラングリッサー3』の実況プレイ動画を投稿しております。興味ある方はぜひご覧いただければと思います。




 さて、前回はシミュレーションRPGというジャンルのシステムと、ラングリッサーならではの『傭兵』を活用したゲーム性の説明。ちょっぴり大人な絵の世界で現役活躍中の『うるし原智志』氏による魅力的なキャラクターデザインなどの紹介をしてまいりました。


 ついでにかんたんな『ラングリッサー1』のストーリーも解説しましたね。当時は5までシリーズ化するなんてこと夢にも思わなかったのでしょう。単体で見るとボーゼル様がけっこうはっちゃけた性格をしていらっしゃるし、そこまでキャラクターを深堀りしていないような感じでした。まあ、ゲーム性のほうが大切ですからそっちはもう王道的な感じにしたのでしょうね。


 閑話ではありますが、制作陣のなかにはたいへんな中世ヨーロッパ戦争オタクがいらっしゃったようで、実際に起きた戦いなどを参考に「こういう感じのマップにしてこういう敵編制にしよう」みたいな話がちょくちょく出ていたようです。その結果、続編の『ラングリッサー2』では青龍騎士団長レオンとかいう化け物が現れたわけなのですが、いや1のランスも大概だったけど。


 では今回は、シリーズを追いながら『ラングリッサー2』以降のストーリーを解説していきましょう。




 ラングリッサー1の世界から200年後。バルディア王国はすでに滅び、エルサリア大陸は群雄が割拠する戦国の世を迎えていた。ひとりあてのない旅を続ける今作の主人公『エルウィン』は、旅の途中で出会った見習い魔術師の青年『ヘイン』と旅を続け、ヘインの生まれ故郷である村にて身体を休めていた。


 その時、村に『レイガルド帝国』の兵が攻め込んできた。慌てた様子のヘインにより異変を察知したエルウィンは、「幼馴染のリアナが帝国に狙われている」という言葉に疑念を懐きつつ剣をとるのだった。


 序章はこのような流れです。1と同じように王道的な展開を向かえるのですが、制作陣もさすがに同じ展開は飽きたようで、今作は『人対魔』というよりも『人対人』的な構造になってます。確かに魔族も出てくるし、前作のラスボス(の前座)だったボーゼルも出てきますが、こちらの作品でもはやり前座。というより終盤からクライマックスだぜってところで退場してしまいます。


 この序章はそのままゲームの『1シナリオ目』なのですが、ゲームってレベルって概念があるじゃないですか。ステータスとか攻撃力防御力とか、このゲームは全員HPが10であることから、この攻撃力と防御力が重要になってきまして、1でさえも差があれば最終的に大きな差を生み出してしまうのです。


 で、1シナリオ目から先にあげた『レオン』ってキャラクターがでてくるんですけど、こいつすっげー強いんです。こちとら攻撃力防御力共に20くらいって感じなのにこいつは『攻撃力44防御力35』とかいうふざけたステータスしやがってます。まあ、ラングリッサーシリーズは伝統的に『1面にラスボス級の強さのヤツがいる』ってのがあるんですが、こいつはTAS(ツールを使ってプレイするチートもどき)でも使わなきゃ『シリーズ唯一、裏技を使わないと倒せない敵』となっております。


 理由は定かではないものの、帝国はこのリアナという少女を狙っているらしい。レオンの猛攻を運の助けもあり切り抜けたエルウィン一行は、エルサリア大陸の神である『ルシリス』の教会があるエストールへ向かうことになります。しかし、エストールにまで帝国の毒牙が迫っていました。レイガルド帝国はレオンを始め四天王的なポジションにいる強い将が4人控えております。さらに『皇帝ベルンハルト』本人も若い頃傭兵として名を馳せていた者であり、力による大陸侵攻を狙っている強国でありました。


 リアナを保護する手立てはないのか? そう考えついたとき候補に上がったのは『カルザス王国』。このあたり一帯を治める王国であり、周辺の国をまとめあげレイガルドに対抗している国でもあります。なんとかカルザス王国にたどりつきリアナを保護してもらうも、レイガルドはさらなる力を求めて禁断の手段に手を染めようとしていました。


 魔剣アルハザード。


 シリーズで初めて名前がでてきました。魔族の長が携えるとするこれは、持つ者に無限の力を与え上位魔族ですら使役することができるという。もし帝国がそれを手にしてしまったら、もはやカルザスでも対抗することはできない。一行は魔剣アルハザード復活のカギを握る『ダークロッド』の在処を求め、近くの川を超えた先に居を構えているという、数百年を生きる『大魔術師ジェシカ』に知恵を求めた。


 彼女は『ラングリッサー1』でもプレイヤーキャラとして参戦していました。前作との接点を意識させるという意味でも重要な立ち位置だったでしょう。彼女はエルウィンらにダークロッドの在処を教えますが、彼女の元弟子であり、現在レイガルド帝国の黒竜魔導師団を率いる『エグベルト』がその現場を盗聴しておりました。迂闊。


 口封じのため命を狙われるもなんとか乗り切る一行。そして、ジェシカはエルウィンを見て「200年前に仕えていたバルディア王家の王子も同じティアラを身に着けていた」と口にする。このタイミングで、エルウィンがラングリッサーを守護する一族である『光輝の末裔』だということが判明します。まあ、エルウィンは自分の世話係さんにさんざんっぱら聞かされてた話だったそうですけどね。


 世界にはびこる問題、そしてアルハザードの復活は魔族の世界の始まりを意味する。この問題に賢人ジェシカも立ち上がることを決意し、共に魔剣の復活を阻止しようと動き出した。しかしエグベルトの叡智は彼らの上をいき、ダークロッドはエグベルトに奪われ、さらにカルザスで守護していたリアナさえ誘拐されてしまう始末。今までさんざん苦しめられてきた炎竜兵団の『バルガス』を撃破するものの、それは決して手放しで喜べる状況ではない。全てが絶望に喫してしまうかという雰囲気に包まれるなか、ジェシカがふと言葉をつぶやく。


 ラングリッサーなら。


 200年前、エルサリア大陸を戦乱の渦に巻き込み、封印を解かれ魔を世にはなってしまったラングリッサー。二度と世に表れることのないよう、当時のジェシカがバルディアの城ごと海に沈めたが、アルハザードの復活まで時間がないことを考えれば手段を選んでいられない。と、そこへ駆けつけていたレイガルド帝国の妨害を受けてしまう。なんと、あの青龍騎士団長レオンも光輝の末裔であり、ラングリッサーにふれることができるらしい。争奪戦に勝利したエルウィン一行は、その勢いで皇帝ベルンハルトに立ち向かう。


 ――レオンが、本来光輝の末裔にしかふれられないラングリッサーに触れられるって話ですが、まあこの時点でそこまで深く考えていなかったと思われます。ここは争奪戦のシナリオにしよう的な塩梅だったんえしょう。で、そこにライバルキャラのレオンを据えた的な、ね? まあ、続編の『3』で正式にレオンが光輝の末裔である所以が語られましたが。




 ラングリッサーの力を用いて帝国に突入するエルウィン。そしてベルンハルトと対峙するも、そこにはあの『闇の王子ボーゼル』の姿が。ジェシカはこの時点でボーゼルの企みをすべて悟ります。ベルンハルトに対し闇の危険性を説くも聞き入れられず、ベルンハルトを撃破するものの、闇とう新たな脅威が誕生してしまった。そして、なぜかベルンハルト亡き後闇に加担するレイガルド帝国の兵たち。闇に囚われ操られたリアナ。全ての謎は魔剣アルハザード復活の儀式にて明かされる。


 リアナには幼少期に生き別れになった姉、ラーナがいた。彼女たちも『光輝の末裔』であり、ラングリッサー、そしてアルハザードに真の力を取り戻させるカギであった。リアナとラーナを触媒とし魔剣アルハザードを復活させたボーゼル。しかし、その姿を見たエグベルトは不吉な笑みを浮かべる。


 突如呪文を唱えるエグベルト。現れたベルンハルト。儀式の疲れによりアルハザードの力を発揮できず破れるボーゼル。そのままアルハザードに吸収され、彼の存在はこの世から消滅してしまう。


 そして、圧倒的な力をもつ男が無限の力を授ける剣を手にする。闇を司る神との契約を交わし、彼はボーゼルになることは無い。すべては戦争の無い世界のため、完全な、圧倒的な力をもつ『唯一』のもと治められる世界のため、彼はここまでの計画を練りきったのだ。


 圧倒的な力。しかし力による統治は成功しない。話し合い、互いを理解し合う心が必要なんだ。そう胸に想いを秘めたエルウィン一行は、ラングリッサーの真の力を解放させベルンハルトと最後の決戦に踏み切る。個の圧倒的な力、しかしラングリッサーは全ての人の想いをひとつにして無限の力を授ける聖剣。エルウィンはその想いを受け止めベルンハルトに対し、ついに瀕死の重傷を負わせる。


 己の最期を悟ったベルンハルトは、それでもなお皇帝だった。じぶんがこれまで起こした戦争にけじめを付けるべく、彼はアルハザードと共にこの世から姿を消した。忠義の士、レオンとともに。




 いやぁ疲れた。いちおうこれでラングリッサー2のシナリオは全部クリアです。で、この後のエンディングはプレイヤーがどんだけ良い戦果をあげたかって感じに分岐するんですが、まあ正史っぽいと感じるのは『エルウィンがリアナとくっついてウハウハする』って感じですかね。まあ、わたしはたまに隣国の王子に寝取られましたけど。


 で、ラングリッサー2に関してはすごいたっぷりなゲーム機へ移植されてます。しかもその度にパワーアップしてるっていうね。


 パワーアップ要素の中にはストーリーの微調整、修正がありますが、ラング1と2が同時に移植されたのでわりとその後のストーリーとの整合性が保たれています。まあ、そちらはみなさん興味あれば確かめてみてください。こちらはあくまで『メガドライブ版ラングリッサー2』のストーリーです。原理主義ってやつよね。


 さらにさらに、『ラングリッサー1&2』の移植は微調整のみならず(2のみですが)ルート分岐とかいうまた作り手からすればメンドクサイことをやってるのですよ。エルウィンの選択によって、プレイヤーはいずれかのルートに別れることになります。


 ・光輝の末裔として帝国や闇を打ち砕くルート

 ・レイガルド帝国に士官して力で大陸統一を果たすルート

 ・闇の勢力となり人間の世界を破壊するルート

 ・すべての勢力に背を向け覇道を征くルート


 どのルートもさらに細かい調整があるので、合計すると10くらいあるんですが、そのなかでもさらにセガサターン版に移植された最後のルート分岐がある意味で神がかっていましてね……わたし、メガドライブ版のほうをずっとやってた口ですから、エルウィンくんが帝国に加担するってだけでも衝撃的なのであの『破滅ルート』といったらもう……気になる方は、ぜひ動画投稿サイトを巡ってみてください。


 古いゲームと思われガチですが、ゲームシステムって根本的なところはまったく変わってませんのです。ですから、たとえメガドライブのゲームだってなんだって、その面白さに影がさすことは決して無いと思いますよ? 現在でも、たとえば『メガドライブミニ』とかゲームアーカイブとか、プレイできる機会はたくさんありますから、この機会にぜひ、メガドライブ版ラングリッサー2、プレイしてみてください。なんだったらラングリッサーシリーズ全てを遊び尽くしてくれても良いですし、現状サービス中の『ラングリッサーモバイル』だってオススメです。つまり、わたしがいったい何を言いたいかって話が――


 ラングリッサーよ、もっとはやれ。

でも、魅力的な女性キャラもぜんいん"たわし"なんだよなぁ……ってなったらアナタ上級者です。いや、わからないんならわからないままでいいです。

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