表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
つれづれグサッ  作者: 犬物語
114/407

犬のいる生活

犬という生き物はてんで不思議です。なんだってあんなにかわいいんでしょうか?

 犬がかわいいってのはもはや言うまでもないことですが、そのかわいさを再確認する機会がいくらあってもかまわんでしょう。ということで、本日は犬についての話題を書いていこうと思います。参考にするのは『奥田香代』氏監修の『いちばんよくわかる 犬種図鑑 日本と世界の350種』という本。たっぷりみっちり世界各国の犬種がカラーで紹介されている本です。未だ見ぬかわいいわんこを探している方には最適な本と言えるでしょう。そのなかの一幕に被毛のタイプとカラーがありましたので、本日はそちらを参考に、わたしなりの解釈や注釈を交えてご紹介していきます。




 犬ってばたくさんの毛色や質、タイプがあるというのは犬飼いさんにとっては基本的なことだったりするのですが、これから犬を飼いたいって方はまだそのへん曖昧だったり、犬飼いさんでもど忘れしちゃうって場合がありますね。被毛のタイプを知っておくと毛並みの手入れなどで役立つので、この機会にさらっと覚えてしまいましょう。


 毛並みには『種類』と『性質』があります。



 『オーバーコート』

  ――犬の基本的な毛並みのことです。人間の髪の毛といっしょで、犬の場合はほぼ全身を覆うものですね。ただ、犬の毛は人間のそれと違って全身だし1つの毛根から生える毛も多いのですごく密集しています。それが逆にノミやダニの温床になったりするので皮膚のケア、つまりシャンプーなどは定期的に行うようにしましょう。



 『アンダーコート』

  ――オーバーコートの下に密生した柔らかい毛のこと。下毛なんて言われたりもする。寒い地方出身のわんこにとっては標準装備です。はい、アナタの予想通りアンダーコートをもつ犬は非常に寒さに強くなります。そのかわり暑さにはめっぽう弱くなりますね。日本犬はダブルコートですので夏の温度管理はしっかり行いましょう。季節ごとの生え変わりが激しいのも特徴です。特に『サモエド』の換毛期なんか、そりゃあもう1回のブラッシングで90リットルのゴミ袋いっぱいいっぱいにするレベルで抜け毛がヤバイので、極寒の地出身の犬を飼うって方はそのヘン覚悟しておいてください。人気のゴールデン・レトリーバーなんかもすごいです。


 冬場、かじかんでいるご主人を尻目に雪んこの世界をせっせと走り回る犬の光景はもはや風物詩。



 『シングルコート』

  ――毛並みがオーバーコートのみの犬のこと。抜け毛はアンダーコートをもつ犬より少ないですが、それでも毛の全体量の割合から考えて抜け毛も相当なもの。日々のブラッシングをしっかりしておけば一気にドバっと抜けることはないでしょう。



 『ダブルコート』

  ――オーバーとアンダー、両方のコートをもつ犬種。ざ、抜け毛族。季節の変わり目は抜け毛がヤバイ。日々のブラッシングはちゃんとしないと後悔するので気をつけてください。とはいえ、山地、東北、北海道などに住んでいるならダブルコートの犬種にとっては適切な環境でしょう。



 『スムース』

  ――いわゆるショートヘア。短毛タイプのことで、ボサボサせずきっちりした毛並みの外見になる。手入れもしやすく、肌の状態を見てシャンプーのタイミングを検討できる便利さもある。まあ月1くらいはシャンプーする必要あるんだけどね。とはいえふだんのお手入れが手軽だという点は大きい。初心者はまずこのタイプを選ぶのも手かもしれない。最近ではスムースタイプのチワワとか人気の小型犬が多いから、一度ブリーダーさんのところに行って確認してみてはいかが?



 『ロング』

  ――毛が長いタイプ。飾り毛などもあり美しい外見が特徴。うまくトリミングすればコンテストにだって入賞できちゃう! このタイプは、ひとたび手入れを怠ればすぐ見た目に反映されるので、飼い主の技量が垣間見えるかもしれない。ある意味上級者向けといえるかも。定期的なブラッシングが必要ですが、愛犬を大切に思う気持ちがダイレクトに表れるので、世話好きな飼い主さんにとってはまさにうってつけのタイプでしょう。



 『ワイヤー』

  ――毛並みがワイヤー状の硬く細い毛質のこと。ラフヘアードともいう。他と比べて(比較的)抜け毛が少ないという特徴があるので、抜け毛が処理がめんどいって方にはおすすめできるかもしれません。ウェーブがかっており頑丈。個人的な偏見ですが、水鳥を追う鳥猟犬に多い印象。水に飛び込む時役に立つからね。




 どんなタイプも一長一短といったところでしょうか。初心者の場合は抜け毛が少ないシングルコートのスムースかワイヤータイプ。犬種で言ったらたとえば『ワイアー・フォックス・テリア』とか『ダックスフンド』とか、あ、でもダックスは毛並みにもイロイロなタイプがあるのでご注意ください。もっともオススメできるのは『プードル』でしょうか。抜け毛がほぼなく、定期的なトリミングは犬友や店員さんと仲良くできる良い機会になるでしょう。そこからの会話で犬についてのアレコレを覚えていくのも良しです。


 まあ、アナタが出会った瞬間心の肉球に『キュン♡』ときたわんこを選べばいいんですけどね。




 さて、どうでしょう? ほんのちょっぴりでも「犬飼いたい」という気持ちになったでしょうか? ――犬は生涯の友です。見るだけで癒やされます。撫でるだけで愛が溢れてきます。抱きつくと唸られます。まあ、最後のそれは冗談として(うちの犬は呆れたようにため息をつきます)、アナタの人生の彩りに、ぜひ新しい家族を迎えてみてはいかがでしょう? ほら、すぐそこにブリーダーさんがいますよ。トップブリーダーって響き、イイと思いませんか?


 アナタの今後の心身の健康増進を祈っております。

1の愛情を注ぎます。10になって返ってきます。


100の愛情を注ぎます。10000になって返ってきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ