表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【新章開始】社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1346/1631

調理器具は武器として使えるのか!?

「――お料理がもっと楽しく、(はかど)りそうです!」

「うむ。

 料理に便利なのはよく分かった。

 次は武器として使えるかを見てみたいが……」


 自分で試すなら、分身を出して攻撃してみるんだが……。

 しかしリンはそうするのを嫌がるだろう。


 トウコが言う。


「んじゃ、モンスターで試すんスか?」


 トウコの言葉に、リンが少し困ったような表情を浮かべる。


「スライムさんだと……うーん。

 試してもわかりにくいですよね?」


 核に当てさえすれば、簡単に斬れてしまう。

 それでは効果が分かりにくいのだ。


「それなら、ウサギかゴブリンで試すか。

 水忍法か分身で捕まえれば簡単だろう」


 リンが眉を寄せて悩むそぶりを見せる。


「抵抗できないモンスターさんを斬るのは……。

 なんだか、かわいそうです」


 この優しさがリンの美点だ。

 俺もその気持ちはよく分かる。


「まあ、絵的にもちょっとな。

 かといって、いきなり実戦は危険すぎる」


 包丁片手にゴブリンと向かい合うリンの姿を想像する。

 うーん、しっくりこないな。


 勝てるだろうけど……。

 低階層のゴブリンでも、武器で殴られたらケガをする。

 あ、俺と違ってリンなら無傷で耐えられる可能性があるのか。


 とはいえ、それこそ絵的に辛い。

 まあ、ダンジョン攻略をしている以上、いまさらの話だけどさ。

 過保護なのかもしれないが、どうしても心配になってしまう。


 俺は軽く息を吐いて、気分を切り替える。


「やっぱり、モンスターとの実戦はやめておこう。

 俺が盾を構えるから、そこを麺棒(めんぼう)で殴ってくれ」

「盾を叩くだけでしたら……。

 はい、大丈夫そうです!」


 リンがうなずく。

 決まりだな。


「よし、これでいこう!」


 俺はトンファー盾を、リンは麺棒を構える。

 麺棒は硬い木製の棒で、棍棒みたいなものだ。


 リンが棒を握って振りかぶる。


「では、スキルを使わずにいきますねー。

 えいっ!」


 リンが振り下ろした一撃を、俺は盾で受ける。

 ごん、と鈍い衝撃。


 たいした威力はない。

 リンの細腕(ほそうで)じゃ、このくらいのものか。


「ふむ。

 じゃ、次はスキルありで!」

「いきまーす。

 えいっ!」


 リンのフォームは先ほどと同じ。


 検証だから、振り方が違うと意味が薄くなってしまう。

 リンはそれをちゃんとわかっている。


 俺も同じように盾で受ける。


 だが、先ほどより速く、重い!


 ほう……。

 先ほどと比べると、わずかに速度も打撃力も上がっている。


「いいぞ!

 ちゃんとスキルの効果が出ている!

 さっきより速いし、手ごたえも重くなったぞ!」

「使えそうっスね!」

「よかったですー!」


 リンがほっとしたように微笑む。


 スキルの効果は確認できた。

 とはいえ、リンの直接攻撃にはまだ改善の余地がある。

 それは今後の課題だな。


 これまでのスタイルを考えると、気になるのは防御スキルの性能だ。

 しかしこれは後にしよう。

 普通の鍋のフタで試したりしたら、ケガをしかねない。


「さて。

 あとは防具として調理器具が使えるかだな。

 これは俺が装備を用意してから、改めて試すことにしよう」

「はーい。

 楽しみにしていますね!」


 リンが期待に満ちた笑顔で力強くうなずいた。


 彼女の信頼に応えるためにも、最高の調理器具を作ってやろう。


 クラフターとしての魂に火が付いた!

 作るものが決まると、やる気が出るね!

ご意見ご感想お気軽に! 「リアクション」も励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
WIZの時代から調理器具武器といえばソード・オブ・カシナート!
野営技能は忍者の必須技能、野営で料理するのは必要な事、料理に調理器具は必須…つまり調理器具は忍具のひとつ…わかってるね、忍具作成先生…( ̄∀ ̄)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ