第8話 チーズケーキ劇場 ~プレイヤー編~
早速「個室」を確認する俺だが、すぐに後悔するはめになった。
それは奴からの……チーズケーキからの個人チャットだった。
「〈チーズケーキ〉俺を……見捨てるのか、兄弟よ(´;ω;`)」
「〈チーズケーキ〉我がチーズケーキ帝国では、現在人手不足中♪」
「〈チーズケーキ〉そこのアホ面をしているあなたっ、帝国を救うチャンスですよー!」
「〈チーズケーキ〉(/ω・\)チラッ」
これはもしかしなくても、返信したほうが良さげの流れ、だろうか。
嫌々ながらも、俺はチーズケーキへの返信を打った。
「〈救世主ゆず様〉お、おう」
「〈救世主ゆず様〉すまんけど、もう新たな部隊決まったんで、これ以上の勧誘は不要なんだが(;^ω^)」
「〈チーズケーキ〉なんやてぇ!?Σ(゜д゜lll)ガーン」
「〈チーズケーキ〉ショッキング……そんなワタシはあなたとドッキング、したいの///」
「〈チーズケーキ〉さあさあさあ、今すぐチーズケーキ帝国へアクセスアクセス~♪どれ、一名様、ごあんな~い(`・ω・´)」
……ついに俺はこいつを無視することに決めた。
それからしばらくして、「広場」を眺めていた俺の目に、またもチーズケーキの名前が飛び込んできた。
またお前か、チーズケーキ。
「〈チーズケーキ〉_(:3 )∠」_わしはもうダメぽよ、、、我が帝国はもはや終わりじゃて」
「〈チーズケーキ〉新しく入ってくるメンバーが、次々と脱退していく…わしゃそんな世は見とうない(´;ω;`)」
「〈春虎〉これじいさんや、まだサ開したばかりジャマイカ」
「〈春虎〉こればかりは、まだまだ分からんよ」
「〈OMO〉※チーズケーキ帝国は、廃課金宣言者をお抱えしている部隊です」
「〈キララ♪〉もう一度しりとり、しよー!」
「〈キララ♪〉リストラ」
「〈チーズケーキ〉…あ?(#^ω^)ピキピキ」
「〈チーズケーキ〉喧嘩売ってんのか、キラキラ音符の分際で」
なんでそこでいきなりキレる、チーズケーキよ。
「〈キララ♪〉分かんないけど、、、なんかごめんなさい」
「〈豚丸焼き〉ブヒィ、これは荒れ始める予感ブヒ…!?」
「〈チーズケーキ〉リストラって、てめえよ…てめえよ!!!」
「〈キララ♪〉><」
「〈わたあめちゃん〉チーズケーキ~! うちの部隊員、いじめないであげて~」
「〈チーズケーキ〉それはつまり、つい昨日の俺ではないか_(:3 )∠」_」
「〈キララ♪〉!?」
「〈わたあめちゃん〉ヽ(・ω・)/ズコー」
「〈ストロベリー娘〉ちょまwwwwおっさんwwww」
哀れな。正直に言って、かわいそうだ。
「〈人狼〉なにやってんすか、ドン! こんなに人様に迷惑をかけるだんて…あんた、恥ずかしくないんすか?」
「〈人狼〉すみません、すみませんした。うちのドンがとんだご迷惑をおかけしまして、すみませんした」
「〈人狼〉ほら、とっととチーズケーキ帝国に帰りますよ、ドン。どこかのアホウのせいで、うちの部隊は入れ替わりが激しいんですからね」
「〈チーズケーキ〉ぎゃひんぎゃひん!」
チーズケーキ劇場、これにて糸冬。
……なんだか一気に疲れてきたぞ。
そのとき、来客だろうか、我が能登家のチャイムが鳴らされた。
まだ若い女子中学生と思しき人物とインターホンで会話する穂乃香の声からして、どうも来客は穂乃香の友達っぽかった。
そうと分かれば……よいしょ。
俺は「日影血戦」を終わらすと、来客にいやらしさを求め、玄関にまで出てきた。




