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日影血戦  作者: 最上優矢
第1部 日影血戦

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8/8

第7話 伏せ字は偉大なり ~プレイヤー編~

 俺は日影同盟に入るなり、すぐに基地を開いては挨拶をした。


「〈救世主ゆず様〉救世主ゆず様、参上っ!!! よろしくな」

「〈ルカにゃん〉ゆず様、よろしく♪」

「〈絶望少女〉くぁwせdrftgyふじこlp」

「〈()()〉ゆず様よろしくです」

「〈肉球パンチ〉よろしくお願いします、ゆず様」

「〈らっきー〉救世主殿、よろしくなのじゃ」

「〈サンタさん〉チッ、男でしたか。。。」


 出だしは順調だった。


「〈ルカにゃん〉個チャでも送ったように、うちはガチでやるギルドだから、そこんところよろしくねー」

「〈ルカにゃん〉毎日ログイン、報告なしでのログオフ三日以上は追放対象、ギルドボスは午前七時と午後七時に解禁、レイドバトルは参戦自由」

「〈ルカにゃん〉今後開かれるGvGの呪人大戦は、基本参加してねん」

「〈ルカにゃん〉以上、テンプレでした(__)」


「〈救世主ゆず様〉了解、把握した」


「〈ルカにゃん〉さあさあ、フレンド申請投げますよっと」

「〈救世主ゆず様〉エビフライを投げる、だと…?」

「〈らっきー〉それも熱々のじゃな笑」


 ルカにゃんの言葉を合図に、部隊員から鬼のようにフレンド申請が届き、俺は嬉しい悲鳴を上げた。


「〈救世主ゆず様〉おお、フレンド申請がたくさん送られてきたあああ!」

「〈救世主ゆず様〉力がみなぎってくるぜ…ありがとな」


 ……俺は涙ぐんだ。


「〈ルカにゃん〉その力…この部隊のために使ってねん♡」

「〈救世主ゆず様〉お、おう」


「〈サンタさん〉精力なら有り余ってるので、女性陣のどなたか、僕と***しましょうよ!」

「〈サンタさん〉っと、伏せ字ですか、運営め」


「〈絶望少女〉m9(^Д^)伏せ字ざまあ」

「〈らっきー〉サンタ殿に、どなたか鎮静剤を(~_~;)」

「〈ルカにゃん〉いっそのこと、サンタは去勢したら?」

「〈莉香〉ソリに轢かれて、いっそそのまま死んでください>サンタさん」


 サンタ……!


「〈サンタさん〉抜いてきます」

「〈サンタさん〉ノシ」


 ……サンタ!?


「〈ルカにゃん〉とりあえず、奴の役職は外しておこうっと」

「〈らっきー〉いわゆるペナルティじゃな笑」

「〈肉球パンチ〉気が済んだら、彼の役職戻してやってくださいね」

「〈肉球パンチ〉英雄という役職、彼は気に入っているそうなので」

「〈ルカにゃん〉ほいほーい」

「〈ルカにゃん〉あとね、ゆず様の役職、エリートにしたよん♪」


 どれ、と俺は部隊画面に飛び、メンバーリストを確認。


「〈救世主ゆず様〉おお、サンキューな」

「〈救世主ゆず様〉この俺にぴったりな役職だぜ」


「〈莉香〉エリートというからには、ウチでしっかり働いてもらわないとですね>ルカにゃん」

「〈ルカにゃん〉(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪」

「〈ルカにゃん〉ってか、エリートのくせして部隊への貢献度少なかったら、マジしばき倒すから(ΦωΦ)フフフ…」

「〈救世主ゆず様〉いやにプレッシャー与えるの、やめてけろ」

「〈絶望少女〉エリートはエリートでも、サボるエリートの可能性が微レ存」

「〈救世主ゆず様〉それは果たしてエリートなのかね」

「〈絶望少女〉たぶん?」


 苦笑する俺。


 と、そのとき――「個室」の通知バッジが付いた。

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