46話 人間お断りの居酒屋
今回も何かを期待し、俺はゆっくりと店の扉を開けた。
そして、店内に足を踏み入れる。
「いらっしゃ……ん? あっ! いらっしゃイ! 6名様だニ?」
すると、前回来た時にメルダの事を人間と間違えた、猫系の獣人の店員が出迎えた。
「ああ、6人だ……」
この獣人を何処かで見た気がする……
「あなた、さっき学会で発表していたわよね?」
(それだ! 学会で一番最初に発表していた獣人だ!)
俺は引っかかっていたものがスッと抜けた感覚になる。
「そうだニ! まさか貴方が、あの有名なメルダさんだとは思わなかったニ! ウチは猫の獣人のニャイというニ! よろしくニ!」
「やっぱりそうよね。あなたの発表はとても興味深い内容だったわ。今度詳しく聴かせてくれる?」
「勿論だニ! 」
どうやらメルダと猫の獣人のニャイという店員は意気投合したようだ。
店の奥へ進むと、いつものメンツが俺達を手招きしている。
そして、狼の獣人グレインがダルスを呼ぶ。
「よぉダルス! こっちだこっち! イフリートの兄ちゃん達もほら!」
「よぉグレイン! 今行くっす!」
「おうっ!」
俺達は店の奥にある6人掛けテーブルに着席した。
店内は相変わらず様々な獣人で賑わっている。
「よぉダルス、元気にやってたかよ?」
俺達の着席を見計らい、グレインがダルスに話し掛けた。
「おう! グレイン、おめぇはどうだよ?」
「いや、俺は元気ねぇな……」
「嘘だろぅ?」
「おう、嘘だ!!」
「「ハーッハッハ!!」」
ダルスは酒がまだ入っていないにも関わらず、グレインと出来上がったようだ。
(さて、俺も動くとしようか)
俺は厨房の店員に交渉する。
「なぁ、また厨房貸してくれるか?」
「どうぞどうぞ! あんたの料理ならみんな喜ぶよ!」
「ありがとう。助かるよ!」
次に、仲間達に協力を頼む為にテーブルへと戻った。
「なぁフォン、これから料理を作るんだが、後でちょっと手伝ってくれ! ついでに、適当に摘めるものを注文しておいてくれるか?」
「わかったわさ!」
「あと、ダルスも後で頼む!」
「了が『ゲェェップ』っす!」
「お、おう。頼んだぞ……」
ダルスは心配だが……まぁ大丈夫だろう。
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