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狂科学者、思案にふける。

 


 「ハル君! 見て~。」


 パワースーツの力加減に慣れ、野外実験場で走り回るユア。


 途中数メートル単位の超ジャンプしているので、微笑ましいと言うには凄まじく違和感があるが。

 俺も制限を解除したらああなるのか?


 

 途中力任せにバク転とかもしているし......第三者視点で見るとすごいな、これ。


 クビとか折れないようにしないといけないな。

 危なっかしくて見ていられない。


 パット見た感じ首から下が機械でアンドロイドみたいな外見だから割と気に入っているんだが......。


 叔父さんに渡すのはそこらへんも改良してからだな。

 頚部骨折で死亡とか悲しすぎる。

 それで貴重な素材が手に入らなくなるのは何としても避けたい。

 心停止用に蘇生装置もつけておくか?

 いっそのこと一撃でドラゴンを殺れる武器を開発した方がいいかもしれないな。


 ドラゴンって俺と同様、存在値が適応されているのか年齢とともに進化を続けるんだよな。

 おまけに千年とか余裕で生きる。

 そのせいで古いやつらは阿保みたいに強い。

 叔父さんが狩っているのは大体若い個体だ。

 

 それも報復されないためにはぐれた奴だけしか狩れないから希少というわけだ。

 結構いるらしいが、その大半は辺境にあるドラゴンの巣に籠ってスローライフをしていやがる。


 

 おっと、思案にふけっていたらいつの間にか昼になってしまった。


 そろそろいいだろ。


 「ユア~そろそろ帰る時間だぞ~」


 「え~まだ遊びたい。」

 「ダメだ。」

 さっとバッテリーを外す。


 「あっ......むぅ。ハル君の意地悪。」

 「何とでも言え。メアリー、外してやって。」

 「わかりました。」

 

 どんな凄い道具もバッテリーを抜けばただのガラクタ。

 軽量化を重ねた機体とはいえ、結構重いのでおとなしくメアリーに身を任せるユア。




 さて、とっととユアを帰して研究始めるか。


 


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