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森の創造館の主は、今日も騎士を癒している  作者: 桜桃
癒しの場所を守り続けます

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第39話 癒しを届ける創造館

「――――ん。あ、あれ」


 陽光がまぶしい。

 いつの間にか寝ていたみたいだ。


 顔を上げると、リヒトさんがいない。

 あれ? 昨日、どうなったんだっけ。


 昨日はたしか、リヒトさんが夜に来て、少し話していた。

 僕も席について、リヒトさんとたわいない話をして……あれ?


 そのあと、記憶がない。

 僕、いつ寝たんだ?


 一人で困惑していると、クニーが近寄ってきた。

 今までどこにいたんだろう。


『目を覚ましたみたいだな』


「あっ。クニー、おはよう。ねぇ、僕昨日、いつ寝たの?」


『リヒトと話している途中で、寝落ちしたぞ』


 ――え? え?


「寝落ち? 僕が?」


『そうだ。疲れていたのだろう』


 あっ。背中に毛布が掛けられている。

 これ、クニーはサイズ的に無理だろうし、リヒトさんだろう。


「や、やらかしたぁぁぁぁあああ!!」


『っ!? ど、どうしたのだ!?』


「あっ。ご、ごめん」


 いきなり大声を出してしまい、クニーを驚かせてしまった。

 そのことに関しては申し訳ない。


 けど、けど!!

 僕より絶対に疲れているであろうリヒトさんを差し置いて、僕が寝落ちしてしまうなんて!!


 創造館の家主として、絶対にしてはいけない失態!!

 不覚!! 最低だぁぁぁああ!!


「うがぁぁぁぁぁぁああ!!!」


『お、落ち着くのだ、主。なにをそんなに取り乱しているのだ?』


 半泣きでクニーを見た瞬間、外から蹄の音が聞こえてきた。

 まさか、リヒトさん? また来てくれたの?


 で、でも、蹄の音は一つじゃない。

 二つ?


 困惑しながらも立ち上がり、ドアを開ける。


「あっ、リヒトさん!! と、サグラモールさん? それに、エレナ様とモナ様まで!?!?」


 今まで来てくれた方たちが勢ぞろいしている。

 しかも、令嬢二人。な、なにが起きているの?


 ぽかんとしていると、モナ様とエレナ様が僕の近くに寄ってきた。


「疲れたから、癒やされに来たわ。前はゆっくりできなかったんだし、今日はゆっくりさせてもらうわよ」


「新しい本は入荷しているかしら。もう忙しくないのであれば、今度こそ私の城に来なさい。たくさんお貸しするわよ」


 そう言うと、二人は中へ入ってしまった。

 サグラモールさんも軽く僕に挨拶をし、「モナ様~」と追いかけた。


 な、なにが起きているの?

 唖然としていると、リヒトさんが僕の肩に手を置き、顔を覗き込んできた。


「――うん、顔色は大丈夫そうだな」


「え、って。リヒトさんこそ!! 大丈夫ですか!?」


 顔を見てみると、顔色は特に問題なさそう。

 昨日の方が悪かった。


「昨日、オルレアン家に戻ってすぐ寝たんだ。そしたらすぐに回復した。やっぱり、寝るのは良いものだな」


 寝る――あっ!!


「き、昨日は本当に申し訳ありませんでした! 僕が先に、お客様の前で寝てしまうなんて……」


 腰を深く折って、昨日のことを謝罪する。

 目を丸くしているリヒトさんは、僕の顔を上げさせた。


「疲れていたんだろう。問題はない」


「いえ、絶対にリヒトさんの方が疲れているに違いないです」


「問題ないぞ。それより、今日は一日空けているんだ。それは、この場にいるみんな一緒だ」


 え、そうなの?


「だから、今日は目いっぱい癒やしてくれ」


「――はい!!!」



 ここは、疲れた人を癒やす創造館。

 疲れた方は、遊びに来てください。


 目いっぱいのおもてなしをさせていただきます。

ここまで読んで下さりありがとうございます!

出来れば次回も読んでいただけると嬉しいです!


出来れば☆やブクマなどを頂けるとモチベにつながります。もし、少しでも面白いと思ってくださったらぜひ、御気軽にポチッとして頂けると嬉しいです!


よろしくお願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ

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