18話 野外授業をするようです
全話にサブタイトルを作っていたことにちょっと後悔した今日この頃…
いい感じのが思いつかない(´;ω;`)
「よし、来週はパーティーを作って野外授業をするぞー」
俺たちが入学して約一カ月たったある日、リーク先生が教室に入ってきて開口一番にそんなことを言った。
「野外授業? 大分急だな。俺ら入学して一カ月だけど大丈夫なのか?」
ルイがもっともな疑問を漏らす。
俺たちは一年生で、しかも入学して間もない。
野外授業となると魔物とかと戦うのだろう。
しかし、それは些か早すぎやしないだろうか。
そんな事を考えていると、リーク先生が口を開く。
「あー、安心しろ。流石に入学したばかりの君たちを魔物の巣には放り込んだりはしない。今回の目的は一カ月たった君たちの実力を測るのと、普段交流しない友達と交流する事だ。それに、学校のギルドランクが上がればゴブリン等の魔物と戦う事もあるからな。その時のためにも今魔物との戦い方を身につけた方がいいんだよ」
なるほど。そういう事ならば確かにやった方がいいだろう。
「だから来週のためにしっかり準備しとけよ。持ち物とグループ編成は今から配る紙に書いてある。よく目を通しておけよ。二泊三日だからな。着替え忘れるなよ」
そう言ってリーク先生は紙を配っている。
さて、俺のグループのメンバーは誰だろうか。ルイやセレナ、ミル辺りと一緒がいいんだけど……
そう思いながら紙に目を通すと、意外なメンバーだった。
A班 ヴァリス・エルドリクス
セレナ・ブラン
リアム・ロータス
アリア・グラベル
B班 ルイ・リュエール
ミル・リーヴル
リュカ・フォレスタ
ベル・リヴィエール
リーク先生が普段交流しない友達と交流するって言っていたので、能力等を考えるとこうなるのか。
しかし、少しだけ期待していただけに、ルイと離れるのはショックであった。
「ヴァル、あたしと同じグループよね?よかった。ヴァルがいれば百人力よ。よろしくね」
「ああ、よろしく」
まあ、セレナがいるのでよかったのだが。
「いいなあ、セレナ。俺らもそっちのグループ行きてえよ。なあ、ミル?」
「そうだよね。ヴァル君とおなじだったらどんな良かったか…。でも、ルイ君が一緒で良かった。みんな悪い人じゃないのはわかるけど、私一人だと流石に緊張するから」
みんなが口々に野外授業について言い合っていると、セレナがそういえば、と話し始める。
「この紙に書いてある荷物、結構多いわよね。生徒用冒険者カード、二日分の着替え、軽食、武具、タオルなどその他各自必要な物だって。そんなに入るバッグなんて持ってないわよ」
「私も。大きいのは普段使わないから……」
「俺もだ……あ、じゃあ今度の休日みんなで商店街に行って買いに行こうぜ」
「いいわね! 行きましょう!」
ルイの提案に、セレナが身を乗り出してそれに賛成の声をあげる。
「俺はいいけど……ミルは?」
「私も大丈夫だよ」
「よっしゃ、じゃあ土曜の12時に校門前で待ち合わせな!」
そんなわけで、俺たち4人は土曜日の昼に商店街へ買い物に行くことになった。
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「ーーというわけで、土曜にみんなと商店街行ってくるんだけど」
「ああ。楽しんでこいよ」
家に帰った後、アレキスにそのことを話すと、俺に放課後遊ぶ友達ができて嬉しいのか、満面の笑みで承諾してくれた。
更新遅れて申し訳ございません(><)
機能制限ほど恐ろしいものは無いですね