高校3年生と38才アラフォー女子
カクヨムにも先行して投稿しています。
盗作では無いので安心して読んで頂ければ幸いです。
ぼくの名前は川伊ユージ。
新3年生になったばかり。
甲子園を目指す野球部副キャプテンだ。
公立高校だが県内ではベスト4候補。
私立の伝統校が立ち塞がるがそんなの関係ない。
セカンドを守り、チームの4番バッターでもある。みんなを甲子園に連れて行く。
目標は中日ドラゴンズの立浪さん。もちろん、プロに行くつもりだ。
170センチ、71キロと決して大きくないが、朝5時に起き、近所のジムで筋トレをして学校にいくのが日課。筋トレも練習も苦にならないのが、いいところと思っている。
「ユージ、これから居残りの素振りか?今日は家に来いよ。はやく帰って宿題しようぜ。」
彼は水島アキラ。
ユージの大親友。中学から同じ野球部、と言いたいが、正確に言うと、彼は中学2年春に野球を辞め、高校から再開した。
ポジションはピッチャーとファースト。バッティングは当たれば飛ぶ。身長183センチ、体重68キロ。いわゆるモデル体型だ。
こんな細い身体のどこにパワーがあるのか、投げる球は138キロはでる。
しかし、練習はあまり好きではない。よく言う天才肌。
彼とは小学校5年生の時に一緒のクラスになり、それ以来の付き合いだ。
そして、阿部寛のような顔立ちと長身であれば、モテないわけがない笑
それと引き換え、ぼくは、童顔、筋肉命なので、全くモテない。
「アキラ、宿題なんて夜やれよ。俺、もう少しバット振るわ」
「ユージ、朝筋トレ、夕方は素振りか?」
ニコニコしながら、ユージの居残り練習を見守るアキラ。中学で野球に誘ったのは、アキラだったのだ。
「ユージ、ほんとにうまくなったな。」とアキラの独り言。
「あいつは本当にすごいや。勉強も出来るしな。羨ましいよ。」
「ユージ、かあさんいるけど、家に来いよ。」
「あー、行く行く。おばさんいるの?」
「いるよ。」
ユージが、おばさんと呼んでいるのは、アキラの母、奈央子のことだ。
この物語の主人公はユージ、ヒロインはアキラの母、奈央子である。
この2人の年の差は20才。
奈央子が成人式を迎えた時に、ユージが生まれた。すなわち、アキラも産まれている。
高校球児の彼らにとって、部活最後の年。
そして、進学、就職と、人生にとって、環境が劇的に変わる大事な年でもある。
そんな大事な時に恋愛なんて、しかも、友達のお母さんを好きになる物語を書くなんて無責任と思うかも知れないが、恋も生きるうえで大事なこと。
その人なりに真剣に向き合っているならば、否定する権利は誰にもないと思う。




