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【オリジナル/本編】高身長ショートカット38才シングルマザーが、プロ野球入りを目指す高校3年生のぼくを好きになった  作者: @FITabc


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2/22

モデルみたいにきれいだよ

ユージ、かあさんいるけどいい?」

「うん。俺、アキラの家で宿題するって家に連絡するわ」


「かあさん、ただいま。仕事は?」

「おかえりなさい。終わったわよ。あら、ユージくんも来たのね」

「お邪魔します。おばさん、休みなのにお疲れ様。トイレ借りるね。」


アキラの母親は、水島奈央子、38才。

名門大学に入学したが、両親の反対を押し切って学生結婚。

すぐにアキラを産むが、すぐに離婚。

長らくシングルマザーとして中小企業の事務をしながらアキラを育てる。

暮らしは楽ではない。美人というよりキュートな顔に、168センチのスラリとした体型だ。アキラは母からその体型を受け継いだ。


「アキラ。ユージくんって、また大きくなったかしら?」


「また、2キロふとったと言ってたよ」 


「太ったんじゃなくて、筋肉ついたんだよ」

と、トイレから出てきたユージ。


「おばさんこそ、また綺麗になったね。モデ

みたいだよ。かわいいから好きだよ。」


ぽっと赤くなる奈央子。


「ユージくんたら。モデルみたいだなんて。恥ずかしいじゃない。それに、好きだなんて。クラス中の女子に言ってるんでしょう?ユージくんはモテそうね」


アキラが大笑い。

「ユージがモテる?ハハハハハ。女子と話したことさえないんだよ。モテるわけがないよ。」


「あら、信じられないわ。かわいい顔に、筋骨隆々。勉強も出来るんでしょ?モテない訳がないわ。」


ユージが表情を変えずに、

「モテないよ。ぼく、本当に好きになった人とお付き合いしたい。おばさんとなら、結婚してもいいよ。」

と、奈央子の目を見ていう。

言葉を返せない奈央子。


「アキラ、テレビ見せて。」

「うん、見よう。かあさん、ご飯出来たら言ってね」


ユージは、気の利いたこととか、お世辞とか喜ばそうとか、そういうことを言えない性分だが、ウソもまた言わない。

奈央子みたいな人がいいと言ったことも結婚したいというのも本心である。しかし、今この時点で、奈央子に恋愛感情を1ミリも抱いていないのだ。だから、この高校生は厄介で、異性を勘違いさせるのだ。


「嫌だわ、ユージくんったら。」

「かあさん、何か嬉しそうだよ。顔も真っ赤だし。」

「おばさん、口角が上がってCA(キャビンアテンダント)みたい。ぼく、おばさんの笑顔大好きなんだ。」

「キャー」と奈央子。


あらためて言っておく。下心などない。何も考えずにこのような言葉が出てくるから質が悪い。


ユージは、クラスメイトには、恥ずかしくてこんなことは言わない。というか言えない。奈央子だから言える。


奈央子もユージとの対話は心地よい。


2人の相性の良さがそうさせている。



ユージは帰った。

最近、ユージが帰ると寂しさを覚える奈央子。

それがユージに対する恋心であることを、次章から、薄々気がついていく奈央子なのだ。


いや、奈央子ばかりではなく、周りも気が付き始める。


反対されるのか、応援してくれるのか。

お楽しみに。






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