俺のメンタルは鋼ではなかった
月日は流れる。お友達さがしを見送ってから3年が経った。俺は9歳になった。
俺の成長に変化はない、いや、知識はついた。でも、まだ走れない。つらい。
筋肉が一向につかない・・・おかしい。
でも気分転換に新しいことも見つけた。てか最近筋トレサボり気味でさ・・・
なんか、筋肉ってなんだろう?体力ってなんだろう?って考えることが多くなってるんだ。
あっ、新しい遊びはずばり、虫取りだ。まぁとってきた虫は両親が食ったり、馬が食ったりするんだけどね。この世界にもやっぱ太陽みたいな恒星があるからこうして気候があるわけやん、てか、日とか年があるんだから自転も、公転もあるわけでしょ?ん??そもそも宇宙っていう尺度とは別の何かがあるのか???
と、基地外じみた思考をえんえんとしてたりする。これ前世だと完全に病んでるよね?
こう、ありすぎる寿命、もとい不老不死って人によっては拷問だよな。とまた思考の渦に巻き込まれそうになってた。
この3年毎度の襲撃。だがすべて被害0。残念だけど短命種の技術の天井は非常に浅い。種族柄仕方ないのしれないが・・・
あと俺はPTSDに悩んだりしたよ。なにがあったかとうと俺の手で殺しをやってみたんだ。人じゃないよ。魔物。そんときに前世の戦争で殺人チェリーを嵐のように失い、過去の殺人をふりかえる余裕もなく生きてきた、そんな生活でふと命を奪うことに直面し、戦争で俺がやったことを思うとなんとも言えない気分になる。俺は死体を穢したり、盾にしたり、いろいろ条約違反してたなと、ふと考えたり痩せポッチだった敵兵、俺も必死だったけど向こうも必死だったなとか、俺に顔面切られて車から投げ落とされたやつ。
いろいろ、思考の渦にとらわれてたりしてたが、そんなときになまなましい記憶を呼び起こし、しばらく鬱気味だったんだ。
このPTSDを克服するにはどうしたらいいのか、いろいろ悩んで出した結論は殺しに慣れるだったからもう救えない。いや、言い訳があるんだ、おれは将来戦争するから本番でこんな無様はさらせない。
だからこの壁を越えないといけないのだ。そう決意し、俺は次の脱出作戦で1人以上を流れ作業でテンションに任せて殺すのではなく自らの意思できっちりケジメをつけることしたのだ。
だが、俺はいまだに歩くでいっぱいいっぱいの幼児。だから戦うための武器をつくることにしたのだ。
起床後、ママンのつくったスープを食べ、全裸のまま外へ。そしてよちよちと歩き、家から離れたとこで深呼吸をはじめる。深呼吸は毎日の訓練のたまものか、肺があればきっと恐ろしい肺活量を示すであろう呼吸量になっている。自分でも信じられないがやろうと思えば3分は息を吸い続けることができるし、その逆もしかりだ、そして5分は息を止めてられる。無呼吸が3分過ぎたあたりで「(あれ。俺って魔力チートきたか???)」と思ったらだれもそんなことを進んでやらないだけだったと分かって凹んだのは記憶に新しい。なのになぜ?そうそれはマサオリジナル、発熱魔法である。かつてマイベッドを燃え上がらせた温度を超える勢いが発熱するのだ。
マサの周りの風景がゆがむ。水はどんどん水蒸気となり空へ上がっていく。どんどん吸い込む。どんどん回す。そして自分のなかで熱さを感じたときに温度上昇を抑え。近くの石に触れる。
かなりの温度があると思っていたが、石を溶かすことはなかった。石は真っ赤に赤熱しただけだった・・
「(困ったな。結構な熱量があると思ったんだが、これじゃ鉄も無理だな・・・、だが魔力も微々たる量しか伸びないし、俺の俺であるこの魔法をギリギリまで鍛えるか。こいつはなんか使ってて気分良くないが、魔力も増える一石二鳥魔法だしな。よし)」
そして、再び練りはじめ、全裸の幼児の姿がゆがんでいくのであった・・・
「(んー、これ以上の熱量は不安だ、ベッドが燃えた時も体が燃えていく感覚まではいってなかったし、その前にベッドが燃えたからな・・・)」
限界の♪扉を♪開けちゃう?? いっちゃう??もしもとなったら再生魔法あるしさ!!
でもせっかくこんな前世基準の美少年のパツキンなのにやけどはさ・・・はぁ・・・
そのためには再生魔法の練度も不安だしさ。やるこどおおすぎだーーーー
ハッ、いかん、お昼になる。ママンが心配する!くっそ一端休憩だ。違うこと考えよう。よちよち、よちよち・・・
「ただまー!」「もう!マサ!ちょっとお昼より遅いんじゃない?」正確な時計もないくせに、ママンはいつもこういう
「(前世でお母さんにこんなこと毎日言われてたら俺、狂ってたかもな)」
「ごめんちゃい・・・」「もう!いいのよ!マサは今日はずっとそのままなの?」
たとえ俺が全裸でもとくにお咎めはないようだ、無駄に寛容である。
「うん。おようふくきたほうがいい?」「どっちでもいいわよ~」「ままー、どうしたらちゃんとあるけるようになるの??ぼくまいにちあるくれんしゅうしてるのに・・・」
「マサ~、あるくのは武術と違うから練習しなくてもいいのよ~、そのうちちゃんと歩けるようになるからね!焦らなくてもいいのよ」
「(ん?いつも通りのんきなこといってるなー、と思ったが聞き捨てならんこと言ったぞ)」
「ままー、じゃあどうしてぶじゅつはれんしゅーするの?」「そうねー、武術はお手本の動きになるようにイメージしないと上手に体の魔力が動かないからね。だから毎日練習してイメージを明確にしないといけないのよー。そのためには一人で練習するのはよくないわね、みんなでそれそれの動きを確認しあうのも大事だし。ってごめんなさいね、わかんないわよね~ふっふ~」「わかった!」
「(ママン、わかった!なんてええ女や・・・俺は次のステップにいくぞ)」
ママンのふわふわした説明に光明を見出したマサなのであった。




