〜あらすじ〜〈 Crazy World〉
誤字や文面的に可笑しい部分が多々ありますので遠慮なく報告して頂ければ嬉しいですm(_ _)m
これは初心者作品ですので期待せずお読みください。
「っ……」
半開きで目を開ける。そこにはいつもと変わらない日差しがカーテン越しで照らしていた。体をベッドから起こし、やる気なさそうに髪を掻いている彼。ライ・リーヴェルは起き上がる。
家の階段をゆっくり降り、洗面所へ向かう。そこはいつも通りの彼が鏡に映し出されていた。まだ覚醒しない意識でいる自分に無理やり顔に水をかけ、目覚めさせる。
そこで彼の父、ヴィーダ・リーヴェルが顔を出し、言う
「あぁ起きてたんだな。というかお前今日誕生日じゃねぇか?」
結構体格はライと同じようなものだがちょっとしたヤンキー面をしている父。ヴィーダ。だが言葉の交し合いは軽い口調で友人感覚のような感じだ。
「あぁ。確かそうじゃなかったけ?」
前髪ごと濡れた顔を振り返らせ、俺はそう答えた。
「確かそう……じゃなくて今日だわ。どうだ?16歳記念としてどっか飯行くか?奢るぜ?」
ガハハと強引に笑う父にこう言い返す。
「いや、今日何か気分もあんまって感じだしやめとく」
「おぉ、そうか。父への負担が軽くなって良かったぜ」
そんな事を言う父に対し、少し傷付いた。
「少し傷付くようなこと言うなし。てか仕事休みか?いつもの土木工事の」
「今日は休みだわ。てかフィルダ寝てんの?」
「さらっとまだキャラ紹介してないの出すなよ。母さんならまだ寝てるわ。」
「はは、そうか」
母。フィルダ・リーヴェル。完全に紹介が遅れていた。彼女はまだ寝ているらしい。
「朝飯どうする?」
「ちょっとフィルダ起こしてくるわ」
「おいおい母さんも結構疲れてんだぜ?飯なら今ある物で済ませようぜ。」
「何っと親孝行なガキなんだ。そんな子に育ってくれて俺マジ感激」
と、大袈裟なリアクションをする父だった。
そんな下らない会話をしている内もつかの間だった。
こんな風な普通の日常が続いて欲しかった。
ある日、世界は歪み、俺から全てを奪い攫っていた。理不尽に。憎しみと悲しみが交わり、複雑ながらも負の感情を抱きしめ、今を生きる。




