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第95話.交渉

「ここが、シズタミで唯一の商会だよ」

「へー、シズタミ商会…」


-----


「大旦那は居るかい?」

「あ、はい、少々お待ちを…」


旦那様ー、旦那様ー、(ドン)がお越しですー





「おお、これはこれはネキツ様、ようこそ」

「忙しいところ邪魔して悪いね」


「いえいえ、ネキツ様にでしたら少しは時間を空けられますので」

「そうかい?、そう言ってもらえると助かるよ」


「今日は何のご用件で?」

「あぁ、今日はサンラからの客人を連れてきた」


「ほほう、サンラからですか…」

「どうも、スグルって言います」


「これはこれは、まぁ、ここでは何ですから、隣の商談室へどうぞ」

「そうだ、貨幣の事も聞きたいのでネキツさんも一緒に」

「そうかい?、分かった」


-----


「では改めまして、私がここシズタミ商会の代表、キヌタと申します」

「サンラから魚、海産物の買付にきたスグルです。あと、こちらが、サンラ代表の娘でレシカさん」

「まぁ、シズタミを纏めているネキツだ」


「先に、海産物の買付の話をしていいですか?」

「あぁ良いとも」


「それでは、今は何の魚が旬ですか?」

「「「しゅん?」」」


「え?、あれ??、旬ですよ、旬」

「例えばどういう状態であれば、旬と言うのです?」


「そうですね…、1年を通して食べられるけど、この月に捕れるのが身が締まって美味しいとか…、秋には産卵のため河を遡上する魚がいるとか」

「んー、特には無いですねぇ」


「無いの?!」

「驚くことかい」


「俺の居た所では、季節で旬があったんだよ」

「まぁ、いつ食べても美味しいってことだよ」


-----


「それじゃ、干物で買っている魚の水揚げされた状態で50尾ずつ…、計150尾かな?、それをください」

「生の状態で良いのか?」


「はい、活きたものがあれば、そちらも買いたかったのですが、水揚げされていないようなので、今回は普通のを買います」

「わかった。どこに運べば良い?」


「冷凍にするので、後で皆と一緒に市場に行きましょう」

「わかった」

お読み頂きありがとうございます。

不定期更新です。

あと体調はまだ良くなりません。

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