第78話.再交渉
「では、明日から10日ほどはシズタミに交渉をしに出掛けてくる。その間、スグル殿にはサンラを見てもらいたいが宜しいかな」
「レギルさんとセバスさんだけで大丈夫?」
「本当はスグル殿とその車で行きたい所だが、あの姉妹もまだ落ち着いていないようだしな、それに、交渉をしないと領代表としての顔が立たん」
「何かあれば、ランドさん経由で伝えて貰えれば、半日ぐらいで向かうよ」
- 『では定期的に状況をお伺いいたします』
「あぁ、宜しく頼む」
「ではシズタミとの交渉ですが…」
・海塩の購入をしたい
・海産物も購入したい
できれば月3回ほど生の状態でも購入したい
・支払いはサンラEnyとさせて貰う
通貨レートは1対1が望ましい
・サンラからは農作物を売ることができる
・金物製品の販売、受注製造や修理も引き受ける
「…おおまかには、こんな所でしょう」
「それで進めさせて貰うとしよう」
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「あと、レギルさん」
「なんだいスグル殿」
「馬車を少し弄ってるから、後で感想聞かせてね」
「馬車を?、まぁ、分かった。それでは行ってくる」
「お父様気をつけて」
「それじゃ、ランドさんはレギルさんとの定期交信と、あと、以前みたいに襲われないよう、周辺の監視をお願い。必要ならブルーにも声をかけてあげて」
- 『承知しました』
- 『ミーは?』
「そうだな、ミーは姉妹の相手を頼む」
- 『わかったー』
「ティファは少し休もうか」
『大丈夫ですよ、元はタクシーですので』
「あのな、機械でも動きすぎは負担が掛かるんだ、だから、その、少し休んで欲しい。ミーに姉妹の相手を頼んだのもその為なんだ」
『主が仰るなら少し休まさせて頂きます』
「あぁ」
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「セバス、いつもよりスピードが出ていないんじゃないか?殆ど揺れを感じないぞ」
「いえ旦那様、いつもよりは速い方ですぞ」
「そう…なのか?」
「はい、スグル殿が弄ったというのは、椅子と車軸辺りらしくですな、鍛冶ギルドに工法を伝えての実現らしいです」
「つまり?」
「スグル殿の話では、流通や交流が捗るだろう、とのことです」
「なるほど、スグル殿の車と似た乗り心地ということか。彼の運送業の手始めに、試し乗りをさせられてるわけだな」
「左様ですな。幾分、シズタミにも早く到着します」
「あー、それでレシカが乗りたそうな表情を浮かべていたのか」
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