第70話.あれ?
「そうだ、ランドさん」
- 『何ですかな?』
「最初の方で、人が立ち入ってない地域が7割くらいあるって言ってたじゃない」
- 『えぇ、現状は変わっているようですが』
「変わっている?」
- 『当時は95年前の時空に居りましたゆえ、宇宙から見た地形、領土も当時の状況ということです』
「なるほど…。では現状はどうなってるの?」
- 『それは、レギル殿や各ギルド長を集めた場で説明した方が宜しいかと』
「面倒ごとに巻き込まれるのは嫌なんだが…」
『大丈夫ですよ、主が巻き込んでる方なので』
「え?」
『うふふふふ』
- 『ランド…ティファ姉怖ぃょ?』
- 『だ、大丈夫…だと思うぞ』
-----
---
-
翌日
「んじゃ、土地を見に行こう」
『はい、行きましょう』
- 『実際に見るのははじめてですな』
- 『なに作るのー?』
「街の配置はアテラさん頼みだったからなぁ、あと、まだなにも作らないぞ、ミー」
- 『残念』
歩くこと数分
「と、ここだな」
『良さそうな場所ですね』
「あぁ…、・・・・・あれは何だ?」
『小屋…でしょうか』
「誰か住んでたりしないよな?」
『流石に無いと思いますが…』
「レギルさんに確認してから動いた方がいいかもな」
『分かりました』
-----
「レギルさん居るー?」
「どうしました?スグル殿」
「昨日、報酬で貰った土地なんだけどさー」
「はい」
「誰か住んでた」
「え?そんな、アテラ殿は世帯にキチンと住居を割り当てたと…。個別に住だすはずは……」
「とりあえず一緒に来て」
「少し待ってくれ、今手を着けている書類を片付けるから」
-----
レギルさんを連れてやって来た
「ほら、あそこ、奥の方に小屋があるでしょ?、煙も出ているし誰か生活しているよ」
「確かに…」
「あとさ、世帯に住居を割り当てたと言うけどさ、世帯に含まれてないとどうなるのかな」
「それは、例えば」
「孤児とか」
「そんな、我々はこれまでも領民と接してきましたが、孤児が居るようなことはどこにも…」
「でも井戸の見落としは有ったよね」
「つまり、外側からは分からない所に住んでいた…と?」
「場所によっては気に掛けていても、表だって関わりは持ちたくないことも有るよね。この場所ってあまり裕福じゃない家が多かったと思うけど」
「それでは、あそこに誰が…」
「行ってみれば分かるよ」
『落ち着いて行きましょう』
いつもお読み頂きありがとうございます。
あらすじを踏襲しつつ、会話の伏線を回収・据付けしつつ進めております。
あれ?ハイファンタジー要素が…




