第53話.繋がり
「またまたぁ、国王様も人が悪いんだから」
「スグルよ、そなたのギルド証を見てみるが良い」
「ギルド証?…ステータスウインドウ」
ピッ
[所持品]
ピッ
[商業ギルド証]
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商業ギルド証 エステリア王国領サンラ支部発行
シライ・スグル 120才 男
業態:運搬
賞罰:会員費未払いにより失効
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Message:失効したギルド証を削除しますか(y/n)
「なんだよこれ、俺が120才? そんなわけあるかよ!」
「ギルド証はな作った年が記憶されての、それは不変のもので、ギルド証を提示した時点が絶対値とされるのだ」
「そもそもおかしいじゃないか、滅んだ街が想いを遂げられず日常を繰り返されるなんて…」
「それだけの想いをが、あの石棺に籠められておったんだと思うぞ」
「じゃ、じゃあ、ネフカさん達は?」
「「「…」」」
「その者達は幻ながらも繰り返される日常、水害や疫病で滅ぶのを記憶してきたのだろうな。辛くても生きられる時間が繰り返される。………スグルの仲間に空間や時空系の魔法を扱える者が居るのだろ?」
「あぁ、ティファが空間魔法と時空魔法が扱える」
「両方扱える…か。その者の影響で、幻が現実と成りて今ここに生きておる状況だが魔力が尽きれば…」
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空間の揺らぎを感じまして───
長年果たせなかった約束が果たせるのだから
これで前に進めるというものだな───
街の様子も何かしんみりと───
「そしたら、開業する土地を選ばせてくださいね」
「うむ、選び放題かも、じゃな」
「あれ?、なんか道…、合ってる?」
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「ティファ…知っていた?」
『2度目の空間の揺らぎから何となくは…』
「そっか…」
『あの、主?』
「ん?」
『アテラさんの所に行ってみませんか?』
「そなた、今なんと申された?」
「ん?何?」
「ティファとやら、誰…と?」
『アテラさんですか?』
「そう、それ、アテラと呼ばれたか」
「どうしたんだ急に?」
『?』
「そなたらが運び入れた棺に眠っておられる御方の名が アテラ様なのだ」
「もしかして巫女でもやってたか?」
「なぜ、それを?」
「あんの婆ー」
「「「!」」」
『ちょ、主?』
「行くぞ、ティファ」
『あ、はい』
「ネフカさん達も一緒に」
「「「は、はい」」」
「王様さん、ちょっと出掛けてくるわ」
「方針が決まったようだな」
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現在地登録をして
ピッ
〔現在地[3/100]王城・聖堂前広場〕
んじゃ行き先
ピッ
〔[0/100]転移門〕
と
ポーン
〔そのまま、お進みください〕
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「くっ、やはりエフェクト無しか」




