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1話 私は何?

森の中、少女が寝ていた。

少女は目を覚ます。

辺りを見るが暗くてよく見えない。

「ここ…どこ?森?」

浮かんできた単語を口にしてみる。

何も分からないのにここが森だということはわかった。

森ってなんだろう?まあいいや、

歩き出す。


「なんでこんな所に…?

そもそも私はたしか…」

たしか…なんだろう?

記憶を遡ってみる。

感じるのは満足感、そしてどこからかの強い欲求。



「魔法少女…?」

それが何かは分からない。

ただその言葉が強く残っている。

そしてその直後から記憶が明晰になる。

「魔法少女になる…」

唯一残った謎の指針

少女は存在の理由をそこに求めた。


とりあえず歩き回ってみる。

「魔法少女…魔法少女〜♪」

よく分からない歌を口ずさみながら…



そしてついに少女は……飽きた。



「同じようなとこ回ってる気がする…

ていうか違いが分からん…」


少女は考えた。考えに考え抜いた。

その上でとりあえず自分の現在の位置を把握することにした。


木に登る。一帯が木で覆い尽くされていた。森なので当然である。しかし遠くにあかりが見えた。


ここにいてもどうしようも無さそうだと思った少女はそのあかりを目指すことにした。


丸2日歩き続けた。全身泥だらけ、草だらけのカッピカピ。酷い有様であった。だが少なくとも森は抜けた。

野犬などに襲われずにここまでたどり着いたのは幸運だったと言えるだろう。



「おお!歩きやすい!」

少女、アスファルト初体験である。


もう少女は山のけもの道にはうんざりしていたのでアスファルトに沿って歩くことにした。


ゆったりと少女は道を歩いていく。



ーーーそして辺りが明るくなってきた頃少女は1台の車と出会った。


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