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プロローグ
魔法少女、それは可愛くて強くて負けないそんな憧れの仕事。
ここは魔法少女が実在し、悪魔と戦う世界。
モゾッ…
そんな世界の片隅に「ソレ」はいた。
「ソレ」は悪魔の一種だった。食べたものを模倣するだけの力を持ったレアだけどだいたい変なものに擬態する羽目になる、そんな存在。
産まれたばかりの「ソレ」は本能のまま動いていた。そして出くわした。
そこにあったのはもう動かない少女だった。おそらく自殺、だがそんなことを判断する力も知識も「ソレ」にはなかった。ただ喰らった。
「ソレ」は少女を模倣した。
模倣する際に「ソレ」に流れ込んできたのは願望だった。おそらく死の直前になって最後に少女が思ったこと…。
「魔法少女になりたかったな」
少女になった「ソレ」は言った。
「魔法少女になりたい!」
プロローグ 完




