16話ーーーそれを持つリスクを知っているか?ーーー
ルル「うわわわわわわわわわわ!」
「体が・・・体が・・」
「なんですかこれ・・・・」
必死に堪えようとするルル
そこに頭の上に姿を現したラビ
そして念話をする
ラビ「なんですの?体が持ってかれそうですの?・・でしたら風魔法で体を保護することもできますの」
ラビが魔法を使った途端、後ろに持っていかれそうな感覚はなくなった
「コックピットを丸々保護しましたの」
「風をまとえば、空気抵抗を減らせたり、密度を上げれば簡単な攻撃も跳ね返せますの
銃から出る弾丸を風魔法で調整したりもできますの、覚えておくといいですわー!」
ルル「ありがとうラビちゃん!」
体の抵抗がほとんどなくなったことに気づいたリリー
リリー「ルルちゃん!何か使ったの!?」
ルル「ラビちゃんが風魔法で私達を保護してくれたみたいです」
リリー「えー!そんなこともできたんだすごい!」
「・・それよりどう?この速さ!」
ルル「は、早すぎますーーー!」
リリー「でもね、まだこれ3割くらいなんだよー!」
ルル「えー!嘘ですよねー!」
リリー「じゃあ、行くよー!」
そう言ってリリーがスロットルを全開にする
時速、800~900㎞はあろうかというこの世界では考えられない速度で飛ぶ
エイル「な、なななななんですか!あの速度早すぎませんか?」
アラーレ「リリーちゃん全開にしたわね」
エイル「え!?あんなに早いものなんですか?」
アラーレ「ええ、ただあの速さで飛ぶには条件があって・・」
グラド「早く飛ぶのに条件があるのか?」
アラーレ「ええ、普通の飛行船の速度だったら全然呼吸できるのだけど、あそこまで速度上げちゃうと
単純に呼吸できないのよ」
エイル「じゃあなんで、あの速度で今飛んでるんですか?」
アラーレ「私が飛ぶ前に風魔法で保護してあげて・・・あ!」
グラド「あっ!ってなんだ」
アラーレ「私、飛ぶ前にかけ忘れたわ・・・まあ、でもルルちゃんいるし大丈夫でしょ」
エイル(え、そんな適当な・・・え、でも、それも簡単にどうにかできちゃうルルさんって・・・)
リリー「ついでに他の町も空から見てみない?」
ルル「え?そんな・・いいんですか?」
リリー「うん、すぐ着くよ」
あっという間に町や国を通り過ぎながら見ていき
自分の知っている世界はこんなにも小さかったことを知った
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