1話ーーー判断を人に任せるとは・・・ーーー
この世界は一人一人、一つだけ固有スキルをもって生まれる
冒険者たちがダンジョンで狩りをするよりも命の危険性がなく普通にどこかに
勤めて働いていた方が楽で安定した収入が得られると考える人が多くなって
冒険者が少ない世界
これは18歳になったのを機に定職に就くよりも自分のペースでモンスターを倒し
好きな時間でダンジョンに入り、お金を稼いで行きたいと思った新米冒険者の女の子の話
リリーはバイトでは大金は得られないからと噂で聞いた一体数百万、数千万の討伐報酬を
夢見てよく調べもせず18歳になった事を期に鉄の鎧、鉄の双剣を
持っているお金のほとんどを使い装備を買って
冒険者ギルドに登録してダンジョンに入った
ダンジョンに入りしばらくすると・・・
リリー「ゴブリン見~つけた!」
リリーは双剣を振るいゴブリンと戦い始めた……が?
リリー「えいっ!えいっ!」
リリー「……あれぇー?」
リリーの剣はなかなかゴブリンに上手く当たらず、苦戦していた
そして、30分が経ちリリーの息が上がってくる
リリー「ゴブリンってこんなに強いの!?初心者が簡単に倒せるモンスターだと思ってたよ……」
油断したその時!背後からゴブリンが現れ棍棒を振りかぶっている
リリー「え、うそっ!?」
人生が終わったとあきらめかけたリリー
しかし、そこに
???「ペネトゥレイト!(貫きの刃)」
一瞬のうちにゴブリンの腹を剣が突き抜けていた
リリーは何が起こったのか認識する前に
???「スラッシング!(斬撃)」
ゴブリンは瞬く間に3体が倒され、小さな魔石が落ちた
???「大丈夫か?」
リリーはボッーとしている
???「おい!しっかりしろ!」
リリー「……え?」
謎の男がリリーの肩を叩き、ようやく走馬灯から目覚めた
リリー「わっ!え!?……えと…あなたは?」
???「君がなんかヤバそうな状況だったから割り込ませてもらったよ」
リリー「助けて貰ってありがとうございます!」
???「君が大丈夫なら良かったそれじゃあまた」
立ち去ろうとして剣を収めようとした時
パキンっ!!
急に剣が折れた
???「あ…」
リリー「あ…」
数秒の沈黙の後……
リリー「ごめんなさい!私を助けるために……け、剣の費用せめて私に払わせてください」
???「いいんだいつもの事なんだ」
リリー「いやそこは助けてもらったから!………?」
リリーは発言している途中でなにか忘れていることを思い出した
リリー「心の声・って……あぁぁぁー!そういえば私装備を買ってからほとんどお金もってない……!」
自分で買うと言った手前、お金ありませんと言えないリリーは青ざめる
???「本当にいいんだ!」
リリーはお金はない!でもそこに甘えてはいけないという葛藤にかられる
リリー「で、でも…」
立ち去ろうとする謎の男に慌てながらこう言った
リリー「あの!お名前を!!」
男は振り返り
???「私はグラドだ」
リリー「グラドさん…?あ!私リリーっ言います」
グラド「……んっ!君は冒険者なったばかりかい?」
リリー「はい!初ダンジョンです!」
グラド「そうか……」
グラドは倒したゴブリンとその周りを見渡した
グラド「うーん…」
グラドは考えながらリリーの装備を見た
グラド「リリー君がゴブリンと戦うところを見せてくれないか?」
リリーはキョトンと不思議そうな顔をしながらも、もう一度ゴブリンを探し戦うことに
グラド「一体か丁度いいだろう!やってみてくれ」
リリー「やーーーー!えいっ!それっ!あったれぇ!」
しばらくグラドは動きを見たあと
グラド「ペネトゥレイト!(貫きの刃)」
ゴブリンは一瞬で倒れた
リリー「グラドさん、どうでしたか?」
グラド「そうだな、リリー君は今の装備重いと感じているんじゃないかい?」
リリー「えっ…………」
焦るリリー誤魔化そうとするが
グラド「リリー君はほとんどを金属の装備をしているがまだ体がその重さについて行ってないと思ったんだ……どうだい?」
リリー「あ。。。はい重いです……」
グラド「やはりそうか、リリー君にはその装備はまだ早かったようだ」
リリー「そんなこと言わないでくださいよ~頑張って買ったんです!」
涙ぐむリリー
グラド「責めてるわけじゃないんだ…ただ、自分の力量に合わない道具はただ上手く使えないから・・・
自分の足手まといになってしまうんだ、高額な購入代金、メンテナンス費用が多くかかる荷物にな」
グラド「……まあ、リリーはそう落ち込むな…」
グラドはあたふたしながら
グラド「とりあえず今は君が自分の思い通りに動く位まで鎧を減らそう?……な?フルプレート重いだろ……な?」
そして……
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