表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

263/263

約束ごと4 《コラボ小説》※挿絵あり

挿絵イラストはキイトさんに描いて頂きました!


ありがとうございます!

「え、ソフィーちゃん、帰るの?」

「うん。そうなの」

「そっか。寂しくなるね」


 サロンで談笑していたらソフィーちゃんが異世界に帰るらしい。


「姉上、大丈夫ですよ。また会えるのでしょ?」

「うん。会えるよ!! だから、またきっと会いに行くから」


 一緒に談笑に混ざっているノエルはソフィーちゃんに聞いてきたら、ソフィーちゃんははっきりと頷いた。


 ノエルもたまにサロンでお茶してると混ざりに来るようになった。最初は様子見で遠くから眺めているだけだったのが、今では当たり前のように普通に会話するようになった。


 これも、ソフィーちゃんの力なのだと私は思っている。


「ソフィアちゃん、約束してね。笑顔を忘れないでね。私ね、ソフィアちゃんが笑ってるのが大好きなの。忘れたら、めっ! なんだからね」

「うん。忘れないよ、絶対に。挨拶、しに行くなら付き合うけど」

「ううん。早く帰らないとダメなの。ごめんね」

「それなら仕方ないよね。私とノエルでお見送りしようか」


 私とノエルは立ち上がる。


 ソフィーちゃんはソファから立って、少し歩いて周りに家具が無いことを確認すると頷いて呪文を唱える。


 すると鏡みたいなのが現れた。


 ソフィーちゃんはクルっと振り向いて、私に駆け寄った。


 勢い良く、抱きついてきた。


挿絵(By みてみん)


「私はソフィアちゃんの友達だよ。忘れないで」

「うん。私もソフィーちゃんみたいな友達が出来て、良かった。忘れないよ、こんなに可愛らしいうさぎさんなんだから」


 ソフィーちゃんは毛並みがとても綺麗で触ると優しい気持ちになる。


 ソフィーちゃんが滞在中はお揃いのドレスを着ていた。


 濃いめなピンクリボンに白と水色が基準のドレス。こういうのを双子コーデっていうのかな。


 ソフィーちゃんは私から離れ、手を振った。


「またね」って、


 鏡に入り、鏡ごと消えてしまったのだった。


「姉上」


 ノエルが心配そうに顔を覗き込む。


 私は首を左右に振った。


「大丈夫。だって、また会えるって約束したもの」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
∀・)完結お疲れ様でした! ∀・)いやぁ~最後まで読むことになり、いち読者として感慨深く思います。 ∀・)ソフィアのゲームの世界観と自分のことを客観視できるメタが他にない本作の面白さと僕も思うに思…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ