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僕と妖怪の日常  作者: タチバナ
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僕の入学式 その1


僕がこの部屋に引っ越してきて約一週間が経った。

この一週間、特に何か事件とかは起きることもなかった。

基本的に朝起きてご飯を食べて風呂に入って寝るだけの生活だった。


もちろんわらしとも仲良く過ごしている。

わらしは相変わらずよく食べていて、僕の5倍くらい食べていると思う。

昨日も、少し高めだがおいしいと評判のハンバーガーチェーン店のハンバーガーを10個とチキンを5本をおいしそうに食べていた。

わらしが宝くじで稼いでいなかったらとてもじゃないが食費は払えないだろう。



宝くじといえば、先日銀行に当選したお金を受け取りに行った。

そんなに大きいお金を扱ったことがないのでかなり緊張した。

さすがに現金で100万円を受け取るわけにはいかないので、その場で銀行口座を作ってその口座にそのまま入れた。

通帳のゼロが多かった。


しばらくは100万円があるので大丈夫だが、わらしの食費がすごいのでそれがなくなるのは時間の問題だろう。

今のうちにわらしの食費を稼ぐ方法をどうにかしないといけない。

同じ人間が何回も大金を宝くじで当てるのはさすがにおかしい。




今日は大学の入学式だ。

僕は生まれて初めてスーツを着た。

何か大人っぽくなった気がする。


「お前さんがかっこよく見えるのう」


とわらしもからかってきた。


大学では何とかして友達を作り、普通の大学生活を送りたい。

そのためにはやはり始めが肝心だ。

気を引き締めていかなければならない。

ネクタイをぎゅっと締めて僕は家を出た。



大学に到着し、入学式の会場となるホールへ向かう。

周りにもスーツを着た人の流れがあるのでそれに従う。


ホールの中へ入るとまだ早い時間にもかかわらず、割と席が埋まっていた。

僕は後ろの方のまだ席が結構空いているスペースの席に座った。


5分後、特にすることもないのでスマホをいじっていたら話しかけられた。


「隣って空いてます?」


顔を上げると黒髪短髪の爽やかな顔をした男と茶髪で髪は少し長めでチャラそうな男がいた。

僕に話しかけたのは黒髪のほうだ。


「空いてますよ」


もちろん僕にはまだ隣に座るような友達がいないのでそう答えた。

二人は席に座った。

僕の隣に黒髪が座り、その隣に茶髪が座った。



僕はまたしばらくスマホをいじっていたのだが、あることに気づいた。

これって友達を作る大チャンスではないだろうか。

大学一年生のこの時期がおそらく友達を一番作りやすいだろう。

おそらくみんなそう思っているはずだ。

しかも隣の二人は既に友達っぽいので一人と友達になればもう一人とも友達になれるだろう。


問題は僕がコミュ障過ぎて自分から話しかけれないことだ。

そもそも何て話しかければいいかがわからない。

向こうから話しかけてくれないかなあと思っていると、


「名前何て言うの?」


キターーーーーー


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