表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕と妖怪の日常  作者: タチバナ
10/14

僕の宝くじ その2


せっかくスーパーまで来たので、家に帰ってスクラッチを削る前に買い物してから帰ることにした。

昨日引っ越してきたばかりなので家には何もない。


スーパーの中に入るとメロディーだけの音楽が流れている。

平日の午前中だからかそこまでお客さんは多くないように思えた。


「何か必要なものとか欲しいものはない?」


「美味いものさえ食べれれば特にないぞ」


本当にぶれないな、この幼女は。

どれだけ食いしん坊なんだよ。

本当に太らないのか?


「じゃあ何が食べたい?」


「お前さんは料理はできるのか?」


僕は今までまともに料理をしたことがない。

作ったものといえばせいぜいカップラーメンくらいだ。

カップラーメンは料理とは言えないかもしれないが。

ちなみにお米を炊いたことすらない。


中学生の時に林間学校で、班でカレーを作るという機会があったのだが、その時僕はただ見ていただけだった。

班長に君は見てるだけでいいよと言われたからだ。

少し悲しかった。

カレーはおいしかった。


「ほとんどしたことがない。

 でも外食やコンビニ弁当ばかりだと体に悪いから少しは自炊しようかなと思ってる。」


「頼むから儂が食べれるものを作ってくれよ」


失礼な。

レシピだったらスマホで調べればすぐにわかる。

そのレシピ通りに作ればまず失敗はしないだろう。

素人が隠し味とか言って勝手にアレンジするから失敗するのだ。

僕は決してそんな真似はしない。


「それで何が食べたいんだ?」


「オムライスが食べたいのう。

 それならそんなに難しくないはずじゃ。」


オムライスか。

もちろん作ったことはないが、ご飯とケチャップを混ぜて卵で包むだけだろう。

何とかなりそうだ。


僕はオムライスのレシピをスマホで検索し、必要な材料を調べた。

フライパンは買ってあるが、家には食料はないし調味料すらない。

僕はスマホを見ながら、ケチャップや卵、玉ねぎ、鶏肉をカゴに入れた。


他にもお米だったり、昼ごはんのお弁当、お茶など飲み物、塩コショウや砂糖など調味料も買うことにした。


結構な量になってしまった。

レジで商品を渡すとそれなりの金額になった。

今回は飲み物や調味料、お米も買ったので仕方ないだろう。




スーパーからの帰り道、僕は両手にスーパーの袋を持って歩いていた。

お米もあるのでかなり重い。

わらしにも少しくらい持たせようとしたが、

「儂が持っておると他の人からは袋が宙に浮いているように見えるぞ」

と言われ僕が全部持っている。


そんなに気温は高くないのに汗をかいてきた。

両手が塞がっているので汗も拭うこともできない。

わらしは涼しい顔をしている。


「そういえばスーパーの中でも普通にわらしと喋ってたけど大丈夫かな?」


「大丈夫じゃないか?

 ただみんなお前さんのことを変な目で見てたけどな」


何で今言うんだよ。

もっと早く言えよ。


ブックマーク、評価してくれると作者が喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ