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第九十八話 コクモツ皇国

コクモツ皇国対応です。

さて、皇帝以下貴族どもは、一族郎党処分するが、魔王城にいた関係者立ち合いの上、処理する必要があるだろう。

公開処刑でもいいが、どうするかな。

調整が必要だから、日程調整してもらうか。


根田 「ヤソー公国とコンサーイ帝国の貴族以上は、全員処分ですが、コクモツ皇国の貴族も処理する必要がありますよね。」


光華 「先に、コクモツ皇国の貴族を処理するのは、どうですか?」


黒乃 「それが良いと思う。領土割譲は要求しないのでしょ?いらないし。」


玉樹 「土の大神殿に従魔などを授ける必要もありますし、牧場用地などを提供させる必要もありますから。」


根田 「それもありますが、結果としてコクモツ皇国は、光の大神殿の厚意を踏みにじり、魔王さん達魔族に恥をかかせました。私が無理を言って、交流を持たせた世界樹の森にも迷惑をかけたのです。土の大神殿の顔を潰した形ですし、問題のコクモツ皇国の貴族領は、買い取らせますよ。」


そう言って、コクモツ皇国に連絡し、土の大神殿、魔導士ギルド、王族を問題を起こした貴族領に連れ出した。全ての予定は、俺の都合を優先だ。

文句は言わせない。皇城には、一応正門に転移してやったぞ。無言で城に入ったが、城の者達は、俺の姿を見ると瞬時に跪いたよ。門番の兵士もね。事前に連絡していたからな。魔導士ギルドのギルドマスターとスズランさんも城にいたよ。その時の様子は、こんな感じだ。


根田 「…謁見の間で会うつもりですかね。案内も無いですが。今回私は、礼を執りませんよ。…庭に行くことにします。気配がありますし。」


光華 「国皇もそれは理解しているでしょう。そこまで馬鹿ではないはずです。」


黒乃 「太郎様が、自分達より立場が上なのは理解しているはず。」


玉樹 「神託の邪魔をした形ですからね。あ、庭は、そこから出れます。」


庭に出ると、国皇以下が待っていたよ。国皇も俺を見た瞬間跪いた。


根田 「…連絡してありましたが、案内が無いのは、どういうことですか?確かに私は、案内が無くても何処に何があるかは、分かりますがね。」


冷酷な演出で尋ねる。


モチキビ14世 「ネタ様、申し訳ありません。ネタ様がお見えになられたら、案内するよう兵士に通達してありましたが、平伏するよう申し付けたため、手違いがありました。お許しください。」


第二王子が、平伏したまま答える。

この城の者は、馬鹿なのか?能力で、嘘では無いのが分かるから、わざとじゃないんだよな。

もしかして、コクモツ皇国の者って、真面目系馬鹿なの?嫌だなぁ。


根田 「まあ、いいでしょう。土の大神殿へ先に行きます。国皇も来てください。同行するのは、ここにいる者全員ですか?」


俺に無礼を働いたんだ、敬称で呼ばないよ。


モチキビ14世 「はい。従者など実務官を含めた者です。」


根田 「そうですか。では、転移します。」


挨拶無しで転移だ。

土の大神殿で聖女さんと大神官と合流し、問題を起こした貴族の領地の館へ転移した。


根田 「人はいないですが、時間停止状態にしてあるので、問題ありません。隷属状態でここの者達を出します。」


伯爵家の者達を隷属状態で取り出した。屋敷の時間停止も解く。伯爵領の者は、全員奴隷にしてある。まあ、移動できないようにしているだけだが、俺の命令には絶対服従だ。伯爵家の者は、封印したが、領民などは、そのままだ。伯爵家がやらかしたことは、魔法で強制的に、脳へ情報を叩き込んだ。光魔法と回復魔法でこれは可能だ。地上の者は、叡智の一族以外距離を関係無しに魔法を行使するのは無理だけどね。まあ、叡智の一族も魔力が無限では無いから、出来ることは限られるけどね。あ、この世界の回復魔法は、肉体の状態を”変化”させるものだ。地上の者は、理解していないが、読者さんは分かるだろう。

伯爵家の者は、全員震えている。


根田 「打ち合わせを行いますので、部屋を準備しなさい。」


そう言うと、伯爵家の者達が慌てて準備しに行った。勝手に応接室を使うとしよう。


根田 「応接室に案内するように。お茶はいりません。」


そう言うと、メイドが案内する。

流石、上級貴族の館だ。無駄に広い。まあ、雇用を生むのも貴族の仕事ではあるからな。


根田 「聖女さんと大神官殿、席に着いてください。お茶を出します。」


そう言って、紅茶とクッキーを出す。席に着いたのは、俺と精霊、神殿の者だけだ。国皇も立っている。伯爵と家族、伯爵家の重臣も同じだ。


土の聖女 「あ、あの、根田様。陛下たちも席に…。」


根田 「必要ありません。自国内の問題を対処できない者に、私と同席する資格はありません。」


そう言うと、土の聖女も顔を伏せる。国皇も分かっているので、何も言わない。

お茶を飲みながら、待つと部屋の準備ができたようだ。


根田 「部屋の準備ができたようですので、打ち合わせを行います。」


そう言って、移動する。打ち合わせでは、国皇も席に着かせる。邪魔だから。


根田 「まずは、事実関係を確認してもらいましょう。」


そう言って、記録水晶を再生する。魔王城でのことも記録したので、それも含めてね。


根田 「これが顛末ですが、コクモツ皇国の治安はどうなっているのです?貴族は、私のことを勘違いしているようですが。」


そう言って、紋章を取り出す。コクモツ皇国なら、紋章だけで十分だ。勇者のやつあるしね。


根田 「これ、何かわかりますよね?勇者が持っていたものが、あるんですよね?この国には。これは、私のですけど。」


国皇達にも発言を許しているが、無言だ。


根田 「まあ、良いです。伯爵家に関してですが、お家取り潰し程度が、通常の処理でしょう。しかし、今回は、国際問題です。私の見聞にも支障が出ました。コクモツ皇国は、神託を軽く考えているのですか?私は、人族に不利益を与えた覚えはありませんよ。」


淡々と話す。神妙な顔で国皇が口を開く。


国皇 「根田様に、ご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。私は、どのような処分を受けても構いません。ですが、どうか民は、お許しください!お願い申し上げます。」


そう言って、平伏した。国皇も俺が、神族なのに気付いているようだ。発言は、嘘や芝居ではないな。


根田 「別にあなたを断罪した所で、意味はありません。伯爵家は、財産没収及び領地の者は、全員奴隷とします。伯爵と家族、重臣の者は、処刑します。神殿で教材にしますので、神殿で全員処刑します。国皇の他、貴族も立ち会うように。コクモツ皇国には、伯爵家の領地と隷属させた領地の者を買い取って貰います。ヤソー公国とコンサーイ帝国の皇帝以下貴族全員も処刑しますが、コクモツ皇国は、これらの国の管理をしてもらいます。経費はコクモツ皇国で持ってもらいます。ヤソー公国とコンサーイ帝国の管理は難しくありません。全員奴隷ですから。野盗なども捕らえていますし。税収は、魔族、世界樹の森、聖光国へ9割支払うように。各国へ均等に3割ずつ払ってください。領土整備として1割残しましょう。不足分は、コクモツ皇国持ちです。尚、ヤソー公国とコンサーイ帝国の税に関しては、現状より下げるように。ギルド所属の商人は現状維持で構いません。冒険者ギルドも現状維持で良いです。土の大神殿のある場所に関してですが、神殿領とします。治安維持などは、コクモツ皇国が今まで通りするように。まあ、当てになりませんがね。それと神殿に従魔を授けるので、大型の牧場を整備してもらいます。牧場は、ひと月で用意してください。勿論、費用はコクモツ皇国持ちで。ヤソー公国とコンサーイ帝国のインフラ整備は、10年以内にコクモツ皇国と同程度にするように。特に港湾は3年で整備しなさい。ヤソー公国とコンサーイ帝国の者を動員して構いません。くれぐれも管理するからと言って、おかしなことはしないように。そのようなことをすれば、必ずわかりますからね。その場合、おかしなことをした者は、ダンジョンの罠で死んでもらいます。罠で死ぬとどうなるか見るのも見聞になりますし、神殿の者が立ち会えば、良い教材になるでしょう。管理期間は、魔族の平均寿命に合わせ、5千年です。期間終了後、港湾権益は、魔族、鉱山権益は、世界樹の森、他は神殿領とします。異議は認めません。」


そう言うと、実務官が何か言いたげだったが、王子に止められてた。

伯爵たちは、真っ青になった。人を毒殺しようとしたくせに、処刑されないと思ったのかよ。

”ねぇどんな気持ち?”をやりたいが、今は真面目にする時だ。くそう。


国皇 「必ず、根田様の御指示通りに。」


国皇が平伏したまま、答えた。後で正式な条約として、処理させよう。

これは、コクモツ皇国にも得になるようにしたんだが、どうやら理解していないな。

そんなことを考えていると、土の聖女さんが質問だ。


土の聖女 「根田様、御指示だとコクモツ皇国の負担が多すぎて、破綻してしまいます。それと処刑で教材とはいったい?対人戦闘訓練で、魔法の的にするのですか?それとも武器で殺す練習ですか?」


聖女さんも分かっていないのか。嫁ぎ先が貧乏になるのは嫌だろうけど。処刑に関しては、それでも良いが、違うよ。


根田 「私の指示を理解していないようですね。負担もありますが、コクモツ皇国は5千年間存続が保障されたんですよ。魔族などの債権を管理するというのは、同時に魔族、世界樹の森、聖光国から守られるということです。利権は同盟よりも強い物ですよ。コクモツ皇国は、管理している間、侵略は受けませんし、支援も受けられるでしょう。防衛予算に余裕が出るはずです。人員もね。管理費用が欲しければ、インフラを整備し、経済を活性させ、税収が十分とれるように発展させればいいんです。これでも譲歩していますよ。私の見聞に支障が出たのは、大目に見ているのですから。処刑に関してですが、伯爵家の者は、毒を盛ろうとしたので、各種毒を試そうと思いまして。どんな毒で、どのような症状が出るとか、死ぬまでどの程度なのかなどを観察してもらおうかと。子供もいますから、大人と違いを比べたりできます。回復魔法を試すのも良いですし、ポーションのテストも出来ますから、参考になるでしょう?まあ、最後は殺しますけど。」


光華 「太郎様の説明に補足を。ヤソー公国とコンサーイ帝国は、神殿の怒りを買って、神の加護を失いましたが、コクモツ皇国が管理することで、神殿が作られますから、生産性や出生率などが上がります。神殿領になる場所へ巫女は、必ず派遣されますからね。」


黒乃 「魔族も闇の巫女を派遣する。それで、魔物の脅威は激減するし。」


玉樹 「世界樹の巫女も来ますよ。作物の収穫量も増えるはずです。神を冒涜したものなど、本来は絶滅させるのが筋ですけどね。太郎様の慈悲が分からないのですか?」


説明を受けて、聖女さんは、顔を伏せてしまった。

伯爵たちは、泣き出したぞ。うるさいな。遮音しておこう。

実務官も納得したな。


根田 「伯爵家の財産は、私が貰い受けます。領地などの代金は、魔族と聖光国に支払うように。比率は、魔族7割、聖光国3割です。魔王さんが恥をかかされましたからね。後は、魔導士ギルドですね。ギルドの管理はどうなっているのです?貴族でも問題があれば、監視するはずでしょう?まあ、管理できていないから、今回のような事態になったんですが。どうするつもりです?代表が皇族だから、甘えがあるんですか?」


魔導士ギルドは、初代責任者が勇者の嫁だったので、代表は皇族がやっている。まあ、皇族と言っても公爵家だが。


魔導士ギルマス 「ネタ様のご指摘の通りです。ギルド所属の魔導士は、貴族であろうと、処分権限をギルドマスターに、国から一任されております。魔導士ギルドは、どのような処分でも異議はありません。ただ、スズランは実行犯ですが、子供を誘拐された被害者でもあります。許されるものではありませんが、寛大な処置をお願いいたします。私は断罪されても構いません。お願いいたします。」


お涙頂戴かよ。嘘は無いけど、嫌いなんだよね。毒を盛られそうになったのに、加害者の事情を被害者に考慮しろと言うのかよ。


根田 「ギルドマスターの言うことは、自分達の都合ですよね。被害者が、加害者の事情を考慮する必要はありませんよ。今回は、死者や負傷者がいませんが、死者が出ていたら、死者復活を魔導士ギルドは出来るのですか?せいぜいアンデットにするだけでしょう。異議は無いと言いながら、随分身勝手ですね。そのように考える組織は、害悪です。魔導士ギルドは、神殿の下部組織とします。代表などの役職は解任です。その上で、命じます。私が閉じ込めている、コンサーイ帝国の上級ダンジョンを解放後3か月以内に攻略しなさい。ギルドマスター、スズランさんは、先頭に立って探索です。ダンジョンのドロップ品は、全て神殿の物とします。異議は許しません。」


魔導士ギルマス 「お、お待ちを。上級ダンジョンは、最後に攻略されたのが、500年前です。我々が、3か月で攻略は、とても無理です。」


話聞いてたのか?


根田 「どの様な処分でも異議は無いと言ったのは、嘘ですか?各国の代表や私を毒殺しようとしたのです。命を懸ける程度当然でしょう。これでも譲歩してますよ。それとも伯爵家の者同様に教材になりますか?その場合は、ダンジョンの罠にかかって死んでもらいますが。前衛が必要でしょう。盗賊や野盗を戦闘奴隷でつけてあげます。使い捨てにして構いません。装備は、魔導士ギルドで用意しなさい。」


冷酷なイメージの演出だ。


魔導士ギルマス 「異議を唱えてしまい、申し訳ありませんでした。ネタ様のご指示に従い、ダンジョン攻略を致します。」


攻略できなかった場合は、財産没収で戦闘奴隷とすることを言い渡した。

その後、商人ギルドに伯爵家の財産を買い取らせた。それと、ヤソー公国とコンサーイ帝国に、ぼったくり価格で物資を販売していたのを、コクモツ皇国と同じ相場で販売させることにした。ぶつぶつ言ってたが、契約は絶対だからな。ヤソー公国とコンサーイ帝国での商売から手を引くことも禁止した。

伯爵家の者には、土の大神殿で毒を飲ませたぞ。俺に盛ろうとした奴。これって、30分程度効果が出るまでかかるのな。他の大神殿の者も呼んでいたので、色々試したよ。毒を用意したその道の者も封印していたからね。毒も種類あったから。解剖もした。見ていた貴族に気絶したものもいたけど。あ、死体は魔素分解したから、衛生問題も無いよ。これも記録水晶で記録して各国で再生させたよ。俺と敵対するのは絶対に駄目って、再認識したみたい。毒のレシピも神殿に渡した。解毒剤作るのに必要だし。まあ、とっくり草で大丈夫だけど、本来の解毒剤もあった方が良いからね。これは、神殿も分かってる。必要な情報は引き出したので、毒を用意した者は、一番強力な毒を試してやった。本望だろう?

ヤソー公国の貴族をそそのかした商会は、商会長(会頭と言うんだっけ?)以下主要な役職の者は、聖都のダンジョンの毒床の効果を確認したり、キノコの魔物で寄生実験してみた。その様子は、神殿の者と一緒に観察したぞ。神殿の者も貴重な資料が出来たと言ってた。とっくり草も試して、効果も確認出来て、感謝してたよ。その他の者は、奴隷として商人ギルドに買い取らせたよ。財産もね。

財産を処分した資金で、商人ギルドに聖都の貴族街に屋敷を2軒用意させ、魔族と世界樹の森に与えた。俺の都合で交流させたから、お詫びだ。恐縮していたけどね。各神殿にアイテムと従魔を授けたが、従魔は場所の関係があるので、置き場所の確保ができるまでは、箱庭と言う魔道具で小さくなって飼われている。これは一年しか持たないが、神殿には、コンサーイ帝国の財産を処分した資金を与えたので、場所は大丈夫だろう。

商人ギルドが、コンサーイ帝国の財産を債権として要求したが、俺が滅ぼしたのだから、債券は主張できない。俺がこのようなことをしたのは、商人ギルドに責任があると言ったら、引っ込んだよ。商人ギルドが文句を言った時に、呪いが発動しかけて、何人か倒れたら、即座に引っ込んだ。

ヤソー公国とコンサーイ帝国は、兵士と民は隷属状態で、元に戻した。コクモツ皇国が管理者を派遣したので大丈夫だろう。奴隷の管理権限を与えたので、問題は無い筈だ。

後は、冒険者ギルドに責任を取らせるのと皇帝以下貴族どもの処理だな。

全く、地上の問題に巻き込むなよ。

余計な仕事させやがって。

神が介入することじゃないんだぞ!


シリアスは、性に合いませんが、仕方ないです。

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