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第七十四話 弓使えるの?

魔弓のテストをします。

夜が明けたので、軽く朝食を取って転移で神殿に戻ってきた。

上級神官の二人が関係者に話を通してくるというので、見習い達と広場で弓の練習をすることにした。


根田 「土魔法で的と壁を造るので、魔弓を使ってみましょう。事故が無いように障壁も張るので、心配いりません。」


広場にいる神官や騎士に断って、弓の練習をさせてもらう。

弓を使うの初めてだけど、普通に的のど真ん中に当たる。

魔弓の効果もすごいね。鑑定した通りだ。効果を発揮したら魔法の矢だから、消えるんだね。

外したらどうなるのか気になったので、空に向けて撃ったんだけど、地面に落ちたら消えた。

周りで見ていた神官や騎士が驚いている。


根田 「魔弓の効果を確認しましたが、強力です。1級の魔物でも十分倒せますね。試してみてください。」


そう言って、的を新しくして、見習いに矢を射って貰う。

ど真ん中では無いけど、的に当たってる。魔弓の効果があるから、十分ダメージ与えることができるね。


根田 「皆さんは、弓使ったことあるんですか?上手じゃないですか。」


そう言うと、基本的な剣、弓、槍、メイスは使えるそうだ。

普段は、頑丈な魔物に対応できるメイスを使っているそう。

すごいね。優秀だ。


根田 「魔弓は属性があるので、向き不向きがあるかと思いますが、どうですか?」


魔法適性が高い属性の魔弓と、相性がいいみたいだね。

見習い達の様子を見ていたら、副大神官が話しかけてきた。


副大神官 「根田様、お早うございます。見習い達が使っている弓は、魔弓のようですが、お創りになられたのですか?」


まあ、そう思われても仕方が無いか。


根田 「お早うございます。弓は、私が創ったものではありません。ダンジョンの宝箱から出た物です。」


副大神官 「見習い達が使っているということは、聖都の中級ダンジョンの品ですか?」


根田 「そうです。副大神官殿には、説明があると思いますが、ダンジョンで問題が発生中でしてね。」


そう言うと事情を察したようだ。


副大神官 「なるほど。報告のあった魔物が増えている件絡みですか。外で話すのは、控えましょう。」


副大神官と話していると師匠さんがやってきた。


ソコトラ 「根田様、お待たせしました。予定を調整しましたが、明日で大丈夫ですか?」


根田 「それは大丈夫です。素材などに関しては、研究職に先に渡しますか?」


ソコトラ 「明日の打ち合わせに研究職も立ち会いますので、その時にお願いします。」


根田 「食材はどうしますか?」


ソコトラ 「それも明日ということで。試食も含めて、打ち合わせしようと思います。」


根田 「わかりました。魔弓も預かりましょうか?」


ソコトラ 「お願いします。弟子たちには、普通の弓でカラーウサギを狩らせますので。」


そう言えば、練習するって言ってたな。じゃあ、一緒に狩りしてくるかな。

解体の手本見せた方が良いだろう。


根田 「じゃあ、私が一緒に行ってきますよ。」


ソコトラ 「よろしいのですか?弟子たちだけでも大丈夫ですが。」


根田 「解体の仕方を教えた方が良いでしょうからね。あ、そうだ。今回ダンジョンで出たアイテムの一覧です。効果もまとめてあります。食材と種に関しては、打ち合わせで説明しましょう。」


そう言って、アイテムの一覧表を渡した。


ソコトラ 「有難うございます。お手数をおかけしますが、弟子たちをお願いします。私は打ち合わせの準備をしますので。」


そう言って、見習い達と狩りへ出かけた。



◇◆◇◆◇◆



西側の草原だと冒険者がいるので、転移で森の近くに来た。

見習い達もダンジョンでレベルアップして、索敵能力がアップしているので、カラーウサギは30分ほどで10匹ほど狩った。

ウサギの在庫はまだあるので、今回俺は狩らない。

…狩らないつもりだったんだけど、鹿がいたので獲ったよ。例の頭が人の奴。5匹いたよ。あ、獣は種類で数え方違うけど魔物は、全部匹だ。獣ならウサギは一羽二羽で、鹿は一頭二頭だろうけど。


根田 「今日は、狩りするつもりは無かったんですけどね。」


光華 「でも、違う獲物の解体を見れば参考になるのでは?」


黒乃 「そうそう。人頭鹿は、角があるだけで、頭部の作りは人と同じだから、解体すれば参考になる。」


玉樹 「3級の魔物ですから、結構美味しいですよ。頭部は人と同じ作りですけど、知能は低いんです。」


竜 「鹿は、脂がほとんど無いですが、美味しいですよ。皮も良い物ですし。」


この奈良県のマスコットみたいな頭部を持つ鹿は、”人頭鹿”って言うのか。

大きさは2.5m程度だから、ニホンジカより一回り大きい。

取り合えず、神殿に戻ろう。


根田 「まあ、解体の練習する分の獲物は狩りましたから、神殿に戻りましょう。」


そう言って、神殿に戻った。



◇◆◇◆◇◆



孤児院の庭で解体だ。料理人志望の子や冒険者志望の子が、見習い達と一緒に練習した。

ウサギと鹿の違いを比べたり、皮がどうなってるとか参考になったみたい。

特に人頭鹿の頭は、見習い達が熱心に見ていたよ。確かに角があるだけで、人の頭と変わらない。

後、参加した子供は、血とか大丈夫みたい。レバーとかを焼いて食べながら解体していたんだけど、作業していない子がちゃっかり食ってたよ。

これには、作業やってた子も苦笑いだ。


根田 「筋肉と骨の付き方とか内臓とか参考になったかな?関節の仕組みとか分かれば、狩りするときに、どこを攻撃すると効果的なのか分かると思う。大きさが変わっても関節の仕組みとかは、変わらないからね。人型の魔物なら、もっと参考になったかもしれないけど、いなかったからね。」


そう言うと、皆勉強になったってさ。

昼飯は、人頭鹿のステーキだ。あっさりしてるけど美味かったよ。

皆も美味しそうに食べてた。

皆に素材はどうするか聞いたら、売却して良いと言うので、冒険者ギルドで売ってきたけど、代金は解体した子供と見習いに渡したよ。

皆、勉強させてもらったから、俺に受け取ってくれって言うけど、渡したよ。

『自分達の為に使いなさい。』って言ってね。

まあ、それは置いておくとして、問題は、ダンジョンボスが復活したよ。

暫くは、間引かないと駄目だな。

解体した肉は、食堂に預けてきた。ついでにバッタも少し押し付けてきたよ。冒険者ギルドでも売ってきた。

それでもまだ大量にあるんだよね。

まあ、その内に捌けるだろう。魔族領には、巨人族もいるそうだから、そいつらに押し付けても良いし。

ダンジョンのことは、打ち合わせ後だな。

取り合えず、作り置きの料理でも作るとしよう。

焦っても仕方が無いしね。


うーん。ギャグが無い。

色々入れると長くなるので、今回は勘弁してください。

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