第六十三話 ”馬”の情報とターン攻撃
説明が多くなってしまった。
考えてから書けばよかった。ノープランだとおかしくなりますね。
もやしと魚醤を授けた後、精霊達の話から魔物に関して興味深いことを聞いた。
魔物は、空間から魔素を吸収するので、食事が必要ない存在だが、基になった生物の特性を引き継いでいるので、捕食などをするのは、前に話したが、そう言う存在であるため、所謂”旬”というものが無く、いつでも同じ味だそう。それなら、季節気にして食材集め無くても問題無いね。
それと、ランク違いで大型のものがいる魔物は、低ランクのものが進化するそうだ。魔素を溜め込んでいったものが、比率調整で進化して大型になるそう。それでも比率的に間に合わない場合は、発生する設定だって。発生するまで、ある程度期間が空くようになっているそう。大型は特にね。
あ、ブルーギルとブラックバスなんかは、聖都の東の川にもいるそうだ。北の河と違って、東の川は、普通の魚が多いって。何でも”水源の泉”は水野さんの加護があるので、”水源の泉”を水源にしている河の水は、魔素が濃いので魔物が多いそうだ。
後、エレー様が世界を創造した時は、基本的な生命を創り、進化因子を与えて、いろんな環境が発生するように設定しただけだそう。
種族の設定とか比率とか様子を見て微調整してるそうだ。今は、増減する予定は無い。地上の設定をどうするかは、万年青で会議して決めるそうだけど、自分が地上にいるときは、一時的に変更する許可は貰ってる。そうじゃないと行動しにくいから。それに万年青に戻ったら、自分は縁起神だけど、会議に出席しないと駄目だって。神格が高いから、エレー様と同じ最高神の扱いになるそう。下っ端の方が、気が楽なんだけどね。
愚痴を言っても仕方がない。
魔物に関しては、焦らなくていいのが分かったので、手持ちの食材を調理しようと思う。
あ、言ってなかったけど魔物は、基になった生物より、味は同じか良くなってる。
話がそれたけど、手持ちの食材は、ウサギと猪、コカトリス、七面鳥、リス、ツチノコかな?
狸は、もう無い。味は分かったから、もう獲らないからね!
鹿は獲れなかったんだ。だって、頭部がさ、奈良県のマスコットそっくりなんだよ。人の頭に鹿の角がある奴。体は鹿そのものだけど。それ見て固まってさ、逃げられた。追いかけてまで、欲しくなかったし。鹿のことは置いといて、他の食材は、あったかな?
…あ、バッタもあった。後、クリスタル系は、容器作るのに全部使ったから、もうない。
地上の者が容器にするのは、木製か陶器でも良いしね。
話がそれたな。
根田 「そう言えば牛肉が無いんですよね。欲しいところですが、手持ちの奴も少し減らさないといけませんし、どうしましょう?」
光華 「燻製とかの保存食は、作らなくていいのですか?」
黒乃 「旅する時に、保存食持ってる方が自然。」
玉樹 「まあ、我々だけの時なら問題無いですけど、地上の者と一緒に行動する時の用意は、いるでしょうね。」
竜 「聖獣仲間の”馬”呼んで、馬車引かせますか?車内を神域空間にすれば、保存食無くても問題無いですよ。」
保存食はあった方が良いよな。燻製とかベーコン、ハム作るのも良いね。干し肉はどうしようかな?
実は干し肉って、あまり好きじゃないんだよ。
干し肉作るなら、ソーセージとか作る方が良いな。でも一応、ジャーキー作るか。そうすると牛肉が欲しい。他の肉でもできるけどさ。
パンも焼くかな?それと馬の聖獣か、他の聖獣呼ぶと大人数になるし、どうしよ。
根田 「そうですね。燻製とかハム・ベーコン・ソーセージなんかは、作りましょうか。ただ煙が出るから、聖都の外のが良いですよね?後、竜が言ってる聖獣の”馬”って何呼ぶの?大人数になるから、それは考えないと。」
光華 「燻製やる時の煙は、神殿の者と相談すれば大丈夫じゃないですか?」
黒乃 「そうそう。研究棟でやれば、実験やってるって思われる。」
玉樹 「太郎様がやると人が集まるから、不味いんじゃない?知識をあまり与えすぎるのも問題だし。」
それは、あるんだよね。砂糖とか使うと問題あるし。前に焼酎使って、ドワーフ来たからな。甘党のエルフとか聖女さんたちが、お菓子を要求しそうだ。
竜 「聖獣仲間の”馬”は、数種類いますよ。私より立場下ですけど。ユニコーンとかペガサスとかいますが、ユニコーンは、色々とこじらせてます。馬じゃないですけど、麒麟でも呼びますか?麒麟は、我々光龍と立場は一緒です。」
竜が苦笑してる。ユニコーンって乱暴かつ好戦的で、処女厨な馬だろ?そんなのが聖獣なの?麒麟は、確か黒宮さんと黒乃さんの部下だろ?漆黒麒麟とか言う種族で、責任者の役職が、暗黒王麒麟だったかな?漆黒の肌で鬣とかが金色だっけ?そんなの来たら、目立ちすぎるわ!
根田 「燻製は、聖都の外でやるか神域空間で作業しましょう。玉樹さんが言うように、あまり介入するのも何ですから。燻製自体の技術はありますし、味噌と醤油を授けたのですから、ソミュール液なんかは、工夫させる方が良いでしょう。後、ユニコーンって粗暴な馬じゃないんですか?処女にしか懐かないとか地球の伝承にありますよ?そんな馬が、聖獣なんですか?麒麟は、目立ちすぎますよ!魔族領ならまだしも。」
光華 「ユニコーンは、確かに乱暴ですね。処女厨では無いですけど。」
黒乃 「乱暴だけど、ヘタレで弱い。処女厨じゃないけどロリコン。麒麟は、腰が低い。暗黒王麒麟は、気の使い過ぎで円形脱毛症だから、呼びたくない。こっちも気を使う!」
玉樹 「ユニコーンは、一応聖獣ですよ。聖域の警備担当です。地球の伝承と違って、人族程度なら負けませんけど、魔族には負けます。雄はロリコンで、雌はショタコンです。まあ、ヘタレなので、攻撃されると逃げます。単なる足の速い、角のある馬ですから。」
竜 「そうなんですよね。ユニコーンは、人語を理解して話すのと足が速くて、多少力がある程度で魔法使えませんし。弱いくせに乱暴って言う馬鹿ですから。玉樹様の本体である世界樹様の聖域も守ってますよ。警報の役割ですけど。」
そんな馬は、いらない。護衛じゃなくて警報役かよ!俺に攻撃してきたら、食ってやるからな!
暗黒王麒麟よ、会ったら円形脱毛症治してやるからな。気の毒だ。黒宮さんも治してやれよ!
根田 「ユニコーンは問題があるので、呼ばないでおきましょう。おっさんの私に、攻撃しそうですよ。攻撃してきたら、食べますからね。それに聖獣は目立つので、取り合えず呼ばないことにします。」
雄が来たら大変だからな。それに、運んでもらわなくて良いんだよね。自分で移動するほうが早いし。
光華 「我々に攻撃してこないです。太郎様のことは連絡が行ってますから。強がって悪口とか言ったら、その種族は絶滅処分ですよ!」
黒乃 「太郎様が前怒った時、世界樹の森に影響が出たのは、聖獣たち知ってるから、おかしなことしない。」
玉樹 「そうですよ。太郎様が近づけば、すぐ気付いて平伏しますよ。」
竜 「我々聖獣は、神様や精霊様の力は感じられますから。太郎様のように、力を制限していても分かるようになってます。」
そうなんだ。光の上位精霊とか気付かなかったぞ。まあ、あの時は、俺が気配消そうとしたからな。
聖獣のことは置いておこう。
話していて、良い時間になったので昼食にしよう。
昼食は、バッタにした。少しでも減らさないとね。
◇◆◇◆◇◆
昼食後、市場に行ってハーブとか野菜なんかを買ってきた。干し肉とかの保存食もね。
何食べるかな?持ってる七面鳥とか丸焼きにするには、大きすぎるんだよね。やろうと思えばできるけどさ。
鳥っぽいのは、から揚げとか竜田揚げにして、味比べてみようかな。あるいは、串にさして焼き鳥にするとかね。あ、こっちのが材料少なくて済むか。レバーとか食えるし。
ウサギ、コカトリス、七面鳥、ツチノコは、鳥っぽい味だと思うんだ。
ウサギ、コカトリスは、鳥っぽいし、七面鳥も鳥だからな。ツチノコも蛇だから、鳥っぽいんじゃないかな?まあ、蛇は、魚みたいな味もするけど。
あ、コカトリスの尾は、蛇だった。この部分は、魚と鶏を合わせたような味なんだよな。臭みは無いけど、爬虫類の味だよな、アレ。でもウサギは、焼くと固くなるか。
うーん、そっちは後にして、リス食ってみるか。
物好きとか言われたし、先に消費しよう。
どう料理するかな。
昔のヨーロッパの貴族は、スープにしたんだっけ。
これも調子に乗って増やしたからな。どうしようか。これは、スキルアップ食材でもないし。
取り合えず、味が分からんから焼いてみるか。
根田 「夕食はリスにしようと思いますが、味が分からないんですよね。」
光華 「こちらの世界で食べる者は、ハーブソルトで焼いてるだけです。」
シンプルだな。
料理食べなくても味が分かる能力使うのも、手段としてはあるけど、それだと面白くないから、能力OFFにしてるんだよね。
エレー様に聞いたら、その能力のON・OFFは出来るって言ったからさ。問題あっても俺は、不死身だし。俺が悶絶するのは、ネタ的にオイシーから!
シンプルだけど塩胡椒で食ってみるか。
根田 「取り合えず、塩胡椒で焼いてみて、味確かめてみます。」
肉は、皮をはいだ、むき身の状態だ。内臓は、食えないことは無いけど、”食用を推奨しない”になってるから、釣り餌かカニ籠やる時用に使おう。
鑑定したら獣と違って、魔物は人族とか襲って齧るから内臓は食わない方が良いみたい。齧った人族とかが病気だと、内臓食うと病気がうつったりすることがあるみたい。
まあ、全部の魔物が駄目なわけじゃないけど。手持ちだと猪・ウサギ・コカトリスは食っても平気。まあ、処理は必要だけど。
話がそれたけど、むき身のリスは、ウサギって感じだ。大きさ的にもね。まあ、げっ歯類とウサギは、近縁種だからな。
腿でも切って焼いてみよう。
…焼けたけど、特に気になる臭いは無い。タダね、雄の腿を焼いたんだけどさ、腿を切る前の肉のアレがさ、何と言うかウタマロなのよ!暴れん棒状態なんだよ!これが普通なのかな?
だとしたら凶悪だ。当社比で何倍にサイズアップするんだ?まあ、それは良いとして、この部分食えるのかな?
…鑑定の結果、害は無い、竿も玉も食える。害があっても良かったのに!
くそう、尻尾は食えないくせに!
それは置いといて、取り合えず試食しよう。
音楽の魔人!危機を煽るようなBGM付けないの!
舞踊の魔人もチアガールに変身して、出てこようとするな!
出番少ないけど文句言うな!
根田 「焼けたので、食べますね。」
オオクリハラリス試食です。
パクッ。
モグモグ……。
んん?何だろう?コレ。
ラム?鴨?豚?いや猪?鶏?ウサギ?あっさりしていて、鶏とラムを合わせたような感じだ。
パサつきは無くて、ほんのり甘い味がする。
昔の貴族が、木の実の香りがするといったそうだが、そうでもない。
食ったの腿だからか?よくわからん。不味くは無い。というよりも癖が無い肉だ。
根田 「不味く無いですし、癖のない肉ですよ。地上の者は、何故、物好きとか言うのでしょう?」
黒乃 「あまり獲れないから、味知らないだけでは?」
玉樹 「3級の魔物だと他の魔物の方が、肉取れますからね。」
竜 「太郎様、私も食べたいです!」
竜が食べたいというので、残りを皆の試食用に焼いてみた。
しかし、竿と玉は俺に押し付けてきた!
根田 「皆さん下ネタ言うのに、これは私が食べろと?」
光華 「太郎様が獲ったんですから。」
黒乃 「太郎様のなら、食べる。ウフーンな口で。」
黒乃さんがウインクした。
反応するから、からかわれるんだな。きっと。
玉樹 「確かに癖無いですね。」
竜 「癖は無いですけど、鶏っぽいですね。これならコカトリス獲りますよ。」
味の感想は、俺と同じか。黒乃さんは、俺が反応しないので、投げキッスしてきた。
それには反応せず、竿と玉を食うか。
光華さんが言ったように、獲った責任あるしね。
どれどれ。
ガリ、ゴリッ、コリ……。
うーむ。味があるものでは無いな。それほど固くは無い。
竿は、軟骨みたいだ。
玉もドロッとした感じかと思ったが、コリコリしてるだけ。
美味くは無いが、不味くもない。
歯ごたえだけだ。
根田 「これは、歯ごたえだけで、美味くも不味くもありません。リスはシチューとかにするのが、良いかもしれません。」
でも、シチュー作るならブイヨンかコンソメ欲しいな。
コカトリスのガラは、あるから孤児院で教えるか。
シチュー作って、押し付けても良いし。
神様なのに、相変わらずいい性格である。
黒乃さんが、しびれを切らしたようだ。
黒乃 「太郎様、セクシー・アピールに何故反応しない!」
根田 「試食中ですし、どう料理するか考えてたんですよ。アピールしても私は性欲無いんですから、困ります。」
黒乃 「太郎様、乙女のアピールには、きちんと反応する!それが礼儀。」
そんなこと言ってもねぇ。面倒だからお菓子出して、ごまかそう。
根田 「すみません。気が利かなくて。私のこと嫌いになったら、黒宮さんの所に戻っても良いですよ。一緒にいるの嫌でしょうし。」
お菓子出す前に、言ってみた。
黒乃 「嫌いにはならない!これは、焦らしプレイ?そんなことすると、私興奮する!私のターン!太郎様にいやらしい攻撃!」
脱ぎたて、ホカホカパンツを投げてきた。
危険な攻撃だ!主に、評判的な意味で!
限定神域空間を展開して、逃げ込んだ。
黒乃さんはブーブー言ってるが、光華さんと玉樹さんに怒られてる。
竜は、残ってたケーキ食ってる。マイペースだな。
朝まで引きこもろう。黒乃さんがノーパン状態で、何するかわからんからな。
部屋に立入禁止と遮音の効果を付与して良かったよ。
朝には、機嫌も治るだろう。やれやれだ。
明日は、ブイヨンとシチューの作り方を教えよう。
聖女さんたちも呼んで、これも出汁の一種だって教えれば、色々理解するだろう。
コンソメは、ブイヨンを処理するから、地上の者が工夫するのが良いだろう。
今回は、研究職の二人は呼ばない。ウサギガラスープは、知ってるんだから、うまみ成分とかは、地上の者が気付くべきだしね。
あ、黒乃さんパンツ穿いた。これなら、朝になれば大丈夫だな。
しかし、ターン攻撃ネタとは、やりおるな。やった攻撃が最悪だけど。
そんなことを考えながら、燻製とかハム・ベーコン・ソーセージなんかを作りつつ、朝まで引きこもった。
次回は、リス肉の処理予定です。
引っ張ってすみません。焦らしプレイじゃないです!文章力が無いだけです。
申し訳ないです。




