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第四十九話 河の物流と海運

説明回です。

文章力が上がりません。申し訳ないです。

文章を書くだけで、余裕が無くてお礼を書いてませんでした。

ブックマークなどして下さる読者様、ありがとうございます。

作者は中年のおっさんなので、新しいこととか仕組みを覚えるの苦手なんです。

申し訳ないです。感想へ返信する余裕は無いですが、書いていただければ、きちんと読みます。

見捨てないでくれると嬉しいです!

船着き場へ着いた。


冒険者さんが言っていたように活気がある。

簡易宿泊所もあるみたい。

漁港じゃないから魚の水揚げとかは、当然してない。

日本は島国だから感覚的にわかりにくいけど、国際河川が流れている国などでは、川魚とかを水揚げする港が、結構あったりする。

日本でも漁協のある川には、水揚げする場所あるけど関係者とか釣りする人以外は、あまり気にしないよね。

あ、日本の場合、川の関係者は、漁協の漁師さん以外に電力会社の人とか水道関係の人とかいる。

水力発電とか飲料水として川の水を使ってるから。

農家の人も田んぼとかで使ってるとこあるけど。

話がそれたな。

精霊達の話だと今いる聖都の船着き場は、河で移動する旅客向けと貨物向けだそう。

商人ギルド管理になっているので、聖光国の兵士などはいない。

問題があった場合は、商人ギルドの責任になる。

聖都の下水につながっている取水口があるので、騎士団の見回りはあるそうだけど。

税金などは、街に入る時払うので、役所の出張所みたいのは無い。

川魚などの水揚げを全くしていないわけでは無く、倉庫の隣の場所で多少はしているそうだ。

船着き場で消費する程度だそうだが。(聖都で魚屋は見たことない。)

まあ、水魔法が使える者は、貨物船などに雇われているのが普通なので、小舟で河の中まで行って漁するとかは無いそう。

河原から投網で捕るか釣りだそう。

だから、捕れるのは小魚か小さい蟹ぐらいだって。

水魔法の障壁の魔道具が設置してある船着き場と橋の周辺だけしか普通の者は、漁をしないそうだ。

まあ、冒険者さんも言っていたけど大型の魔物出るみたいだからね。

直ぐ逃げれる場所で無いと危険だからな。

話は変わるけど、船着き場の様子だ。


根田 「冒険者さんが言ってたように、活気がありますね。」


光華 「そうですね。この河は、サンサーイ公国の”水源の泉”を水源にしている国際河川ですから。」


”水源の泉”って、万年青で水野さんが言ってたやつか。聖域になってて、神族と精霊、聖獣しか立ち入れない場所の。


根田 「”水源の泉”って、水野さんの管轄のやつですよね?サンサーイ公国と魔族領の間の山脈にあるんでしたっけ?」


黒乃 「そう。人族の活動域向けだと三か所ある。この河は、その一か所が水源。水野様の加護があるので枯れない。」


ん?三か所?”水源の泉”って複数あるの?


根田 「ん?”水源の泉”って複数あるんですか?それに人の活動域向けって?」


玉樹 「水野様管理の”水源の泉”は、複数あるんですよ。黒乃の言ったように人の活動域向けは、三か所あります。私の世界樹の森に五か所あります。魔族領は広いから20か所だったはずです。必要があれば増やしますし。」


根田 「そうなんですね。”水源の泉”以外にも水野さんの加護が無い普通の水源があるって、万年青で聞きましたけど。」


竜 「そうですよ。聖都の周りだと東の川が普通の奴です。渋柿採りに行った山が水源です。」


ああ、あの川ね。

渋柿採りに行くときは、気にしなかったんだよな。

小川って感じだったけど、水棲の魔物に会わなかったな。いるんだろうけど。


根田 「なるほど。渋柿採るのが目的で、気にしないで通り過ぎたので、そこまでわからなかったです。あそこも魔物出るんですよね?」


光華 「出ますよ。こっちの河ほど大型のは、いませんけど。」


今度どんな感じか見てみよう。


根田 「東の川にも今度行きましょう。ドリルタニシみたいに冒険者が何か捕ってるかもしれませんから、見聞したいです。」


黒乃 「わかった。今度行く。太郎様、興奮したら河原で押し倒しても良い!周りの者には、ダークマターで見えないようにするから、遠慮しなくていい!あ、声も漏れないから心配いらない。」


こら!問題発言は、地上の者に認識できないようにしてるけど、人が沢山いるのに、そんなこと言っちゃ駄目でしょ!

自分で乙女だって言ったのに、破廉恥ですよ!闇の大精霊様。


根田 「黒乃さん、駄目でしょ!人ごみの中でそんなこと言っちゃ。いくら認識できないからって、破廉恥でしょ!」


黒乃 「太郎様、固いこと言わない。いやらしいことに触れれば、性欲が得られるかもしれない。私なりの気遣い。」


黒乃さんがウインクした。

可愛らしいけど、それって、気遣い?

一応、嘘では無いようだけど、他の思惑が強い気がする。

エレー様からも性的なことで、からかうなって言われてるから、気遣いなのか?

それともこの小太り中年ぼでぇの純潔を狙っているのか?

この体は、エレー様が用意した新品ぼでぇだからな。

穢れた日本の体と違って、ウフーンな行為はしてないから、童貞ぼでぇなのだ。

おっさんの童貞は、美女の純潔と違って、価値は無い筈だが。

…はっ!神の体液によって、精霊はパウァアップするとかなのか?可能性あるな。

藪蛇になるかもしれないから、確認はしないけど。

だが黒乃さん残念!俺も期待した藻埜随喜の効果でも超絶一瞬しか性欲得られないのだから、無駄なのだ。


根田 「気遣いは嬉しいですが、無理ですよ。藻埜随喜でもあの結果ですから。不思議なんですが、皆さんのような美女が、自分のような不細工中年を何で好きなんですか?」


玉樹 「太郎様、我々精霊は見た目を変えられますから、真面目な者や優しい心に惹かれるのです。太郎様だって、見た目は変えようと思えば変えられますよ。でも今の太郎様は、優しい人柄の見た目で素敵ですよ。ご自身のことを不細工中年などと言っては駄目です。」


見た目は変更できるみたいだけど、エレー様がイケメンは駄目って言ったんだよ。

今更変えないけどさ。この姿が有名になったし。

玉樹さんの言葉にも嘘は無いみたいだね。

でもこの世界の神や精霊の本来の見た目は、美男美女で綺麗だからね。

濃い顔だけど。

見識さんは、人の見た目じゃないから、特別だ。

基準が人の感覚と違うのかもね。

自分も神様だけど新米だから、良くわからん。

こんな事考えるのは、後にしよう。

せっかく、船着き場に来たんだし。


根田 「まあ、見た目の話は良いですよ。貨物の積み下ろしとか見てみましょう。船も近くで見たいですから。」


竜 「太郎様、邪魔にならないように、不可視モードになりますか?」


根田 「いえ、せっかくですので、人と話してみましょう。」


そう言って、船の方へ行ってみた。

貨物の積み下ろしは人力だ。

船は帆船とか曳舟かと思ったけど違うね。外輪船ってやつだ。

船の両脇に外輪がついてる。

蒸気機関では無いみたいだけど、魔道具だろうな魔石動力の。

水車とか製粉用魔道具は、回転機構あるから、その応用だろうね。

地球でも人力の外輪船は古代ローマにあったようだし、不思議は無いか。

中国なんかだと宋の時代には、大型外輪船を運用してたようだし。

曳舟は、魔物がいるから危険で運用できないよね。

魔法があるのに貨物の積み下ろしが人力なのは、不思議な感じだ。

まあ奴隷がいるから、設備投資するより安いのかもね。

あ、休憩してる船員がいる。

ちょっと話してみよう。


根田 「すいません。ちょっとお聞きしてよろしいですか?」


船員 「何だオメー。何か用か?」


力仕事やってるから、荒っぽい感じだな。


根田 「休憩中すいません。見ての通り辺境から来たもので、河の船とか見るの初めてなんですよ。お話が聞ければなと思いまして。」


ニコニコ笑顔で話してみた。

あれ?商人風の人が、こっち来た。


商人 「おお、噂のネタ様じゃないですか。船員が何か失礼を?それともうちの船に御用ですか?」


この船の船主さんかな?

ちょっと聞いてみるか。


根田 「いえ、船員さんには、お話が聞ければと話しかけただけです。船に用事というわけでは無いのですが、私のことをご存じなのですか?」


商人 「ネタ様は有名人ですからな。全属性大神官様で特級冒険者、二つ名を”美味い物伝道師”。水あめの作り方を授けたのは、広く知られてます。」


冒険者たちよ、変な二つ名広めんな!


根田 「ははっ。二つ名は知りませんが、私も有名になったんですね。耳の早い商人の方なら、ご存知かもしれませんが、私は神託で、聖地から人族の活動域を見聞するために来ていますので、船のこととかどんな物を運んでいるとか、お聞きできればと思ったのです。」


船員 「あんたが、ネタ様か。芋揚げたのとか天ぷらで有名な。さっきは、オメーとか言って悪かったな。前掛けしてるって、本当なんだな。」


商人 「こら!そんな口のききかたをするやつがあるか!ネタ様は聖光国の国賓だぞ!すいません。礼儀知らずで。」


根田 「お気になさらず。大切な荷物や人を魔物などから守りながら、運んでいるのです。礼儀よりも力が重要な責任ある仕事です。私は、堅苦しいのは苦手ですから。」


神様スマイルだ。


商人 「ネタ様がそう言われるなら、今回は不問にします。うちの船でよければ、どうぞ自由に見てください。荷の積み下ろしに暫くかかりますから。」


根田 「有難うございます。この船は外輪船ですが、河の水深が浅いのですか?動力は魔石式の魔道具のようですが。」


商人 「河の水深は、それほど浅いわけでは無いのですが、岸に近い場所は浅くなりますからな。帆船などは海で無いと運用しておらんです。おっと、まだ名乗ってませんでしたな。私は、サンサーイ公国で物流の商会を営んでおるヤナギと申します。お見知りおきを。船の動力は、ネタ様が言われたように魔石式の魔道具です。」


サンサーイ公国の物流屋か。

なるほどね。


根田 「こちらは、貨物のようですが、旅客も乗るのですか?」


ヤナギ 「うちは、貨物専業です。貨物と人を一緒に運ぶ商会もあるのですが、効率が悪いですからな。」


そりゃそうだ。

貨物に旅客を乗せると設備も増えるし、効率が悪い。

何より護衛に人員を増やす必要あるからな。


根田 「なるほど。ごもっともです。こちらの船は、どこ向けですか?」


ヤナギ 「これは、サンサーイ公国行きです。この河は、ドワーフ国経由でサンサーイ公国へつながっているので、各地へ寄りながらですな。河がコクモツ皇国で海につながっているので、南方の胡椒やコクモツ皇国の海産物などを運んでおります。コクモツ皇国までは、帆船で運んでいます。その方が安いですから。ははっ。」


そうなんだ。

流石に商会やってるだけあって、コスト意識が高いな。

帆船なら魔石も外輪船より使わないだろうし。

海産物って何だろう?


根田 「確かに海運は、帆船の方が安いでしょうね。水魔法の障壁の魔道具を使うにしても。ヤナギさん、海産物には、どんなものがあるのですか?」


ヤナギ 「海亀の甲羅などですな。ドワーフが鼈甲細工などもしますので。海亀の魔物の甲羅は、盾として加工するので、内陸までは入ってきません。後は、乾物で烏賊の干物などですな。魚の干物はそれほど日持ちしませんから、運んでおらんです。」


素材とスルメか。

まあ、そんなところか。

でもスルメとか聖都で見ないけど。


根田 「なるほど。素材と烏賊の干物ですか。聖都向けには降ろさないのですか?」


ヤナギ 「素材は聖都向けでは降ろしませんな。胡椒がほとんどです。烏賊の干物もドワーフ国向けです。酒のつまみで。」


やっぱりそうか。

ホタテの貝柱とかは、どうなんだろう?


根田 「納得です。烏賊の干物は酒に合いますからね。干した貝などはどうですか?」


ヤナギ 「うちでは運んでませんな。野菜と煮ると美味いのですが、内陸国では需要が無いので。」


それは残念だ。

ホタテの貝ひもとか、つまみで美味いのに。


根田 「それは残念ですね。ホタテの貝ひもを干したのとか酒に合いますけど。」


ヤナギ 「ホタテは、コクモツ皇国より北ですな。コンサーイ帝国や魔族領でないと捕れません。コンサーイ帝国は、輸出できる状態では無いですし、魔族は少ないですからな。入らんですよ。しかし、ネタ様は良く知っておりますな。流石、”美味い物伝道師”と言われるだけあります。」


ヤナギさんが頷いてる。

止めてよ!その二つ名。料理人みたいじゃん。

自分の職業は、大神官と錬金術師なんだけど!


根田 「いえいえ、聖地でも食材として食べるので、知っているだけです。ヤナギさん、その二つ名は止めてくれませんか?料理人みたいですよ。私は、大神官かつ錬金術師であって、料理人では無いですから。」


困った顔したら、ヤナギさんが笑ってる。


ヤナギ 「ははっ。ネタ様は、一流の料理人より料理の腕と知識がありますからな。本来の職業より、料理人と思われてますよ。」


勘弁してよ。

調理依頼があっても作らないからね!

そんな話をしてたら、貨物の積み下ろしが終わったようだ。


根田 「作業が終わったようですね。ヤナギさん、有難うございました。参考になりましたよ。サンサーイ公国などへも行く予定ですから、また、お会いできるかもしれません。ドワーフ国の方へ聖地の酒の作り方を教えたら、サンサーイ公国と研究すると言ってましたから、新しい酒が、そのうち出来ると思います。再会したら一杯やりましょう。食材次第ですが、つまみを作りますよ。お元気で!」


ヤナギ 「おおっ!それは楽しみですな。サンサーイ公国でお会いしたら、案内しますよ。新しい酒ですか。良い情報を貰いました。ネタ様もお元気で!」


そう言って、ヤナギさん達を見送ってたら、下流の方が騒がしいぞ。

何だろ?


根田 「何かあったんですかね?」


光華 「旅客船が魔物に襲われてるようですね。」


根田 「水魔法の障壁で、かなり大型のもの以外は、大丈夫では無いのですか?」


黒乃 「水棲の奴はそう。鳥とか飛ぶ奴は駄目。」


飛行系の魔物に襲われてるのかな?


根田 「なるほど。飛行系の魔物に襲われてるのですか?」


玉樹 「太郎様、あれ見てください。微妙なのに襲われてます。」


どれどれ?

ん?鳥じゃないぞ。トンボとかでもない。

何だよ!またかよ。

少ないんじゃないのかよ。


根田 「また蟲ですか。確かに飛びますし、水辺にいますけど。」


竜 「あーあ。あの船、運が無いですね。乗員は、体液吸われてミイラになりますよ。」


読者の皆さんは、何だと思います?


”蚊”ですか?


残念!違います。


正解は”アメンボ”です!


どう考えても食えないよなぁ。

20cm位の大きさのアメンボが、集団で船襲ってる。

確か『大和本草』(貝原益軒著)には「有毒」となっていて、鶏とか犬が食うと死ぬんだっけか?

助けた方が良いのかなぁ?

地上への介入になりそうなんだよね。

本来、死ぬ者を助けるとかさ。

どうしよう。

根田さんは、非情な決断をするのか?

まだ考えてません。


参照参考文献

外輪船

ウィキペディア:https://ja.wikipedia.org/wiki/外輪船

アメンボ類

ウィキペディア:https://ja.wikipedia.org/wiki/アメンボ類

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