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8 英雄の集会



 重苦しい重圧と緊張。張り詰める空気の中、私は静かに固唾を飲んだ。



 煌びやか飾り付けられる装飾、その周りに控える人々の全ては無表情を決め込み、動こうとはしない。やはり洗礼された従者と言うべきか。見習うべき対象であろう。その中には一度二度拝見した、上流貴族、王族に控える大臣の姿も見える。この状況下がどれほど重要かつ、大変な事態であるか物語るかのように。


「なあ、ミーシャ。王様はどういう要件だと思う? 絶対大事だよな」

「ご主人様」


 私の緊張感返してください。何故大声でしゃべるんですか。

 この人は本当に空気を読まない人だ、心底呆れと同時に頭痛が襲いかかる。お蔭で幾分か緊張はほぐれました。お蔭で王族関係者に睨まれる形になりましたが。


「王様のご到着、皆の者控えよ」


 大臣の言葉に規則的に騎士たちは膝をつく。その動作に合わせるよう、我々も膝をつき、頭を下げる。ご主人様はぎこちなくしかめ面で真似をする。その動作はぎこちなく、隣から見ていても不安になる。

「面を上げよ、今日の収集は儂の独断だ。もっと楽にしてくれると助かる」


 一国の王にそう告げられ、そうですかと姿勢を崩す者がいるでしょうか。英雄達はただ沈黙し、ゆっくりと顔を上げる。張り詰めるような緊張感は場を支配し続ける。


「そうすか? だったら遠慮なく……うぐっ!?」


 胡坐を掻きかけたご主人様の腹打ち。この人の面倒は私が見ていないと本当に危うい。その光景にカサルは呆れ、ルルイエもクスクスと笑っているように見えた。


「今回の件に置いて非は全面的に我ら王族にある。その事を重々承知の上、続けてもよろしいか?」

「もちろんです、して何故英雄達わたしたちを収集したのですか?」


 沈黙の中、ルルイエ様が発する。今までの態度とは一変。普段は軽く、おちゃらけた様子だが事態によりこのような真剣な面持ちを見せる事がある。王族直々の依頼、全ての英雄達の緊張が肌を通し、伝わってくるようだ。


「先日、カイ・イトウ殿による【百六十六層】の制覇。改めて礼を言わせて貰う。だが今回、新規層の解放はなかった。集まって貰った理由は他でもない。貴殿らに【百六十七層】の迷宮制覇を要請したい。」


 英雄たちの表情が目に見えて強張る。状況の深刻さを理解したためだ。


「現在、【百六十七層】は我ら王族とギルドの対談の元、無期限封鎖を王都全土に発令しておる。ギルドや迷宮探索者メイズファミリアにも通知は行き渡っておるだろう。三か月前、【百六十五層】【百六十六層】【百六十七層】は解放及び探索がなされた。しかし【百六十七層】に突入した迷宮者九十六名は、現在も生存確認がなされていない」

「……王様、一つよろしいでしょうか」

「なんじゃ、レフレシア・カース殿」


 一人の少年が腰を上げる。騎士のような甲冑を纏い、研ぎ澄まされた動作と冷ややかな視線で王様を見つめる。人々を凍らせるような瞳は青色の前髪、薄らと見え隠れする。しかし、常人が直視すれば一瞬ひるんでしまう程の鋭い眼。

 【冷徹英雄ブリザード】、レフレシア・カース。探索者達を持つ団長として唯一異質、かつ確かな実績を収める最年少の英雄名を持つ少年。


「現状における全ての英雄を招集した。王様はそう口にされましたが、【漆黒英雄ブラッティ】、【灼熱英雄フレイム】の姿が見当たりません。【漆黒英雄】はまだしも……キャロル・エマールは現在王都に身を置いているはずです。説明して頂けますか?」


 【冷徹英雄】の言葉に王様は表情を曇らせる。付き人と大臣もバツの悪そうに顔を伏せ、カースに視線を向けまいとする。


「……数日前【灼熱英雄】キャロル・エマール率いる先鋭部隊に【百六十七層】の迷宮制覇を依頼。以降、連絡が取れておらん」

「それは、まことですか?」

「事実じゃ。今回、我ら王族が独断で行った制覇依頼により、キャロル・エマール殿を含む三十名の安否は不明。この依頼には彼女等の【救出】の意図も含まれている」


 その場にいる英雄達は言葉を失い、ただ茫然と立ち尽くした。


 王族とギルドの会議の元実行された【百六十七層】の全面封鎖。迷宮探索に置いて迷宮者こそが最優先とと言う考えの元、現在の地下迷宮は王都に監視、及び管理されている。故に【百六十七層】に置ける数十名の死者数は余りにも危険、そのため王都側も迅速かつ慎重に”対処”をしなければならない。にも関わらず、今回の独断の探索依頼。王族は、何を事態を理解しているでしょうか?


 突然、カースは立ち上がる。付き人と大臣は動揺し、敵意を露わにする。しかし彼は気にした様子もなく口を開いた。


「今回のくだん、非は王族にあるとおっしゃいましたね。【灼熱英雄】の先鋭部隊が連絡不能、生存確認すらされない状況で我々に【百六十七層】に事前情報、明確な探索案クリアプランなしに彼女等を救出、及び迷宮制覇を成し遂げろと。そう仰っているのですか? 王様」


 王様は俯き、沈黙する。【冷徹】の言葉は明らかに目上、しかも最上の位である王族に対し無礼極まりない。状況を重々、噛みしめて静寂。付き人や大臣は怪訝な視線を送るものの誰一人として言葉を発しない。


 王族からすれば【灼熱英雄】の先鋭部隊に迷宮探索依頼を出した時点で事の重要性はバカでも分かる。【百六十七層】は既に迷宮者を数十名の死者を出し、探索が行われないまま即時封鎖された。が、しかし。同時に解放された二層は既に攻略。新たに出現しない新規層を考慮すれば……攻略するしかないのだ、如何なる犠牲を払ってでも。

 もちろん、王族かれらも最善を尽くしたつもりだろう。【灼熱英雄】の功績はこの数年、目を張るものがあり誰もが彼女等の制覇を疑いもしなかった。


 その判断は完全なる誤りだと。【冷徹英雄】は遠回しに発言している。


「沈黙は肯定と受け取りました。では、失礼させて頂きます」


 王座に背を向け、甲冑の揺れる金属音が徐々に遠ざかる。誰もが彼に対し、怪訝な表情で見送る。しかし、誰一人として彼を止める権利の持つ者はいない。


「待て」


 低く唸るような一言。私は横に首を捻り、声の主カサル様を見つめた。憤怒を押し隠し、捻りだされる声に空間全体が飲み込まれる。


「……貴様、王族直々の依頼を放棄するのか」

「当たり前だ。攻略の目途が立たぬ迷宮探索は武器を持たず魔物モンスターと戦闘するのと同義。バカの自殺行為だ」

「この外道がぁ!!」


 振り上げる拳は少年にあたる事はなかった。


「やめて、カサル。ここじゃ被害が及ぶ事くらい、簡単に想像できるでしょう?」


 鏡が反射したような光の壁がカースの周りを覆い尽くす。宝石の中に包まれるような彼の姿に外野は騒然となる。これこそが【鉄壁英雄】ルルイエの真骨頂であるためだ。


 自身の指定した場所に透明の壁を創り出す魔法。基本的な防御魔法は魔力を変化させ、周囲を防護する。しかし彼女、ルルイエが使う魔法は瞬時に”指定した位置”に魔力の壁を創り出す。この異常性は魔法を扱う者ならば容易に理解できるだろう。天性の際と熟練した技術でようやく到達できる境地。

 

 無駄のない美しい程の【防護壁シールド】に人々は呑まれた。


「……すまない。感情的になり過ぎた」

「んっ、わかればいいの」


 防護壁を解除し、にこりと笑いかける。普段の彼女の雰囲気に戻る。あの顔を見る事が出来るのは真剣になった時のみだろう。

 カースは彼女を一瞥し、ふうと息を漏らした。そのまま玉座を後にし部屋を去る。カサル様は未だ睨みつけるよう扉を凝視し、名残惜しそうに姿勢を戻した。


「王様、カースを擁護する訳ではありませんが情報が少なすぎるのは確かです。我々、迷宮者にとって迷宮探索は常に死と隣り合わせ。例え塵程の可能性でも、有利となる情報を集めなければなりません」

「……無理難題なのは承知の上だ。しかし、これ以上【灼熱英雄】の不在をこちら側では隠しきれん。それによる王都への損害は、測り知れんだろう」


 なんと勝手な、私は心の中で毒づいた。この様な事態に陥ったのは自分達の失態だと述べて置きながら、自身達の保身に走る様な言い回し。キャロル・エマールよりも今後の王都の行く末を憂いている。

 国家を統べる者としたら当然の決断だろう、自身の失態だと公言しているだけまだましと言える。しかし、それに対し残る英雄三人は……表情を硬くした。


「王様、つまりは【灼熱英雄】の部隊救出、迷宮制覇をすればいいんですよね」


 あっけらかんとして、宝剣英雄である彼は告げる。まさか、ご主人様。


「ああ、その通りだ」

「だったら、俺がやります」


 ご主人様の言葉で騒めきで支配される。カサル様は呆気に取られ、ルルイエ様は手のひらで顔を覆い笑いを堪えている。相変わらずと言うか、何というか。


「ほ、本当か。【宝剣英雄エクスカリバー】殿!!」

「半年の間にそんな事態とは知らないもんで。それに治療リハビリにもなるしな、ミーシャ」

「私は従者としてついていくのみです」

「んじゃ、決まりだな」


 重要な会談である事を理解しているのか、このご主人様は。今回の事件は今後の王都の経済的な部分が大きく左右されると言うのに。

 だが、毎度の事とは思うが不思議と納得する。主人様はそういう人だ。


「カサル、お前らはどうすんだ。難癖つけて尻尾を撒いて逃げんのか?」

「……依頼、お受けしましょう。王様」

「ちょっと、カサル。安い挑発に乗らないでよ」

「紛れもない、俺自身の決断だ。否定的な意見を述べたがやらないとは一言も言っていない。キャロルが今回のくだんで生存不明ならば人手は多い程、成功率も上がる」


 それとも自信がないか、そのような含みを持たせた視線を送りルルイエ様を挑発する。この方もこの方で、変に負けず嫌いな節がある。


「王様、【百六十七層】の制覇及びキャロル・エマール率いる先鋭部隊の救出依頼、我らがお受けします」


 ルルイエ様の言葉にニヤリ、と主人様が笑う。この人の行動で結局、三人の英雄がかり出される事となった。しかし今回はキャロル様が関わっているのも大きいのかもしれない。


 先日の会話、キャロル様が口にした言葉が脳内で反響し、収まりがつかない。何故この様な感情が胸の奥で渦巻くのか、理解できぬまま王座の前まで訪れてしまった。しかし、事態が事態だ……頭を切り替え、早急に探索案を練らねば。

 胸の奥のしこりを見てみぬふりし、ご主人様の後へと続く。何故かその背に身を預け、甘えたい。そんな衝動に駆られながら。






 現在の地下迷宮ダンジョンへ向かうのは容易だ。経験かつ技量のない若者でも探索者達メイズファミリアに所属させすれば【迷宮者】としての道を歩むことは難しくない。

 故に彼らは知らない。古来、迷宮は【危険地帯】とし大陸全土から畏怖される禁断の地であったと。人間の手が加えられ、管理及び整備された迷宮の【下層】【中層】を築き上げたのは命を賭し、未知の領域に足を踏み入れた敬拝すべき先駆者が数百年の年月をかけ積み上げた屍の上に立つ。

 人々は忘れていた。地下迷宮は大陸全土の希望の象徴、その本質は我々が軽々しく触れてはならぬ、禁断の扉だと。





「深刻な事態だな、これは」


 場所は変わり、ギルドの一室。貴族の別荘と大差変わりのない内装を見た者はどこのボンボンであるかと疑いを向けるだろう。しかし、ここはご主人様の自宅である。

 ギルドの食堂ほどのスペースを持つテーブルには様々なものが溢れていた。地下迷宮の地図や資料、収集した情報の山が縦長の机に隙間なく埋もれる。


「灼熱のファミリアは規模が数千人程だからねぇ。そのトップが数日間不在じゃしょうがないと言えば、それまでだけど」


 数日前からある噂が王都を騒がせていた。【灼熱英雄フレイム】率いる先鋭部隊が失踪がした、そんなものだ。


 噂は街人から商人、行き会う旅人や外来人にも拡散し、王都全土に軽い混乱をもたらした。強く影響を受けた【灼熱英雄】の探索者達メイズファミリアの滞在する、城門付近には噂を聞きつけた人々で溢れ、噂の真否を問おうと連日騎士たちの世話を焼かせている。

 その影響はギルドもこうむる事となる。ギルドはあくまで迷宮者達の憩いの場、交流所としての役割だが、迷宮者でない素人にしてみれば違いなどない。押し寄せるように人が雪崩れ込み、受付のエルシー様も連日対応に追われている。


 この混乱が王都だけでなく大陸全土に拡散すれば、大変な騒動と化す。すでにその余波のようなものが至る場所で影響を及ぼしている。


「王都全体の混乱は収まりがつかんだろう。【灼熱】と【冷徹】を信仰する団体も少なくはない。今回の暴動も半数以上が奴らだろう」


 深刻な表情でため息を吐く。カサル様の気持ちはわかる、これは異常事態なのだ。

 今回の件、【灼熱英雄】のファミリアは周知の事実であろう。関係者も無用な混乱を避けるため頑なに口を割ろうとはしない。だが、首領の不在は第三者の目からも不自然、明るみに出るのも時間の問題だ。

 故に、王族は【英雄】達に緊急依頼を通達した。自身の失態による混乱とその他被害の拡大を防ぎ、灼熱英雄フレイヤの先鋭部隊の回収を急がねばならないのだ。王都全土の経済及び人々の混乱を最小限に抑えるために。


「にしてもキャロルとカースを崇拝するとか正気かよ。マジで笑えてくんだけど」

「あの二人、ただの獣好きとプライド高い坊ちゃんなのにねー、ぷくくっ」

「貴様ら真面目に攻略する気があるのか!!」


 頭痛の種はこの場にもあるのですか。胸の内に溜まる感情を吐き出し、目の前を見据える。


「御三方、【百六十七層】の情報は集まったのでしょうか?」

「もちろん、ギルドの人達も色々手伝って貰ってねー」


 円状のテーブルに資料の束を広げる。様々な形状を持つ皮の紙に記される文字の羅列を一つ一つ、目に通していく。しかし、【進行役クリエーター】が機能していない現状、大した情報が得られない事は目に見えている。


 新規の階層を攻略する際、一番最初に足を踏み入れる者を【進行役クリエーター】と呼ぶ。空間認識系の魔法具を駆使し、卓越した技量で自身の身を迷宮に捧げる職業。

 故に”生贄”と称され敬遠されがちな職種だが、報酬は確かなものがあり。王族直々の報酬、選抜された騎士の編成パーティの下で階層の地図作成を行う。罠や魔物の生息地など細かな部分までは作成出来ないものの、簡易的な迷路構造を記した”標本”は模写コピーされギルドや探索者達ファミリアの元へと拡散される。


 【進行役】の創り上げた地図を元に攻略計画を練り、攻略の目途を立てる。階層により攻略方法は様々、だが今回に限り経験データは無価値だ。

 が、今回に限り【進行役クリエーター】は機能せず、現在も【百六十七層】は構造は解読不能。


「有益な情報はないようだな」

「と言うか、どれもこれも情報がバラバラだねぇ……。信憑性のカケラもない感じ」


 カサル様は深く椅子に腰かけ、腕を組む。ギルドに伝わる情報には噂やデマなどが混在する。そう言ったモノをバカ正直に信じ、進むのは余りに危険だ。

 故に【百六十七層】の情報は無いに等しい。足を踏み入れた迷宮者すべてが帰還せず、遺留品すら残されてない状況だ。カサル様指示の元に行った情報収集もも大した成果はなく、状況は進展しない。


 となれば、やはり……方法は一つしかありませんか。


「一つ、宜しいでしょうか」

「んだよ、ミーシャ!!」

「失礼、しかし会議に意味はないように思えまして」


 ご主人様とルルイエ様はポカン、と呆ける。


「どういうことだ、ミーシャ」

「空の鍋をいくら煮詰めてもしょうがない、と言う事です。現実に【灼熱】の先鋭部隊は攻略不可、生存すら不明です。我々と同じだけ、いや私たち以上に慎重かつ確実な技量と経験データを持ってして制覇出来ていないのでしょう」

「成程、迷宮構造は分からない。【百六十七層】の罠や魔物も未知数。いつも通りの方法は通用しない、わけか」

「その通りです」


 無用な策を練るよりは行動した方が確実ではないか? 私は遠回しにそうお伝えする。


 地下迷宮の階層に置いて、過去の記録は大した意味を持たない。傾向や魔物の種類等は記録に残されるものの、一層毎にランダムに変化する地理マッピングと罠、魔物の配置に置いて”確実”な編成を行うのは不可能だろう。

 無謀な上、ミイラ取りがミイラになる危険性は否めない。しかし、煮詰めても状況がこれ以上悪化する事はあっても改善する事はない。


「私個人の考えとしては、御三方が編成を組み【百六十七層】に突入した方が確実だと思います。策士策に溺れる、無用な考えは邪魔になるだけかと」


 考えを述べ、三人は沈黙する。私自身、バカけた意見をするものだと自分の中で苦笑する。しかし、早急にこの事態を解決しなければ……焦る気持ちが先行していた。

 ご主人様は椅子に深く腰かけ、口を開く。


「にしても初めてか? 俺達が編成を組むなんて」

「当たり前でしょ、三人の英雄が迷宮探索に出向くなんて、滅多な事がないとね」

「……正気の沙汰とは思えんがな」

「じゃあ、逆転の一手でもあんのか、カサル」

「あるわけがないだろう、この状況で」

「しょうがねえ! もう一か八か潜るしかねえだろ!!」

「そんなに無計画な作戦で大丈夫なの? 第一、私未だにキャロルが失敗したって信じてないよ?」


 ルルイエ様はムスッ、と頬を膨らませいじけた幼児のようになる。キャロル様の技量を信用し、考慮した結果だ。


「んなの、俺だってそうだ。でもあいつの性格は誰よりも理解してるつもりだよ。アホみてえに分析して仲間の危害を最小限に抑えた、完璧に近い編成を組みやがる」


 だからこそ、と意地悪く含みのある笑いを向ける。


「”まとも”に潜っちゃ、俺達も制覇出来ないってこった」


数年間使ってた文書ソフトがフリーズで使い物にならなかったり……

思いつきで書いたため人物や設定練り直してたり……

暑さでやる気が起きなかったり……


様々な理由で一か月エタりました、お察しください。

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