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自動翻訳の弊害

 新施設で石鹸シャンプーと酢リンス作りを終えて、 お店の就業時間前にお店に戻ることにした。


 お店に入りお店を見回すと、コッペがいたのでキャリーを呼び出してもらうようにお願いした。


 ……。

 …………。


 しばらく待っていると、キャリーが仕事を中断して私の元にやって来た。


「 あの? 社長、何か御用ですか?」


「そうだね、ちょっと確認したいことがあってね。

 今、時間大丈夫かい?」


「仕事も一通り片付いてるので、大丈夫ですよ」


「そっか、それなら。

 ちょっと、二階の俺の部屋に来てくれないか?」


「えっ、それって……」と言って、キャリーが顔を赤くして俯いてる。


 ん? 彼女が、赤くなるような事を言ったか?


「社長なら、いいですよ……。

 私が三人目の社長のお嫁さんかぁ」


「待って、何か勘違いしてないか?」


「えっ!? 今から、社長の寝室に行くんですよね?

  つまりそういう事ですよね?」


「ストーップ!! 寝室じゃなく、社長室の方ね」


 勘違いしたことに気づいた、キャリーは、赤くなって俯いた。

 そのまま、泣きそうな表情している。


「あぁ、ごめんごめん俺が悪かった。

 なんでもするから泣くのはやめてくれ」


「今、なんでもするって言いましたよね」と言って、ケロッとした表情で笑顔をこちらに向けてきた。


「まぁ、とりあえず社長室で話をしないか?」「はい」


 ……と、二人で二階へ上がっていった。


「ハジメさん(お兄ちゃん)、お帰りなさい」


「ただいま」


「失礼します」


「あら、キャリーもいるの?」と、エミリーさんが不思議がっていた。


「ちょっと、別件で用事があってね。

 社長室で話をしようと思ってね」


「そうなんだ」


 エミリーとシェリーと、話をして社長室へ移動した。

 キャリーと一緒に、社長室へ入り。本題をはなした。


「今回、キャリーにココに来てもらったのは、今度の新施設で働いてもらえないかという打診になります」


「新施設って、大きいお風呂がある施設なんですよね?」


「そうそう、そこの管理とか石鹸シャンプー作りとかやる事は多いかな」


「このお店のお仕事は?」


「新施設のほうをメインに、働いて貰いたいと考えてるよ」


「どうして、私なんですか?」


「理由? 一番風呂入るために率先して掃除するくらいに、お風呂大好きなんだろう?

 お風呂好きな奴が、施設の仕事してくれた方が覚えもいいと思ってね」


「社長も聞いてると思いますが、孤児院でシスター見習いやってないと、間違いなくリストア様の元に行く事になると思います」


「孤児院から独立して一人で暮らせるようになっても。

 その貴族は、君の事を強制的に連れて行くのかな?」


「いえ、孤児院という負い目のある子達だからこそ、リストア様は目をつけているので一人立ちしていれば問題はないですね」


「それじゃキャリー、君を施設の正社員として雇うよ。

 部屋を借りて、一人暮らしという形にはなるけど」


「正社員という事は、私を正式に社長が雇ってくれるという事ですか?」


「そうなるね」


「やった、なる予定のない。

 シスター見習いする必要ないんだ」


「ちょっと、気になったけど聞いていいかい?」


「キャリーって、身長はシェリーとあまり変わらないけど、話してると話し方しっかりしていて驚いたよ。年齢はいくつなんだい?」


「身長低くてごめんなさい。

 私こう見えても、エミリーと同じ年なんですよ」


 合法……ロリ様……。


「お兄さん、三人目のお嫁さんに、私とかどうですか?

 小さいけど、いろいろと♡頑張りますよ」


「嬉しい、提案だけど。

 今は、決めきれないかな」


「今はですか……。

 でも、断りはしないんですね」


「まぁ、保留にしてもらえないかな。

 エミリーの同じ年のキャリーにだから言うけど、まだエミリーとやる事やれてないし」


「やる事って、夫婦の営み的な奴です?」


「まぁ俗に言うと、そうですね」


「そんな状態で、三人目とか正直考えられないからさ……」


「それって、ハジメさんが不能なんです?」


 ゴフッ!!なんという事を、俺のガラスのハートが傷つくぞ。


「違うわい!! 教会から色々制限受けていてね」

 思わぬ、発言に素が出てしまった……。


「そうなんですか、まだ私も可能性あるんですね。

 私、頑張ります」


「えっと、頑張るのは仕事のことだよね?」


「せっかくですし、恋も仕事も両方頑張りますよぉ」


 何が、せっかくなんだか……。


「まぁ、仕事は頑張ってね。

 恋の方は、お手柔らかにお願いしますね」と、冗談含めて言っておいた。


「はい、よろしくお願いしますね。お兄さん」


「それじゃ、施設の案内したいんだけど。

 今から大丈夫かい?」


「はい、よろしくお願いします」


「そしたら、施設へ行こうか」と言って、社長室を出た。


「ちょっと、キャリーに施設の説明があるから施設まで、出かけてくるよ」


「ハジメさん、今からですか?」


「うん。今から施設のお湯張るから、エミリーとシェリーも二人とも来なよ」


「「はーい」」


 エミリーから、耳打ちされた。

「ハジメさん。キャリーから告白されませんでした?」


「なんで、それを? 」エミリーに、耳打ちで返す。


「彼女は、ハジメさん狙いですよ最初から、ただ本人が身長低いのを気にしてて年下と思われてるから無理だろうと思ってた所を、ハジメさんがシェリーを娶ったので、可能性を感じたとか言ってましたし……」と、更に耳打ちで返された。


「続きは後で話す……」と、エミリーに耳打ちして。

 四人で施設に移動することにした。


 徒歩で移動して、施設に着いた。

 施設はすでに誰もいないはずと思ったが、灯りがついていた。

 建築スタッフが、お風呂を使ってるのだろう。


「鍵も空いてるみたいだから、皆入って」


 三人とも付いて来る形で施設に入って来た。

 まずは、シャンプーとリンスの製造場所を案内するね。


 飲食スペースに移動し、石鹸シャンプーと酢リンス壺を置いたスペースへ移動した。


「ここで、シャンプーとリンスの作ってもらいます。

 作った酢リンスは、冷蔵庫に入れて置いてください。

 次に、石鹸シャンプーは隣の常温倉庫の壺に入れるようにしてください。

 常温倉庫は、もともと冷凍庫なんで魔道具設置してるけど。

 冷凍の魔道具を使わないようにね」と、三人に一応説明した。


「あの、ハジメさん。作り方は?」


「そうだね設置したテーブルに、作り方のメモ置いてるんで倉庫にある材料を取ってきて

 メモ通りに作ってみてください、自分で使う分のシャンプーとリンス作ってみよう」


「「「はーい」」」


「出来上がったら、冷蔵庫と倉庫にからの壺があるから。

 倉庫に石鹸シャンプーを、冷蔵庫に酢リンスを入れてください。

 完成までは、日にちがかかるから継ぎ足しながら使っていきます」


 作り方メモを見ながら、エミリー、シェリー、キャリーの三人は石鹸シャンプーと酢リンスを作っていく。


 三人は、それ程苦労するなく二品を完成させた。


「お疲れさまー、簡単だったでしょ」と、三人で話をしていたら。

 建物の、灯りが全て消えた。

 ありゃま、建築班のみんな帰ったのか……。俺は、状況が理解できて落ち着いていたが。


 三人はびっくりして、悲鳴をあげてる。


「三人とも落ち着いて」と言って、[ライト]の魔法を使う。

 魔法の効果により、周りが明るくなった。

 三人とも自分に抱きつくような形で、入り口にある電気スイッチの所に歩いて移動して来た。


「ここに、灯りのスイッチがあるから、コレを押すと」

 また施設が、明るくなった。


「ここまで、真っ暗になるなら。

 朝来た時には真っ暗だね、カウンターに灯りの魔道具置いとこうね」


 施設が、明るくなったことにより三人が、俺から離れた。


「次は、三人は女湯の浴槽の様子を見て来てください」

 と言って、三人は女湯に向かっていった。

 俺も、男湯を確認するか。


 脱衣所を抜けて浴槽へ進み、確認をする。

 お湯は、空になっていた。男湯の、水を溜めれる用に開閉門を閉めて。

 三人のいる、女湯も確認しに行った。


「失礼しまーす、えっと女湯も水は空みたいだね。

 三人とも、あそこの浴槽の奥の排水溝の溝に繋がるとこに、小さい水門みたいなのがあるでしょう。

 アレが上がってる間は排水溝に水が流れ続けるから、あの水門を降ろすと浴槽に水が溜まり続けるわけ」


「「「へぇー」」」


「それで、水門が閉まってても溢れたお湯はその水門の奥の、排水溝に流す為の水路に溜まって排水する。

 常に新しいお湯を供給していく必要があるわけね。

 ちなみに、水門式にしたのはドワルドさんのアイデアね」


「掃除とかはどうすれば?」と、キャリーが聞いてきた。


「浴槽を掃除するときは、お湯を水門開けた状態でお湯流しながらすればいいよ」と言って、水門をおろした。


「次の場所に行くよー」


 三人を屋上に連れてきた。


「ここの屋上でお湯を作ります」


「あっ、お家にあるお風呂と同じだ」と、シェリーが言ってきた。


「そうだね、やってる事はお店の裏のお風呂と一緒です。

 水を沸かしてお湯を作る」と言って、シェリーを撫でてやった。


 奥の金属樽用の三つの水の魔道具(魔石を入れて)で水を出して。

(水の魔道具を一つ、ドワルドが追加しています……)


「水桶に水が溜まると溢れて、お湯を作る為の桶に水が移動して、お湯用の桶に水が溜まってから、火の魔道具でお湯を作る」


 しばらく待って、お湯ができてきた。


「それじゃあ、配管室へ行こう」と言って、配管室にみんなを案内した。


「下の方にあるバルブが、お風呂にお湯を送るバルブなんで最初は両方締めておく。

 屋上から、お湯と水がこの部屋にある金属樽に流れてくるから。

 ここで温度を調整する。そこに置いてる水温計を、この金樽に入れて水温を図る」


 三人に水温計の数字を見せる。


「この水温計で、43度になるようにお湯の量と水の量を上から来るバルブの開閉で調整するわけね」


  水温計を入れて水温を計測する。

「また50度!! 水温調節したのドワルドさんか……」


「すいません、ハジメさん43度ってなんのことですか?」


「ん? 三人ともこの数字読めない?」


「わかりません、(わかんない)」


 [アイテムボックス]から、筆記用具とプリンタ用紙を出して43という数字を描いた。


「コレ読める?」


「43ですよね」とエミリーが答えてきた。

 温度計を見せて、「数字読める?」と聞いた。


「わかりません」


 あっちゃー、書いてる文字も自動翻訳されてるのか。


「エミリー、今この水温計が、指し示してる数字をこの用紙に書いてもらえるかい?」

 と言って、プリント用紙と筆記用具を渡した。

 43とエミリーは、数字を書いてくれた。


「この水温計が、さっきエミリーが書いてくれた所まで来たら、温度調整出来たと考えてください。

 これ以上だと熱くなりすぎるし、これ以下だとお湯が緩く感じると思います」


「「「はーい」」」と三人が理解してくれたみたいだ。


「温度調節が済んだら、男湯と女湯のバルブを開くとお湯が浴槽に入ります」


「おーー。すごい施設ですねこれ」と、キャリーが喜んでいる。


「うん。この施設の管理をキャリー、君に任せようと思ってる」


「よかったわね、キャリー」とエミリーが言った。

「お姉ちゃん、良かったねー」とシェリーが言った。


 やっぱり年上だったのかキャリー、見た目はシェリーと年齢変わらないように見えるのに……。


「そしたら、最後はお風呂を楽しんで今日の説明は終了です」


「今日は、女性三人は女湯に入ってください。

 二人は、キャリーに石鹸とかの説明をしてあげてね」


「「はーい」」


「お兄さん、今日は? ……って、まるで三人で入ったことがあるような言い方ですね」


 スルドイ……。


「ノーコメントで」と、発言を控えておいた。


 そのあと各自お風呂に入り。キャリーを教会へ送ってから自宅へ帰った。

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