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望みを託して
ほろほろと二人の亡骸は崩れ去り、
私の抱き締めた手には何も残らなかった。
私は一枚の紙を取り出し花を折る。
石碑、否、
水子塚に其れを供え立ち去った。
何時迄も家族で居られます様にと
つい、私の心から溢れた行為だった。
私も亡くなった家族と
いつの間にか重ねて居た。
大切な人の死から自らの足は止まる。
私の此の行為は傲慢だ。
自らの手で全てを救いたいなど、
ただの自惚れ、慢心だ。
だが、苦しみを知って居る。
其れが伝われば良い。
苦しみを持つ者が救われる一つの方法。
私は、此の場所を後にした。




