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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(夏)
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夏を起こしに

 穀雨。


 夏鳥は突然、

「今日、

 夏の神様の元に挨拶しに行くね。来る?」

 と言う。


 もう、夏鳥の事には慣れきっていたので、

 いつものように頷いた。


 夏鳥は少しつまらなさそうな様子だった。


 神様とまた話した。

 春風と共に朧彦葉命おぼろひこはのみことへお会いしてから、

 少ししか時間が経っていなかったために、

「そのまま頑張ってね〜。」と

 しか言われなかった。


 それにしても、話し方が夏鳥と似ていた。

 もしかしたら、

 この神様に影響を受けたのではと思った。


 なぜなら、挨拶が春風の時と違い、

「霧ちゃん起きて〜。夏だよ〜。」

 こんな感じだった。


 神様も、こんな貼り付けの笑顔の奴に

 かしこまって挨拶されても、気持ち悪いからと

 こんな感じになったらしい。


 これを春風や秋月に伝えたら、

 夏鳥はどうなるのやら。


 一応、

 良かったと思うところを付け加えると

 農作物が育つように他の神様と

 根回ししてほしいとか、

 そういう要望を伝えていた事だった。

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